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取材ノート・海外

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取材・旅行で訪れた海外の記事をご紹介します。 訪れた記録、取材をもとに描いた作品などを掲載しています。 ご覧いただければ幸いです。
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記事一覧

街を歩きながら

世界の戦跡や街の歴史を巡りながら近代史・物語などをテーマに作品を描いています。それらの取材の様子などを一部紹介しています。 物語の様な美しい街並“チェコ共和国・プラハ” ヴァーツラフハヴェル プラハ国際空港よりバスなどを利用して中心部へ。徐々に石畳の道が始まり、美しい街並が広がっていく。道中には歴史的な建造物や社会主義時代の面影を感じる風景が残る。 旧市街広場は美しくライトアップされファンタジー世界の様な風景が広がる。 プラハ城・聖ヴィート大聖堂 ゴシック様式で見る

世界の果てを思わせる奇岩の地

トルコ共和国・カッパドキアはトルコの中央アナトリアの歴史的地域。キノコ状の奇岩群の並ぶ世界の果ての様な景色が続く。奇岩の中には膨大な量のキリスト教壁画や、地下都市が遺されており、多様な様式で装飾された1,000以上もの教会・礼拝堂があるとされている。そうした歴史ある風景の中を気球に乗って体感できる。

中世より続く長い歴史、独自の文化と風景が残る国へ。

中世より続く長い歴史、独自の文化と風景が残る国チェコ共和国・プラハ。 物語の様な美しい街並と歴史に触れる。 童話の様な美しい街並み ヴァーツラフハヴェル プラハ国際空港より市バスや地下鉄を利用して中心部へ向かう。徐々に石畳の道が始まり、美しい街並が広がっていく。 所々に冷戦時代の面影を感じる風景や、新しく作り替えられた街並みなど歴史が混在する様な敬拝を感じる。 宝石をちりばめた様な美しい旧市街 歴史ある様子を今に伝える旧市街広場。夜間は美しくライトアップされ、幻想的

東西を引き裂く冷戦の象徴

第二次世界大戦後、敗戦国となったドイツは西ドイツとドイツ民主共和国(東ドイツ)に分裂。1961年から1989年までベルリン市内には東西を分断する壁が存在した。 ドイツ民主共和国(以下、東ドイツ)はソ連、ドイツ連邦共和国(以下、西ドイツ)はアメリカ・イギリス・フランスによる連合国軍がそれぞれ統治をおこなった。徐々に豊かになっていく西ドイツに対し、社会主義の独裁的政治などにより東ドイツは発展が進まず、それぞれの格差は開くばかりであった。自由で豊かな西側を目指し、毎日2000人程

ロシア・サンクトペテルブルクを訪ねて 2

ピョートル大帝による建都以来ロシア最大の文化都市として発展したサンクトペテルブルク。美術・音楽・建築そして文学……多彩な文化が花開いた街。この土地の歴史と文化の厚みを感じずにはいられない。 時代を超えて残る「美」の宮殿 途方もない数の美術品が展示されるエルミタージュ美術館。 入り口はこちらで、事前のWEB予約がおすすめ。 あまりにも豪華で息をのむほどの空間が続く。 目的の一つであった「ブノアの聖母」は展示されていなかった……。 レンブラント、ティツィアーノ、レオナ

ロシア・サンクトペテルブルクを訪ねて 1

ロシア連邦・サンクトペテルブルク。かつては首都とされた古都へ歴史の息吹を感じるために訪れた。 社会主義時代を思わせる街並みの中に、帝政時代から残るであろう建物が並び、時代の長さを感じさせる……。今でもテロの危機や修理されないままの崩れた壁や道……美しさと物悲しさが同居しているように感じた。 東京→モスクワ→サンクトペテルブルク モスクワ乗り換えで古都サンクトペテルブルクへ。 美味しんぼや映画を見ながらの機内食。以前別な国へ行った際の料理より美味しく感じた。 「帝政ロシ

20世紀最大の悲劇の一つ。想像を超える恐ろしい場所

ポーランド共和国 南部の都市クラクフ。 クラクフは17世紀のワルシャワ遷都まではポーランド王国の首都であった、ポーランドで最も歴史のある都市の一つ。現在でも中心的な都市となっており、歴史的な建造物も多く残っている。美術館や博物館などの施設もあり、チャルトリスキ美術館にはレオナルド・ダ・ヴィンチの「白貂を抱く貴婦人」が所蔵されている。 そんな魅力的な都市には20世紀最大の悲劇の舞台とされる負の遺産が今も残されている。 アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所とは 第二次世界