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"D"の一族は「落語家」笑われてなんぼの〜おでんに候!!

漫画『ONE PIECE』の謎を語呂合わせで妄想!
ロックスが「ダブルダウン」、ルフィーが「ルシファー」、ローが「敗者」な理由がわかる。
『ONE PIECE』の根底に近づく?かもしれない重要キーワードが登場♪
ちょっと修正しました。

Dの一族は「敗者」?

トラファルガー・D・ワーテル・ローという名前の中に、「トラファルガーの海戦」「ワーテルロー(ウォータールー)の戦い」というナポレオン戦争の負け戦が2つも入っている。
なんでローは負け負けな名前なのか?
そのローがコミック97巻にしてこのセリフ。意味深。

ロー「トロいお前ら2人が敗者でいいだろ」
ルフィ・キッド「は・い・しゃ!?」
『ONE PIECE』97巻 第975話"錦えもんの一計"

ルフィは敵のボスキャラと戦うとき、だいたい一度負けてから再戦する。
アーロン戦では海の底に落とされ。
クロコダイルには砂漠で負けて蟻地獄に落とされ。
ワノ国編でも一度カイドウに負けて、鬼ヶ島から海へ落とされた。

こちらの記事「人が求める『自由』の答え=ルフィ」で、
ロックスはオーロックス=野牛だという語呂合わせをした。

映画『ONE PIECE FILM GOLD』に竹中直人さんが声をあてた「ダブルダウン」というキャラがいる。
「WILD COW(野牛)」というステーキ屋の店主。
オーロックス⇄野牛⇄WILD  COW
なのでダブルダウンはロックスのヒントキャラ。
格闘技などで規定回数以上「ダウン」をとられると負ける。
ローの負け負けもダブルダウンとのリンクかも。

この映画で竹中さんが声をあてたキャラはもうひとり、「ホワイトジャック」がいる。ロックスはふたりいると予想しているので、こちらもロックスのヒントキャラ。

そんなわけでルフィ、ロー、ロックス(ジーベックに限らない)たち、
Dの一族は「敗者」とリンクする。

「敗者」は「落伍者」とも言える

落伍・落後
1 隊伍についていけず脱落すること。「―しないようにがんばって歩く」「―者」
2 能力不足のため、仲間から後れること。「出世競争から―した人間」
コトバンク kotobank.jp

人生の落伍者=負け組→敗者
落伍者=ついていけない人→トロい人
なのでローは「"トロい"お前らが敗者」と言っている。

敗者=落伍者=落語家(噺家)=落としばなし
「敗者」は尾田先生が子供の頃から大好きだという「落語」とリンクする。

Dの一族は「落語家」だから「敗者」がリンクする

これに気づくのに2年もかかった。

おそらく『ONE PIECE』の根底にあるテーマは「落としばなし(落語)」。
勝手な妄想で、尾田先生は読者を「笑わせてなんぼ」という心意気で描いてるのではと思う。
「落としばなし」と「お伽ばなし」がかかっているから、世界中のお伽ばなし、童話、伝承とリンクする漫画になっている。

これが「煮えてなんぼのおでんに候」に込められた意味のひとつだろう。
「お伽になればよし」→「お伽ばなし」+「ニレノキ」
煮える→(泡が)吹き出す→笑う
「笑われてなんぼ」だから裸踊りでワノ国中の笑い者になった。
となるとおでん様もDなはず。

おでんの具は「タネ」という。
種は「石」=受け継がれる「意思」。
ルフィは「アンカー⇄錨⇄怒り」なので、怒りが煮えて沸騰すると何かが起こりそう。

ドレスローザからルフィたちが脱出しようとしたとき、藤虎とルフィが対決した。
そのときルフィの言葉に、藤虎が思わず吹き出している。
ワノ国編、おでんへの前振りだったのかも。
おでんの釜茹での場面で、オロチ側が放った矢で2人が失明したと描かれている。
そのひとりが藤虎なのではと思う。
もうひとりは緑牛?
盲目→モウモク→牛木→緑牛
でも世界徴兵でワノ国から盲目の剣士が2人も大将に抜擢されるとか…どんだけ海軍人材不足なの?ってなるから微妙。

Dの一族・黒ひげのセリフにもある。

「笑われていこうじゃねェか
 高みを目指せば出す拳の見つからねェケンカもあるもんだ!!!!」
『ONE PIECE』第225話"人の夢"

敗者⇄歯医者。
第19話で、ルフィが歯ブラシを持ってカバ(黒ひげ?)の口を覗いている扉絵がある。
第996話では黒ひげとカバが一緒に歯磨きしている。
ルフィが黒ひげの歯を治してあげるのかな?

物語の最後には二重のオチ(ダブルダウン)が待っているのかも?

