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『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』

映画感想文です。

志乃ちゃんはいわゆる『吃音症』の為、母音から始まる言葉を発するのにとても時間がかかってしまう子。
※作者の意向により映画内で『吃音』と言うワードは出てきません。
その為に入学したてのクラスでも自己紹介もろくに出来ず、孤立してしまいます。
お弁当もひとり、体育館の裏で食べてます。
そんな時、人目のつかない所で、同じクラスでいつも1人でいるクールな佳代ちゃんが、1人イヤホンで音楽を聴きながら口ずさんでいる所を目撃します。
佳代ちゃんは音楽が大好きなんだけど、歌が下手なんです。
志乃ちゃんはつい笑ってしまって
佳代ちゃんを怒らせてしまいました。
佳代ちゃんは志乃ちゃんの事を笑ったりしないし、不器用ながらも普通に接してくれる子です。
私、佳代ちゃんが人の事を笑わないのは、自分も歌が下手と言うコンプレックスや、色んな辛さを知ってるからなんだろうなと解釈しています。
好きです。こういう子。
いつしかお互いが気になる存在になった2人は学校帰りに佳代ちゃんのお家に行きます。
そこで佳代ちゃんのギターを聴いて、それに合わせて志乃ちゃんは歌いました。
志乃ちゃんは歌を歌う時はすんなり歌えるんです。
徐々に心を開いていく志乃ちゃん。
2人でいる時は吃音もあまり出なくなってきていました。
音楽が好きな2人は、町外れまで行って路上で歌とギターを披露し始めます。
こんな女の子が歌う『世界の終わり』と『青空』はめちゃくちゃ良いなぁと思いました。
(ミッシェルガンエレファントとザ・ブルーハーツの名曲です。わたし大好きなんすよ^ ^)
段々と楽しくなってきて、近場でもやろうと、気持ち良く歌っていた所、同じクラスのお調子者の男子に見られてしまいます。
また心を閉ざしてしまう志乃ちゃん。
その男子はクラスでその事をみんなに言ってしまいます。
でも、その男子も実は孤独な子でした。
佳代ちゃんは、その子も仲間に入れてあげようと志乃ちゃんに提案するんだけど志乃ちゃんは拒否。
いつしか2人の仲はギクシャクしてしまいました。
これから学園祭もあるのに。。
ちょっとあらすじばかりになってしまいましたが、
ここからどうなるかは是非、観てみてください^ ^
でも、高校生のリアルってこんな感じなんだろうなぁ、と、ラストまでみて思いました。
切ない。の一言です。でもこれが青春かな。
みんな幸せになって欲しい。
大人になった3人も見たいな^ ^


それでは、また^ ^

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