見出し画像

川を流れる水はやがて海へ

病気で会社を3回休職して、大きな事務ミスで懲戒をくらい、毎日のように劣等感に苛まれて死にたい気持ちになっても、10年以上今の会社にいます。
こんなコロナ禍で特に不自由なく生活できるし、五体満足でいます。
普段は誰とも話さないようなボッチでも、気にかけてくれる人がいます。
やりたいこともないし、特に才能もないし、希望が湧かなくてとにかく現状から外に出たいけど、何もできない自分を恨み、情けなくなり、首を締めたくなります。
いい年齢なのにいつもでも子どもで、成長できていない自分が恥ずかしいです。

生まれてから何秒、何分、何時間、何年の時間が経過したのでしょうか。生まれた瞬間にこの世にこぼれ落ちた一粒の水滴は大きな川に混じり、うねりと共に流れ続けています。生まれ落ちた場所から遠くに来ました。同じところには留まれはしません。

川はやがて海に注がれます。どこまで見渡しても先の見えない海でも、宇宙から見れば球体の中の一部でしかありません。海に注がれた水は太陽の光と熱で蒸発し、空へと昇っていきます。

明日自分がどこにいるのかわかりません。何が起きているかわかりません。

一つ確実にわかるのは、今日いまこことは違う場所にいるということだけです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?