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【中卒からジャカルタ起業で4店舗】接客で使える英語は行動して学べ

みなさんこんにちは。サロンイングリッシュキャンプです!


美容師さんが接客で使える英語を学ぶにはどうしたらいいのか迷っている方へ。迷うより早く行動することで、出会いもチャンスも広がるという実体験を、海外で活躍中の美容師さんに語っていただきました。海外美容室のリアルな英語事情のインタビューです。

筆者はフィリピン在住5年、美容師さんの英会話指導歴3年の英語講師兼アドバイザーです。数百人の留学生やオンライン英会話の受講生の指導経験を元に、美容師さんのためのオンライン英会話を提供しています。

美容師さんのためのオンライン英会話、サロンイングリッシュキャンプについてはこちらをどうぞ。

接客で使える英語は行動して学べ

HISATO:美容師が接客で使える英語を学ぶには、何よりも実際に現場を知って英会話を体験してみること。そして本当に必要な英会話を本気で学ぶこと。中学英語を学び始める前にまず、海外旅行でも何でもいいから一度体験してみてほしい。英会話も始めることで分かることがたくさんあります。

–––– 接客で使える英語を学ぶためには、まずは実際に話し始めること。やってみないと分からないことがたくさんある!
ジャカルタでOne Piece HAIR STUDIOなど海外4店舗、日本でも鹿児島で1店舗を経営するINTERNATIONAL CREATIVE DIRECTOR (インターナショナルクリエティブディレクター)HISATO SUZUKIさんにお時間をいただき、美容師さんが接客に使える英語を学ぶ方法についてインタビューを行いました。ご自身の体験をもとに、実際に海外で接客に使える英語を身につけた過程や、工夫されたことなどについてお話を聞かせていただきました。
今回インタンビューをさせていただいたHISATO SUZUKIさんとHAIR STUDIO One Pieceについて、詳しくはこちらのWEBサイトでチェックしてみてください。

またこの記事では、HISATO SUZUKIさんのYoutubeチャンネルから写真を挿入させていただいてます。ご協力ありがとうございます。

美容師として海外に出たきっかけ

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HISATO:今年41歳になりますが、海外に出たのは22歳の時でした。きっかけは、スタイリストとしての毎日の仕事の繰り返しに少し疑問が生まれ、何かを変えたいと思ったからです。当時、仕事が少しマンネリ化していて、自分の将来にあまりワクワクする期待が持てない時期でした。
そんな時に家族や周囲からアドバイスをもらい、ワーホリでオーストラリアへいく決意をしました。その頃はあまり情報もありませんでしたが、実家の母親がもともと美容師で、オーストラリアの知り合いにつながるアドバイスをもらい、あまり深く考えずにまずは行ってみることにしました。
目的は外国人のお客様を担当することで、英語はなんとかなるだろうと思って、接客に使える英語などはまったく分からないまま行きました。

–––– 考えすぎる前に、まずは行ってみるという行動をとったというHISATOさん。
17歳で高校を中退してから美容師免許を取得し、そこから22歳ですでにスタイリストとして現場の仕事に携わるかたわら、そのまま仕事を続けた先の将来に疑問を持ったといいます。
多くの美容師さんはスタイリストデビューから数年が過ぎた頃に同じような疑問を持つようで、筆者がフィリピンで英語指導させていただいた美容師さんも、留学やワーホリなどにいくタイミングは20代後半から30代前半の方がとても多かったです。
HISATOさんはいち早く現場に入っていたので、この疑問を感じた時期も22歳とかなり早かったようですね。そして、そこですぐに現地へいく決断をした行動の速さはスゴイの一言に尽きます。接客に使える英語は一切分からない状態だったということで、このあたりは行動の大切さを示していると感じます。

オーストラリアで1年のワーホリ

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HISATO:ワーホリで行って現地の日系のヘアサロンで働かせてもらうことができました。当初お世話になったそこのお店は、お客さんやお店の店長の方は基本的に日本人で、仕事は普通にできました。
一方で本当に英語はまったく分からなかったので、バスに乗るチケットを買うことすらできず、生活するのが大変な状態でした。まずは働きながら、現地の生活に困らない程度に英語に慣れた頃には、ワーホリの期間が終わってしまいました
ワーホリの目的は外国人のお客様を担当することだったので、この時は非常にまずいぞと思いました。海外に行って分かったことですが、言葉が通じなかったりするとすぐに担当を変えられたりします。まして接客に使える英語を知らないどころか、生活自体が大変な状況たったわけで、目的を達成するには接客のための英会話を勉強するのも必要だと感じました。
この時結局、ワーホリの1年ではローカルサロンで外国人のお客様を担当するという目的は、達成できなかったということになります。

