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【続編】新規事業の成功率をアップさせるための具体的なメソッドを教えます(ガチ)

この記事は「新規事業の成功率をアップさせるための具体的なメソッドを教えます(ガチ)。」の続編です。これ単体でも面白いですが、併せて読むとさらに役に立ちますので、興味が湧いたら購入してください。

注意書き

スモビジ起業の成功確率を高めるための真理があるとすれば、それは「挑戦に必要なリソースを節約する知識を身に着けて実践すること」でしょう

これは、これからも変わることなく真理であり続けます。

というのも起業が失敗する本質的な原因が、「挑戦をやめてしまうこと」にあるからです。

逆に言えば、勝つまでやれば勝つんです。

「勝つまでやれば勝つんです」
画像は小泉進次郎オフィシャルサイトより引用

一見すると馬鹿らしい主張ですが、あまりにも正しい。なんせ進次郎構文とは常に成立する論理式、トートロジーですからね。流石進次郎。さすしん。

コレは本当に冗談とかではないんです。パナソニックを一代で築き上げた経営の神様、松下幸之助翁も次のように述べています。

素志貫徹の事:常に志を抱きつつ懸命に為すべきを為すならば、いかなる困難に出会うとも道は必ず開けてくる。成功の要諦は成功するまで続けるところにある。

松下政経塾 五誓より引用

成功の要諦は成功するまで続けるところにある。進次郎構文、いや、幸之助構文ですね。経営の神様の言葉です。神の言葉を疑うような不心得者が成功することがありますでしょうか?いや、ない。

分かりましたか?勝つまでやれば勝つんです。

そのために必要なのが冒頭でもお伝えした真理。

なぜか?

挑戦を辞めないためには挑戦に必要なリソースを常に保持しておかなければいけません。しかし、我々のような一般人は大企業や資本家と比べるとリソースがあまりにも貧弱。

だからこそ、リソースを節約する術に精通しなければならないのです。理解できましたかね?

成功したいなら、挑戦に必要なリソースを節約する知識を身に着けて実践してください。

大事なことなので何度でも言いますよ。

成功したいなら、挑戦に必要なリソースを節約する知識を身に着けて実践してください。

なんせ、成功回数=成功確率×試行回数ですからね。試行回数を増やすためにも挑戦に必要なリソースを節約するのは理にかなっています。

……

……

【脱線】成功方程式のあほらしさに気付く賢い人へ

(ちょっと脱線してしまいますが、「成功方程式なんてあほらしいだろ」と思っている人はぜひこの章をお読みください)

成功回数=成功確率×試行回数、俗にいう成功方程式。

この方程式、論理的には正しいですよね。しかし、賢い人はこの方程式のあほらしさに気付いてしまいます。

というのもこの方程式を実践知として活用するためには大事なところが欠落しているのです。

あほらしさ1. 真の成功確率は誰も知らんやろ

まず、真の成功確率を知っているのは神(≠松下幸之助)だけ。

分かっていることは

  • 「挑戦するタイミング・人」などの要素によっても成功確率は変わる

  • 挑戦の内容によっても成功確率は変わる

この二点くらいです。言われてみれば当たり前ですよね。

仮想通貨が流行る前から仮想通貨ブログをはじめて稼ぐのと、競合が乱立したあとにスタートする難易度が同じなわけありませんからね。

ファーストリテイリング(ユニクロ)が目指す「世界一のアパレル製造小売り」と私のような人間がする挑戦の成功確率が一律なわけある?いや、ないでしょ。

柳井正さんがいう「一勝九敗」を真に受けて「9回失敗しても良いんだ!」なんて考える人は素直すぎます。挑戦の内容が違うんだから。

100回やって1回勝てれば凄い挑戦で「一勝九敗」を記録するから凄いわけで、「年商1000万円の事業を作ります」みたいなしょぼい挑戦で一勝九敗してたら話にならんのです。

あほらしさ2. 試行回数ってなに?曖昧過ぎん?

近所に野球少年が住んでいて、毎日外でバットを一生懸命振っているとしましょう。

話を聞いてみると「いつかヒットになると思って、毎日家でバットを振ってるんです!」と答える野球少年。

「試合には出てるの?」

「いえ、チームにも所属してませんし、所属する予定もありません。試合するなんて考えたこともないです!でも、ヒットは打ちたいんです」

みたいな話があったら意味が分からな過ぎて気が狂いそうになりません?

家でどれだけバットを振っていようと、打席に立って打つまではヒット数にカウントされるわけないですよね?

