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感情をコントロールする

さて、今日のテーマは「感情」なんですが、人間の感情って何個あるかご存知ですか?基本感情は全部で27種類、下記です。

・敬服
・崇拝
・称賛
・娯楽
・焦慮
・畏敬
・当惑
・飽きる
・冷静
・困惑
・渇望
・嫌悪
・苦しみの共感
・夢中
・嫉妬
・興奮
・恐れ
・痛恨
・面白さ
・喜び
・懐旧
・ロマンチック
・悲しみ
・好感
・性欲
・同情
・満足

これらが組み合わせって、合計2185種類の感情が生まれるとされているそうです。もうよくわかりません。人が自分の気持ちが分からないというのは、あながち間違いではない気がします。

一方で感情には持続期間があり、悲しみは120時間、楽しみ(喜び)は35時間、怒りは2時間、恐れは0.7時間、嫌気は0.5時間だそう。

そもそも人間の感情は防衛本能としての機能があって、ネガティブな感情はまさにその典型です。不安な気持ち、ネガティブな気持ちがあるから、人は行動をやめ、その場で留まる=リスクを犯さないという行動を選択できると言えます。

けど、ちょっと気になったのが、ネガティブ感情は自己防衛なんですが、ポジティブ感情はなぜ存在するのか、です。調べてみるとポジティブ感情は「創造的思考活動や学習機会」を増加させるとともに、健康に寄与することが研究で明らかになっていました。

脱線しましたが、話を戻して、私が営業や経営をする時に意識しているのが、「人は感情で動く生き物」であるということです。感情に支配されがちなわけですが、ここでコントロール権を手放してしまうと、正しい意思決定ができなくなる可能性が高まります。私が昔読んだ漫画(なにか忘れましたが)で「経営者が感情で意思決定するビジネスは失敗する」的な台詞があって、自分の中でも一つの指針にしています。

感情での判断が悪というよりも、ロジック・理屈なき判断が悪という意味で私は捉えています。人は感情で動き、理由を後付けするので、感情で物事を判断したとしても、理由が後付けできないものはやらないという基準を自分の中で持っています。

結構、私は「動じない人」と言われることが社内外でも多いのですが、ここに理由があって、理由・理屈を考える癖がついているからだと思います。この癖があるメリットは、自分を一度俯瞰して見ることができることです。

EQ理論というものがあります。EQとは「感情をうまく管理し、利用する能力」のことで、「こころの知能指数」とも言われています。EQは4つの能力で分類されます。

Identify:感情の識別(気持ちを感じる)
自分と相手の感情を識別する

Use:感情の利用(気持ちを作る)
問題・課題を解決するために感情を生み出す

Understand:感情の理解(気持ちを考える)
今起こっている感情の原因を理解し、その変化を予測する

Manage:感情の調整(気持ちを活かす)
ほかの3つの能力を発揮し、望ましい決定をするために感情を活用する

ここで私が大事と思っているポイントは「感情を感じる=自分の感情を理解すること」と「感情の活用=感情を理解した上で行動を選択すること」です。EQテストがあり、私はやったことがないんですが、たぶんテストをしたら点数良いんじゃないかと思っています。笑

そんな自慢話をしたいんじゃなく、営業でもビジネスでもこの「感情マネジメント」「感情コントロール」はすごく重要だという話です。さっきも話しましたが、ビジネスは理屈の世界です。人を巻き込み、人を動かすことで、経済・社会は回ります。論理的に人の感情を動かすことが、ビジネスの成功と言えるわけです。

そもそも今の時代、モノ余りの時代なので、新しい商品・サービスはなくても十分な生活はできます。一方で人は「もっと便利な生活がしたい」「もっと豊かにいきたい」という感情があるのも事実です。つまり、こういった感情に向き合える力が、自分にも他人にも必要な時代が今と言えると思っています。

AIやインターネット・ITの技術で社会の効率化はどんどん進みます。一方で、人間の感情に向き合える、気づけることが、人だからこそできるものであり、必要だと思う、そんな話でした。

現場からは以上です。今日も頑張りましょう。

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