–––– 行動してみてはじめて分かることがたくさんあるとおっしゃっていた通り、現地に行ってみることで生活に必要な英語や、本来の目的だった外国人のお客様を担当するための接客に使える英語も、その必要性をかなり肌で感じられたようです。
そして、当初の目的に1年でたどり着くことはできなかったと。その後は帰国されたんですか?

ワーホリから現地の美容学校に入学するために600ドルを持ってカジノへ

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HISATO:この時もうワーホリは期間が終わるので、まずビザの問題がありました。現地で悩みながらも、美容学校に在籍して学生ビザを取得しつつ、英会話も勉強しながらなんとか外国人のお客様を担当できるようになろうと考えました。
ただ、もうこの時手元に600ドルしかない状態で、美容学校に入学するには3000ドルが必要でした。それで、この600ドルを待っていてもしょうがないので、カジノで一晩勝負したら、なんと運良く3,500ドルまで増やすことができて、無事に学校に入り学生ビザも取得しました。

–––– カジノでお金を増やして語学学校に入学されたんですか(笑)!?

HISATO:そうですね、今思えばなかなかすごい話ですね(笑)。この時は結果オーライで学校に通うことになりました。入学にあたって、日本の美容師免許があったので学科試験は免除され、無事に入学することができました。
この学校に入って良かったのは、韓国人やベトナム人などとにかく知り合いが増えて、生活が全て英語に変わったことです。それまでの日本語が使える環境とは違い、とても鍛えられました。
ただ仲間ができた一方で、英語力が上がったどうかは少し疑問で、多少レベルアップはしましたけど接客にダイレクトに使える英語がすぐに身についたわけではなかったです。最終的に自分でなんとかしようと思い、周りの人はみんな翻訳機能がついている電子辞書を使っていた横で、オーストラリアの紀伊國屋に行って1冊の辞書を買いました
この辞書で何回も勉強して、一度目を通したところに赤線を引いてましたが、最終的に真っ赤になるまで辞書をみながら勉強しました。

–––– カジノのドリームから一転して、学校に通う環境でも接客に使える英語がすぐにマスターできたわけではないんですね。そして、辞書を引くというアナログで地道な作業をかなり繰り返されたようです。
おそらく基本的な英語の基礎がない状態だったと思いますが、辞書で徹底的に単語を覚えるというのは、非常に理にかなった勉強方法ですね。ここで一気に英語の基礎力がアップして、接客にも使える英語がかなり分かるようになったようです。

オーストラリアから帰国し、自分のポジションを探る

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HISATO:最終的に2年半滞在して、少しは英語もできるようになり、外国人のお客様を担当するという目的も達成しました。そして日本へ帰国しますが、現地では色々な出会いがあり、そこで出会った方と一緒に帰国して結婚することになりました。
帰国してからは、友達のサロンの立ち上げを手伝いながら、また日本人のお客様の担当をして働くことも考えましたが、ここまで学んだことを活かして自分にしかできないような、他の誰でもない自分になろうという意識がとても強くなりました
美容師の世界の中で、英語ができて外国人のお客様を実際に担当した経験のある自分のポジションが見えてきたんだと思います。接客に使える英語というのは、簡単ではないですが不可能でもないものなので、英語ができる美容師さんは今後は確実に有利だと思いました。
そしてまた、海外で働く方法を考えました。オーストラリアの経験からビザで大変な思いをしたので、しっかりビザを出してもらえて働ける環境を探していて、このあとシンガポールへ行くことになります。そこから出会いはさらにつながって、インドネシアでの店舗の立ち上げになっていきますね

–––– ご自身が一歩一歩進んでいく中で、英語ができる美容師さんというポジショニングだったり、オーストラリアからその後につながるたくさんの人との出会いがあったことが伺えます。
このあたりはまさに、まずは行動してみないと分からないことがほとんどですね。そうして出会いとご縁のあったインドネシアで、ご自身のお店を立ち上げて今に至ると。
一般の人からすればドラマのようなサクセスストーリーですが、普通の人は1年のワーホリでダメだった時に諦めて帰国する選択をする人が多いのではないかと思います。そのあたりはどうお考えですか?

