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「髪質改善」×「地方都市」は最高の組み合わせだと思う件

原宿・表参道・池袋にシェアサロンを展開するSALOWIN代表の阿部です。また、美容室の稼働率を最大化させる「SALOWIN LINKS」というサービスも開始しました。

今日は、「髪質改善」×「地方都市」の組み合わせが素晴らしいなと思う話と、これからの美容室は「悩み」を細分化して「解決」することが重要なのではないか。という話をしたいと思います。

髪質改善はお客様の悩みをダイレクトに解決できる

髪質改善を武器にサロンを展開する美容室も多いと思いますが、素晴らしいなと思います。

髪質改善って肌に置き換えるならば「すっぴん綺麗にしましょう」という状態かなと思っています。

化粧品市場のシェアトップって実は「スキンケア」で1兆円以上の市場規模があるのです。それほど、スキンケアにお金を掛けている。ということです。

この考えは、髪の毛でも似たような行動心理だと思っていまして、髪の状態を良くしたい。(というか良く見せたい)という悩みは根深く存在していると思います。

加えて、自宅での髪質改善ってやはり限界がありますので、サロンに行って施術してもらいたい。と考える女性は多いことでしょう。

継続来店で顧客化しやすい|地方都市との組み合わせが最高

さらに、髪質改善というのは基本的に継続的に通うものです。そのため、3回以上来店するケースなど珍しくないのです。

こうなれば、その担当美容師にカットもカラーも一緒にお願いしよう。と考えるのは極めて自然ですね。

実はこの組み合わせって、そもそもリピ率が高い「地方都市」で展開すると競争も少ないので、値崩れしにくく非常に勝ち易い構造が成り立つのです。

ちょっと詳しくお伝えします。

地方都市の場合、賃料が安く損益分岐を極めて低く設定できます。そのため、客数もそこまで必要ではありませんし、客層は30代以上の主婦層が中心になります。

こうなると、ライフスタイルが同じママさん美容師が子供を保育園に迎えに行くまでの時間だけ勤務してくれればOKということになります。

また、時短勤務扱いになりますので給料もそこそこ安く抑えて昇給も小額で問題ないでしょう。逆に働きやすさを徹底的に磨けば退職率を低く抑えることができます。

要は、採用活動に掛けるコストを大幅に下げることができる訳です。

それでいて、単価も取れる訳なので本当に良くできた仕組みだなと思うんですよね。

これからは「悩み軸」にフォーカスすると良い思う

ここまで紹介した「髪質改善」の仕組みは応用できると思っています。「地方都市」が難しくても「悩み軸」であればどの美容室でも展開可能です。

代表例としては、「骨格」ではないかと思っています。

「面長」「丸顔」「角張」など顔に対してコンプレックスを抱えている女性は少なくないと思います。

整形するまでではないけど、なんとかしたい。という絶妙なニーズを捉えることで十分に集客は可能だと考えています。

Instagramの使い方として、今まで多かったのは、「カラーの種類」「髪型の種類」だったと思いますが、「悩み軸」を武器に展開するのもアリだと思っています。

また、悩み軸に対して相性が良いのは「検索」です。

ブログで特定の悩みにフォーカスした記事を書くことは非常に有益だと思います。参考KWDは「丸顔 ショート 似合わない」とかですね。このあたりはチャンスがあると思います。

参考記事:ブログを書く美容師さんに向けたアドバイス|基礎編

悩み解決系はシェアサロンと相性が良い

お客様は自分の悩みを「あなたに解決してもらいたい」と思って来店することになります。加えて、じっくりと相談しながら施術を受けたいことでしょう。

そのため、サロンの雰囲気がバタバタと忙しい感じでアシスタントが入れ替わり立ち替わり来るようなサロンは正直向いていないと思います。

もっと、落ち着きがあってスタイリストが最初から最後まで担当してくれるサロンでないと顧客満足度は低下してしまいます。

その点、シェアサロンの場合は、半個室であったり、マンツーマン接客であったりなど丁寧に接客されていると感じやすい空間を提供可能ですので、悩み解決系を押し出すなら相性が良いと思います。

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