見出し画像

2022.7.8 自民党内クーデター発生?

明後日の参院選に向けて、各政党の候補者による選挙活動が白熱する中…、今日、安倍元首相が応援演説中に撃たれる事件が起きました。

安倍元首相の容体は未だ心肺停止、逮捕された犯人が、どうして安倍元首相を狙ったのかは現時点では判然としませんので、新たなニュースを待つことにしようと思います。

さて、その裏で、自民党内ではクーデターが発生しているのを、皆さんはご存知でしょうか?

というのも、安倍派を排除しようとする動きが岸田政権に見られるのです…。

今回は、今、岸田政権の内部で何が起こっているのかについて、書いていこうと思います。

安倍派を徹底排除する岸田政権

日本では選挙の度に安全保障の問題が話題になりますが、その争点の一つとなるのが国防費。

安倍元首相を中心に、
「GDPの2%まで国防費を増やして防衛力を強化しよう」
という案が出ているのですが、実は、この案を今、岸田首相が潰そうとしています。

『安倍派潰し』とも言える人事が行われ、ある意味、自民党内でクーデターに近いことが起きているのです。

例えば、今度の内閣改造では、安倍元首相の実の弟である岸防衛大臣を更迭して、新たな防衛大臣には、財務省出身者といった『岸田派』を任命しようとする動きがあります。

私は、今度の選挙で、どの党に入れたら良いかという話をここではしません。

しかし、現岸田政権を早く権力の座から引きずり降ろさないと、日本の国防体制が危うくなってしまいます。

もちろん、極左の政党には勝ってほしくないと思いますが、保守の補完勢力となる野党も存在します。

そういうところに若干は勝ってもらって、大きくはブレないようにする。

そして自民党が過半数割れのようなことになれば、岸田退陣のシナリオというのも可能になるわけです。

そうすれば、増税路線が阻止できますし、『国防費2%案』を潰そうとする彼らの動きを阻止することもできると思います。

国防費2%潰しの黒幕…

岸田政権のキーパーソンの一人に、木原誠二官房副長官がいます。

財務省の出身者で、財政規律派・増税派という財務省の標準的な考え方の人です。

この人が『国防費2%潰し』の中心的な役割を果たしている人間の一人ではないかと思います。

木原誠二官房副長官は、東大法学部卒業後、財務省に就職。
今は東京20区の衆議院の出身です。

当選回数5回、学歴的にも何の遜色もない、典型的な財務省出身のエリートです。

そして、官房副長官というのは、なかなか大事な役職です。

安倍元首相も、かつて小泉内閣で官房副長官を長いこと務めていました。

官房副長官よりも官房長官の方がもちろん目立ちますが、その下にいて、若手の中堅で将来伸び代のあるような人が就くポジションです。

そんな木原官房副長官は、どういう考えの方かというと、例えば、憲法に関しては基本的に9条改正には反対で、専守防衛は堅持すべきだという立場です。

そして、敵基地攻撃能力の保有については賛成している一方、日本の核武装については、
「将来にわたっても検討すべきでない」
と主張しています。

典型的な自民党内のリベラル派です。

日本よりイギリスを重視…?

そして彼は、どうやらイギリスとの関係が深い位置にいます。

彼は、『英国守旧派』と岸田政権を繋ぐパイプ役を務めているのではないかと見ています。

『英国守旧派』というのは、イギリスで唯一残っているビッグビジネス『タックスヘイブン』を何とか守っていこうとする派閥です。

今で言えば、ジョンソン政権に直接結びついている勢力です。

木原官房副長官の経歴をもう少し見ると、東大卒業後、大蔵省に入った後、1995~1997年にイギリスへ留学し、その後、1999~2001年までの2年間、イギリス大蔵省に出向しています。

そして、2002年には、その経験から『英国大蔵省から見た日本』という本を文春新書から出版しています。

恐らくこの辺りで、イギリスとのコネがついたのでしょう。

タックスヘイブンの利権を守ろうとするジョンソン政権とのパイプ役をしているのではないかと思います。

こういう方が政権の中枢に入っているところを見ると、日本のためを思うと要注意人物ですね。

こういった方が大活躍されるような国だと、日本は良い方向にいかないということです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?