落伍者=ルシファーとイム様

私はキリスト教信者ではなく、世界史の勉強は放棄していたので聖書の内容はよくわかりません。
単純に『ONE PIECE』の世界と照らし合わせて、
かつて栄えた「巨大な王国」の王が、天から落とされたルシファー(天使・魔王・龍)にリンクすると妄想。
ルフィ(ルシファー)が「巨大な王国」の王族=Dの一族の末裔、と予想している人も多いはず。
旧約聖書でルシファー(明けの明星)について書かれた部分がこちら。

旧約聖書、イザヤ書14:12
黎明の子、明けの明星よ、あなたは天から落ちてしまった。もろもろの国を倒した者よ、あなたは切られて地に倒れてしまった。
あなたはさきに心のうちに言った、『わたしは天にのぼり、わたしの王座を高く神の星の上におき、北の果なる集会の山に座し、
雲のいただきにのぼり、いと高き者のようになろう』。
しかしあなたは陰府に落され、穴の奥底に入れられる。
https://www.bible.com/ja/bible/83/ISA.14.12.JCB

ルフィ=世界を夜明けに導く者→明けの明星(ルシファー)→曙→大相撲第64代横綱
というわけでワノ国で「相撲取りたい海賊 ルフィの海」となる。

ルシファーは自分の王座を高いところにおこうと考えた。
落語家が寄席で上がる舞台は「高座」と呼ばれる。
マリージョアの「虚の玉座」はレッドラインの上、
とても高いところにある王座→「高座」。

高座にあがるはずのルシファー=落語家(Dの一族の王)は地に落とされ、さらに奈落の底(冥府)に落とされた。
二段階で落ちるからダブルダウン(ロックス)。
おそらく空白の100年に起きた出来事。

入れ替わったDの一族と天竜人

ここから誇大妄想

マリージョアは「GEOISE」でジョアと読ませる。
bourgeoisie(ブルジョアジー)のジョアと予想。
世界の縮図とされたゴア王国は「高町」に市民(ブルジョアジー)が住む。
つまり「マリー"ブル"ジョア」から"ブル"が抜けている。
このブル(牛)がオーロックス(野牛)、ジョア(喜び)がジョイ・ボーイ
ロックスやルフィの先祖を表すと予想。

インペルダウン(地獄・冥府)は「インペ"リア"ルダウン」。
"リア"=イム様が抜けている。(イム→レア→リア)

800〜900年前に、高座にいたロックスと地獄にいたイム様が入れ替わった。
本当の天竜人=Dの一族は地に落ち、地獄の住人が天に昇ったと妄想。
インペルダウンは天地がひっくり返った地獄。
つまりルフィが世界をひっくり返すのは、元に戻そうとしている。

インペルダウンを法螺貝に見立てて、イム様は出世螺=竜になって天に昇ったとか。
奈落に落とされたロックス=ルシファー(サタン・龍)はレッドライン(血に濡れた蛇)もしくはグランドラインになったとか。
妄想するのは自由ということで。

おまけ

ダブルダウンにリンクするキャラは他にも。
空島の神ガン・フォールは名前を2度名乗る。

「我輩 名を"ガン・フォール"という
 "ガン・フォール"」
『ONE PIECE』27巻 255話 "うわばみと探索組"

ガン=岩→ロック×2=ロックス
フォール=落ちる×2=ダブルダウン
これもロックス=ダブルダウンの暗示。

おでん様が裸踊りなのは、
煮えてなんぼ「のおでん」→norden(北欧)
ノルドとヌードのダジャレ?
北欧神話の最高神オーディン=おでんにリンクする。
北欧神話(お伽ばなし)ではオーディンらが「ニレの木」からエムブラ(人間の女性)を作った。

ついでにローが策士なのも、落語の祖といわれるのが安楽庵"策伝"(あんらくあんさくでん)だからだろう。

「四皇」を一人…!!!
引きずり降ろす"策"がある
『ONE PIECE』67巻 第667話"COOL FIGHT"

落伍者の類義語から
さまよう人→ゾロ
出来損ない(失敗作)→ジェルマの失敗作サンジ
アウトローなら海賊全員含まれちゃうけど。

寄席→キセキから、インペルダウンで奇跡の人イワンコフの助けで奇跡的回復を果たしたルフィ。Dの一族は奇跡を起こす=神の子もありかな。

まとめ

Dの一族は「落語家⇄落伍者」だから「笑われてなんぼ」で「敗者」でルシファーだった。

「煮えてなんぼのおでんに候」は他にも暗示があると思うんだけど難しいね。
次はアスク(ロックス)とエムブラ(イム様)かな。
と思ったけど「牛」シリーズ先でした。