見出し画像

どこまでが仕事の範疇なのかというお話

お久しぶりです。サリエリです。

昨年noteを始め、趣味である競馬のことをいくつか記事にしてきました。今年も競馬に関することは発信していきたいと思っていますが、同時に、仕事や日常生活に関するちょっとしたことについても(自分の頭の中の整理の意味も込めて)発信していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

さて、今回は、仕事の範疇とは?というお話。

私は事務職の仕事をしていますが、数年で部署異動を繰り返す職場です。これまで、何人もの同僚(上司、先輩、後輩)の仕事ぶりを見てきて、皆さん私よりも知識もあるし頭の回転も早い、いわゆる地頭力がある人が多いと感じています。

しかし、そんな中でずっと疑問に思っていることがあります。

それは、「どうして後進のためにマニュアル(手引書)を残さない人がこんなにも多いのだろう?」ということです。

いや、ほんと多いんですよ!笑 まぁ、私の職場だけなのかもしれませんが・・・

マニュアルがあれば、まずはそれを取っ掛かりに仕事に取り組めて、その仕事を覚えるまでの時短になるし、その上で慣れてきたら自分なりに改善すべき点を見つけて創意工夫すればいいと思うのです。でも、マニュアルが無ければ、その仕事の基本的なところを覚えるだけでかなりの時間と労力が割かれることになります。要するに時間と労力のムダです。

こういうお話をすると、「お前はマニュアルが無ければ仕事ができないマニュアル人間だ」みたいな見方をする人もいるかもしれません。

でもそれは、「マニュアル」というワードに引っ張られた、あまりにも短絡的な考え方だと思うのです。

確かにマニュアルどおりに仕事をすることしかできず、自分なりの創意工夫をしない、マニュアルがない仕事には取り組めないということであれば、それはマニュアル人間と言われても仕方がないかもしれません。

しかし、一部の超優秀な方を除き、何も無いところから素早く100%の仕事ができる人というのは滅多にいません。もちろん私も含めて。そういう人にとっては、マニュアルは仕事を効率的に進める上での必須アイテムだと思うのです。

ここから更に深掘って考えてみると、それじゃあそのマニュアル作りというのは、仕事の一部なのか?自分に与えられた仕事に結果で応えさえすれば、そこがゴールでいいのではないか(後の人のことはどうでもいいのではないか)?という問いにぶち当たります。

会社の服務規程や上司からの仕事の指示の中に「覚えた仕事のマニュアルを作成して後進にきちんと引き継ぎすること」といった趣旨のことが含まれていれば、それは当然仕事の範疇になると思いますが、では、そのようなものが何もない場合は、マニュアルは作成する必要はないのでしょうか?

私はそうは思いません。何故なら、組織全体としてより早く、よりクオリティの高い仕事をしていくという視点で考えると、まず担当者がその仕事の基礎(土台)を身につけなければ、いつまで経っても自ら創意工夫をしてよりクオリティの高い仕事をすることはできません。そして先ほども述べたとおり、その基礎部分を素早く、効率的に身につけるために欠かせないのがマニュアルだと思うからです。

マニュアルを作らない人というには、この組織全体としてより早く、よりクオリティの高い仕事をしていくという視点が欠けているのではないかと思います。それは長い目で見れば、組織全体にとっては損失をもたらす人という見方もできるのではないでしょうか。

やはり私は、どんな人であってもマニュアルは残すべきと考えます。

皆さんはどうでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?