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アイテムによるスープレスの違い

ワンピース

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身体に近いラグランのワンピースですが、見ていただきたいポイントです。
前後身頃のスープレス、袖幅のユトリ、横から見たときの袖。前身頃はローサイドダーツでAラインのシルエットを出しています。このダーツは近年あまり使われなく残念に思っていますが、Aラインのワンピースにはとても便利な綺麗なダーツだと思います。
*袖はセットインの袖の見方と同じです。

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タイユール

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スープレスを身体の面として捉えた代表です。
STUDIO KAKITA師の制作です。
ホームページで素晴らしく綺麗なタイユールがご覧になれます。
STUDIO KAKITA

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コート

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今回新しく製作したものです。
ラグラン袖は不明な部分があったのですが、綺麗なスープレスのコートが忘れられず「あの袖」を作れるようになりたい!と取り組んできたものです。
いろいろな情報が頭にあり、整理できずにいたのですが、この単純なワンピースでラグラン袖を整理できたように思います。

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要は「スープレスの出し方」と「肩の傾斜角度」の問題で、特にラグラン袖だから特別なことではない。ということです。
コートに比べゆとりが少なく、身体に近いので、後ろ袖はセットインの袖山の形状が出ています。もちろんいせ込みも入れてあります。

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同時に見ていただきたいポイントが後ろ身頃のフレアです。
フレアはなんとなくヴォリュームとして出ているのではなく、出るポイントがあります。静止した状態で元に戻るスープレスとフレアです。

ラグラン袖パターン修正に関してはこちら↓
https://note.com/salon_de_moulage/n/nb6b7a0b35cca

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Salon de Moulage(立体裁断専門の洋裁教室)

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