キーイングさえあれば

キーイング、とは動画や画像データから一部を切り抜く事。いわゆるお馴染みのクロマキーもその一つでございます。このクロマキー、ご時世的にも需要爆上がりでございます。普段目にする民放の番組などでも、演者をクロマキーで撮影してセットと合成するという手法がとられていたりしますね。(ワイプの代わりにリアクションを合成で出したりと、演出の広がりも見られます)
行くところまで行くと、全編イタリアロケのドラマ…かと思いきやすべてクロマキー撮影だったなんていうものもあるそうです。いや概念!!

なんでもアリじゃないか、となるところですが、簡単なことではありません。簡単だったらとっくに全てのコンテンツはクロマキー撮影になっていますからね。
以前弊社で某サッカーチームの選手紹介動画をクロマキーで作成しました。50人近く撮影したのですが、各々の動き、各々のヘアスタイルがありますし、ゴールキーパーのキーパーグローブのみに、グリーンが使用されていたり…。それらを踏まえて一つ一つの動画に真摯に向き合い作業しました。まだボタンひとつで100%きれいに合成とはなりません。ハリウッドと同等のプラグインを使用しておりますので、インフラ的には申し分ない中、さらに作業担当者の手腕と根気がクオリティに繋がります。

キーイングのコンテンツが増え、依頼元の素材の条件もバラバラですが、サルミックスでは、どんな素材がきても出来上がりのクオリティは同等に仕上げる。をモットーとしております。

(でも無茶振りはご勘弁!)

将来キーイングさえあれば…の時代が来ないとは言い切れません。来るべき新時代に向けて作業する側も意識を上げて望みたいと思っています。

ちなみに今回ご紹介したキーイングのサンプルですが、合成後のバックを動画にして馴染ませたものを作成中でございます。またの機会にお見せできればと思っておりますので是非!

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