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始めなきゃ始まらない2018年#36.

こんにちは、アラフォーバリスタのsallyです。

昨日23時過ぎに携帯にFace bookから”西川昌徳さんがLIVE配信を始めました”との通知がきました。

西川昌徳さんは世界各国を自転車で旅する自転車冒険家。不思議にも共通の知り合いが多く、昨年の秋に旅の報告会が神戸であったのでそちらにお邪魔したのが直接お会いした最初でした。同級生で同じ兵庫県出身ということで、勝手に親近感が湧いています。

西川さんは現在、地震のあった北海道でコーヒーを振る舞いながら避難所を巡られています。コーヒーは基本的に無料。ですが飲んでいただいた方からのお返しは受け取られています。それがお金だったり、おにぎりだったりするそうです。

そんな西川さんが昨夜、”今日の振り返り”という形でライブ配信をされていたので、観させていただきました。

だいたい1日で100~150杯くらいは淹れるとのこと。

炊き出しをされいる場所の近くにこの自転車が置き、電気は使わずハンドル式のミルで豆を挽き、キャンプ用のガスでお湯を沸かし、ホットコーヒーをドリップされています。

避難所で生活されている方達とお話をしながら、よかったらいかがですか?軽く飲んでってください。というスタイルで、振舞われているそうで、子供達にとってはなんやろこのお兄ちゃんとい感じで集まって来るそうです。

そこで私は

被災された方のお話を色々聞いて、西川さん自身の気持ちがいっぱいいっぱいになったりしませんか?

と質問をしました。そしたら

僕は全然なりません。だって、被災してないからその方の気持ちがわかるわけないですもん。そもそもわかろうとも思っていません。だから僕はただ聞くだけなんです。その方が話すことで楽になるんやったら、僕は聞きます。

と仰っていました。なんだかハッとしたというか、そういう考え方があるんや・・ってなりました。

人によっては、なんか冷たい人やなぁって思うかもしれないけれど、そもそもそうやなぁって思いました。自分はそこで暮らしてたわけでもなく、家を失ったわけでもない。そこで生きていたわけじゃないからそれらを失った辛さがわかるわけがない。

『役に立つことをしよう』という気持ちで来なくていいと思います。『学びに行こう』という気持ちで来てください  

一日二日いたところでそうそうできることなんかは限られてくる。やはりある程度滞在して何が必要とされているのかのニーズがわかってくるんだと思います。だから、どんな場所、状況なのか、リアルな現場を見てください。

もっと何かできることがあっただろうに・・と帰って行かれる方がほとんどやと思いますが、それでいいんです。現状を知ってください。と。

他にも色々と話してくださいました。

コーヒーってとても間口が広い。コーヒーをきっかけに子供からお年寄りまでたくさんの人と繋がることができる。子供が集まったとき、子供達にコーヒーを淹れてもらったりするそうで、そのコーヒーを子供たちが運んでお年寄りに届けたり。そうすると、自然とお年寄りにも笑顔が生まれるそうです。

被災地でコーヒーなんか喜ばれるのだろうかと少し疑問に思っていましたが、この話を聞いてとてもあったかい気持ちになりました。

振舞っているコーヒーは、Face bookで支援を呼びかけ全国の方々から北海道へ送ってもらっているとのことです。

Face bookで状況がアップされるのでぜひ”西川昌徳”で検索して、その活動をのぞいて見てください。テレビでは知り得ない、血の通ったリアルな現場の声を読み取ることができます。

辛いこととかが書かれている訳ではありません。このような笑顔の写真や、子供たちとの写真がたくさんあります。

私たちはただ知ることが大切だと思います。

頂いたサポートは、次回のニュージーランドの旅でのカフェ代に当てさせていただきます。ニュージーランドでもっとコーヒー巡りがしたい!