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林檎の妖精 #14

・・・流れ星だろうか?そのあと皆で少し眺めていたが、それ以降星が流れることはなかった。あと少しで誕生日の琴だけが偶然見れたのは、何か運命的なものを感じる。

(・・・なるべく早めに温泉に連れて行ってあげよう。)

そう思った。

その日の夜中、琴から前にもらった「お手紙」を眺めていた。こうやって見ていると、本当に絵が上手くなったなと感心する。

毎日のようにくれるので、結構な量だ。

一枚一枚、丁寧に見ていく。

次々と見ていると、ふと気が付いたことがある。所々に「イシキュアマナム」が描かれていたのである。改めて見返してみると、これまで何度も描いていたようだ。

(全然気付かなかった・・・。)

よく見たら、森の中に居たり川の横にいる絵も描いている。

(何でもっと早く気が付かなかったのだろう・・・。)

あの世界にもう一度行きたい。何の確証も得られていないのに、あの世界に「イシキュアマナム」が居る。何故か自信がある。

(どうやったらまたあの列車に乗れるのだろうか・・・。)

ネットに何も情報が無いことは既に分かっている。何か取っ掛かりになるようなものはないか。

列車に乗ることが出来たあの瞬間を、順を追って思い出してみることにした。

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Created by Ryohei Osawa

こちらは、キングコング西野亮廣さんが現在制作を進めている【夢幻鉄道】という作品の「二次創作」となっています。

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