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そるとが人生を考えてみた

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感受性が豊かで心身に不調を抱えてきたわたしが、人として生きることを考えてみた。
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#アダルトチルドレン

母への思い―ありのままを受け容れてほしかった

あなたからわたしへの"愛"は わたしじゃなくて あなたを向いている 「気づいて」なんて言わないけれど あなたの生き方を 鉄板のように わたしに押し付けないでほしい あなたの世界とわたしの世界は 異なる わたしは あなたがいなくなった後も 生きねばならないのだから 引用: https://www.instagram.com/p/Ckpvv6ruFco/?utm_source=ig_web_copy_link 子供の頃、親は絶対の存在だ。 ご飯を食べて、学

わたしが自由を手放して、取り戻すまで

わたしは庭を持っていた。 広い庭で、木々が植わり、草花が生い茂り、虫たちがいて、土の香りがする。 四季折々の様相を見せるのが楽しみだった。 * 母親がやって来た。 「雑草は汚いから抜きなさい」 「でも、活き活きとしてきれいだよ。それに、雑草っていう草はなくって……」 「言うことを聞かないと、ご飯をあげません」 子供のわたしは何も言えなくて、そのうちに植木屋さんがやってきて、一面の草花を抜いて、すべてゴミ袋に入れた。 茶色い土が見えて、虫たちはいなくなった。

わたしとして生きる意味を。

わたしは否定された。矯正されそうになった。 仕事で「この方法は駄目だ」「変えなさい」と言われた。 「今のわたしのままでは駄目だ」と今まで築いてきた"わたし"を完全に否定して、根本から塗り替えようとした。 それが大きな間違いで。 手を付けた根本から、わたしは崩れ落ちた。 「"わたし"がこの仕事をする意味はあるのだろうか」と正常に感じていたけれど、その思いを踏みにじり、進みすぎた。 昔から否定されることはあった。 感情を否定し、"わたし"がもう分からなくなっていた。