「当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、スモビジ起業に置き換えてみるとこういう状況がよくあります。

試行回数にカウントされないのに「いつか成功するかな」と純粋な目で行動(≠試行)し続けている人は珍しくないのです。

どうしてこんな虚しいことが起きるのかと考えてみると「試行回数」という曖昧な言葉のせいなんですよね。

定義が曖昧過ぎるせいで、「本を読んで勉強すること」や「SNSでツイートをすること」が試行回数にカウントしてしまう人が出てくるのです。

あほらしさを解消してしまえば成功方程式は良い公式になる

成功方程式が抱える2つのアホらしい点について言及してきたわけですが、この2つさえケアできれば成功方程式は良い公式になります。

つまり、課題によって成功確率が異なることを理解して、試行回数の定義を確固たるものにすれば役立つのです※。

※「成功を支配する”たった二つの”法則:超シンプルなのに、なんでそんな悩んでるの?」で解説しているので気になる人は読んでみてください。

あほらしさを解消して役に立つ状態にした、という前提の元で、挑戦に必要なリソースを節約するのは成功への重要ファクターだということを主張しています。

どうか「成功方程式?アホが信じる奴やんけ!」という賢い人たちは、そのことを理解したうえで先を読み進めていただければと思います。

【ガチ】挑戦に必要なリソースを節約できれば成功確率が何倍にもなる(前作からの再掲)

スモールビジネス大全はカネなし・コネなし・スキルなしの持たざる者がスモビジ起業を成功させるために必要な知識を伝えるためのマガジンです(知らない人もいるかもしれませんが)。

だからこそ、スモビジ大全では「リソースが少ない者(持たざる者)でも活用できる知識・テクニック」などを沢山紹介してきました。

しかし、今回はもう声を大にして言わせてください。

リソース節約は超大事なんやでぇえええい!!!

新規事業を成功させたいならリソース節約が一番大事と言っても過言ではありません。

事業アイデアよりも、商品コンセプトよりも、ビジネスモデルよりも、プライシングよりも、集客よりもリソースを節約する方法が大切!マジで!

マジで!

例えば、挑戦に1年かかるものと3か月かかるものがあったとしましょう。3か月で挑戦できれば1年間に4回チャレンジできます。1回あたりの成功確率が同じと仮定した場合、1年後の成功確率はどうなると思います?

成功確率をシミュレーションしてみよう

どちらの挑戦も成功確率が10%だとしましょう。

3か月かかる挑戦は4回できる。

$${成功確率=1−(1−0.1)^4=0.3439}$$

つまり34.39%の確率で成功できる。1年かかる挑戦と比較すると3.4倍の成功確率です。

しかも!!しかもですよ?4回も挑戦しているうちに「あぁ、なるほどこういう失敗があるのか」と知識だけでなく”経験”があなたに身につくことになります。

つまり、リソースを節約する方法を知っていれば「同じ期間、同じコストで成功する確率は何倍にもなる」だけでなく「経験を身に着けることで1回あたりの成功確率自体も高くなっていく」のです。

そして、時間がかかる挑戦の場合は「不確実性」が高くなります。もたもたしているうちにとんでもないディスラプターが市場に投下される可能性もあるわけです。

今回シミュレーションをしたのは”時間”というリソースだけでしたが、”お金”というリソースをとっても同じことが言えます。

同じ挑戦をするのであれば、消費するリソースは少なければ少ない方が最終的な成功確率をアップさせるんです。

成功確率をシミュレーションしてみようその2

挑戦に使える時間は最大5年間、300万円までという制約条件のもとで挑戦をするとしましょう(1回あたりの成功確率は10%)。

各挑戦に必要なリソースは以下の通り

  1. 1年間と100万円

  2. 3か月と20万円

前者は5回挑戦できる時間がありますが、資金が3回分しかありません。つまり成功確率は以下のようになります。

$${成功確率=1−(1−0.1)^3=0.271}$$

後者は20回挑戦できる時間と15回挑戦できるお金があります。つまり成功確率は

$${成功確率=1−(1−0.1)^{15}=0.794}$$

同じ期間、資金が与えられているにもかかわらず、前者は27.1%の確率、後者は79.4%の確率で成功する。その差はなんと50ポイント以上

ただ、挑戦に必要なリソースを抑える方法を知っているだけで、です。

そして先ほども述べたように、挑戦するたびにあなたには経験が身につく状態。強くてニューゲームですよ。ビジネス版のなろう小説があればチートは「挑戦リソースを節約する」スキルに決まってます。

ここまでくれば流石にリソースを節約することの重要性が伝わったことでしょう。しかし!今回はここからが本番。

今回はリソースを抑えるための挑戦方法を体系的にお伝えします。しかも、1回あたりの成功確率も高めてくれる。そんな嘘みたいな内容です。永久保存版です。大切にしてください。

起業家、新規事業を立ち上げに取り組むすべての事業オーナーに捧げます。


この先有料部分に入っていきます。

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事業をやっている人なら確実に役に立つことをお約束します。


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