恐れの中にいる

この数日、いや、数週間、いや、数ヶ月、思うように動けない日々が続いている。自分でもこんな自分に会うのは久しい感覚。

何をするにも怖くて、何もしないことも怖くて、かろうじて、必要最低限の歩みで前に進んでいる。いや、もしかしたら後退しているのかも知れない。

いつも元気で、前向きで、冒険家でチャレンジャーで、数々の挑戦を努力と忍耐ですり抜けてきた。私にとって現状維持は衰退、死さえも意味する。

自分探しの旅に出て、もはや10年。決まりきった自分なんてどこにもいないとわかってからも、数々の学びを重ねてきた。これ以上、私の探しているものは私の外側にはない。答えは全て自分の中にあるということには、とうの昔に気がついている。

私は、人一倍怖がりで、臆病で、めんどくさがり屋で、ネガティブで、根暗で、そういった自分のダークサイドとも言える要素を長い間見ないように感じないようにしてきたんだと思う。そうすることで、周りの期待や要望に適った自分を演じてきたんだろう。

それらを今やっと自分の中に取り戻し感じることが出来ている。
直視することが出来ている。

それが、ほんの少し嬉しかったりもする。
愛おしかったりもする。

長い間私は私を待っていたんだ。
だから、もう少し、いや気が済むまでこのまま待ち続けよう。

おかえり、私。