現状維持をぶっ飛ばせ-最強の競合にどう打ち勝つか？

よーし、スモビジオーナーになっちゃうぞー！

事業アイデアはバッチリだし、商品コンセプトも最高の仕上がり！

競合調査もやって自社だけの独自の売り(USP)もできた。それを信頼してもらうための証拠も揃ってる。

ビジネスモデルも設計してちゃんと利益が残る構造ができてる。最悪の場合でも負けない事業設計だ。自分が天才過ぎて怖い。

あとは認知を取るためのチャネルを選んで、検証していくぞ。売れたら組織を作って拡大していけば年間利益5000万円くらいの事業が作れるはずだ！

あと1年くらい頑張れば、週に10時間だけ好きなタイミングで働いて悠々自適な生活ができる。

ーーとまぁ超簡単にプロセスを説明すれば、新規事業はこれで作れます()。

こんなに簡単な新規事業、失敗するのはなぜ？

しかし、ほとんどの新規事業は失敗に終わるらしい。こんな簡単なプロセスなのになぜでしょう？

そう、「商品コンセプト設計をする」と一言で終わるステップであったとしても、価値あるもの、売れるものを設計するためにはより具体的で実践的な知恵が必要だからです。

しかし、完璧な知恵を身に着けてから「起業しよう！」と思ってしまうとノウハウコレクターのまま一生を終えてしまう。もし仮に完璧な知恵を身に着けたとしても、うまく行くかどうかは最終的には市場が決める。

であるならば、いっそのこと覚悟を決めて「とりあえず一歩を踏み出して、必要なものは都度身に着ける」姿勢で臨むほうがはるかに成功できるわけです。

知ってるだけで防げる失敗がある

ただ、知っているだけで防げる失敗があるのも事実。

あなたがいま読んでいるスモールビジネス大全は「実践的、具体的な知恵を提供し続ける」定期購読マガジン。知っているだけで防げる失敗を避け、得られる成功の果実を味わってもらうために存在しています。

今回、あなたに身に着けてもらう知識は「新規事業における最強の競合の存在」です。この最強の競合を知らずに商品を作ってしまったせいで「思うように売れない」と嘆く人が後を絶たないのです。

それなのに、そのことに言及しているリソースがあまりにも少ない。以前、以下の記事(無料です)で紹介した広義の競合ですらそうでした。

今回紹介する最強の競合について存在を意識して新規事業が作れている人はほとんどいません。だからみんな失敗するのです。

最強の競合を意識しないとどうなる？

あなたがいくら素晴らしい商品を開発しても、お客様は一度も試すことなくスルーしてしまう。

超画期的な新商品をリリースしたにもかかわらず、顧客が全く興味を示さない。

最強の競合を知らず、他社にだけ意識を向けてしまっているうちはこのような結末を避けることはできません。

意識はしてないけど、"たまたま"最強の競合をぶちのめす商品ができたとき、そのときにだけ成功がつかめるのです。理想の人生を過ごすためにスモビジオーナーを目指すのであれば、"たまたま"に頼るのではなく、意識的に潰せる失敗を潰しておきませんか？

今回の失敗をつぶしてもまだまだ失敗のタネは眠っています。それらのタネ全てに、"たまたま何とかなった"を期待するのはあまりにもギャンブル過ぎますからね。

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