まずはやってみる行動力が大事

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HISATO:まずは行動が大事という話ってけっこう言われてると思いますが、なかなかできない人が多いのも事実ですね。接客に使える英語は現地での経験が一番だと思いますが、もちろん準備も大事だと思います。なので、そこはサロンイングリッシュキャンプのような便利なサービスが今はありますよね。
約20年前にワーホリに行ったんですけど、その時の渡航費用が大体30万円くらいだったと思います。でもオンライン英会話なら結構安くて、ワーホリの経験とまではいかなくても、就職にも有利になるような英語が学べる時代だと思います。
サロンイングリッシュキャンプは、かなり接客に使える英語を集中的に学べる作りになっていると思います。こういう今の時代にあったやり方で、準備から行動につなげていくのはすごくいいんじゃないかと思います。

–––– ありがとうございます。予算的に考えると、サロンイングリッシュキャンプで学ぶ内容は接客に使える英語に特化しているので、そこはかなり時代にフィットしているかもしれませんね。他に、例えばもしオンライン英会話があれば、ワーホリなどでも色々利用できる方法があると思いますがいかがですか?

HISATO:そうでうすね、例えばサロンイングリッシュキャンプのレッスンを受講した時に、レッスンでもいいんですけど質問し放題みたいなサービスがあったら、ワーホリに行った先でも継続して、接客に使える英語をよりブラッシュアップできていいなじゃないかと思います。

–––– なるほど、貴重なご意見ありがとうございます。美容師さんのワーホリだったり、日本国内での外国人のお客様対応の場合でも、都度都度質問できるような環境があると確かに便利ですよね。このあたりはオンライン英会話の運営とセットでやっていきたいです。
最後に、英語ができる美容師さんを目指す方へ、HISATOさんの行動のご経験と接客で使える英語についてアドバイスをお願いします。

接客で使える英語に挑戦する美容師さんは行動力で変わる

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HISATO:英語で外国人のお客様を担当できれば、もちろん仕事の幅が広がるし、色々なチャンスも出てきます。接客で実際に使える英語は、まずは体験して話すことからはじめて、読み書きじゃなくて会話で使う英語にすることを意識したほうがいいですね。
伝えたいことは、まずは行動が大事だということ。そして行動していると、その先で自分の夢に共感してくれる人との出会いがあるってことです。この出会いというものが海外には本当にたくさんあります。ジャカルタで4店舗を立ち上げることになった経緯を考えてみても、最初から全部計画したわけではなくて、オーストラリアやシンガポールを経て、そこで出会った人たちとの関わりがすごく重要でした。
そして仕事だけじゃなくて、出会いの中でも英語は必要になってきます。お金があれば通訳をつけるのも良いとは思うんですが、海外での出会いがビジネスやお金の話に結びついていく時は、全部を通訳さんに任せるのはダメだと思っていて、自分でも意思疎通できたほうが絶対に良いです
それから、若い美容師さんたちがすぐに行動できるかどうかと言えば、もちろん不安になることはあると思いますけど、そこはサロンイングリッシュキャンプみたいなサービスを使えば適切な準備ができます。オンラインの英会話だったら、現地に行ったり現場に入っていてもできるからどのタイミングでも相性はいいですね。
自分のやり方はそうやって行動しながら学んでいく方法だったので、少しでも行動や準備を始める後押しが出来たらいいなと思ってます。

–––– 行動することで出会いとチャンスを手に入れてきたHISATOさんならではのお話、ありがとうございました!
サロンイングリッシュキャンプでは、英会話においてもまずは話してみることから始めるようにオススメしています。やってみた後に、必要だと気づいた基礎をを補っていくスタイルで、接客に使える英語を学べます。
HISATOさんのお話にもありましたが、行動前に少し不安な方の準備や、今現在リアルタイムで行動されている方にもお使いいただけますので、皆さんさっそく行動と準備をしてきましょう!

HISATOさん、本日はお時間いただきありがとうございました!

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