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きみがいてくれたから


わからないから、こんな方法あんな方法あるよって案を提示し
それでもできないっていうから、作ってデータ渡したものに
何でこの色にしたの?
まこさんがくれたから

ってひそひそすんのいい加減にs‥‥(自粛)


すみません、仕事の午前中にあったコンニャロウ案件でした。
まぁ良くあるコトなので「またか」と思いつつも
ご自分たちでやられたらいかがでしょうかねぇと面と向かって言いたい。
(離席して戻ったら聞こえてきて、座った途端話やめるのやめろ。)


くさくさしたまま、お昼休み一人でイヤフォンを耳にねじ込みご飯をもぐもぐ。ラジオの相談コーナーのアーカイブを聴きながら過ごします。
相談内容は女性が男友達との関係にもやもやするといったような内容でした。


その男友達に彼女ができて、遊びに行くといったら「彼女になんていおうか」男友達が悩み始めた様子にイライラするという内容。
パーソナリティーのジェーン・スーさんがサクサク答えていました。


相談と、スーさんの話を聴きながらある男友達のことを思い出しました。
大学生の時に、仮にHくんとしましょう。同じ学科とういうことで仲良くなりました。出会ったきっかけとか全然覚えていません…、が
地元がお隣の県であることもあり?なんだかんだものすごく意気投合。

講義中や試験勉強を図書館で話しながら(注意を受けました。反省)勉強をしたり、実験のレポートを書きながら四苦八苦したり。
カラオケとか飲みにも何度も行ったなぁ。
あとHくんが教えている家庭教師のアルバイトでどう教えたらいいかという相談にも深夜まで一緒に問題を解いたりと。


結構濃い時間を一緒にいたのです。ひゃっひゃ笑っている我々、よく見かけるよねぇと他の友達にも言われました。
あいつらデキてる(なんか嫌な言い方)と若干の誤解をされましたが
そういう空気はお互い一ミリありません。
なんかここまでリズム合うの、兄弟以上だよなぁとふたりでしみじみしたこともあります。

またそれぞれの恋愛話や深い話もよくしていました。
「彼と別れてつらい」だの
「あの子付き合いたいけど俺なかなか誘えないなぁ」だの。
私の、俺の、こんなところってやっぱり駄目なのかななんて。

スーさんの話の中に
親友、というのは深夜に電話をかけても「どうした?」と聞いてくれる
何か困ったことがあったときに、いつでも戻れる・話せる相手だと。
そして受け入れることを全く厭わないという関係性のこと。
だそうで
(一言一句あってはいないですがこんなニュアンス)


困った・窮地ではなかったかも?ですがある早朝、Hくんが電話をしてきたことがありました。
「今から行っていい?」
とても落ち込んでおりました。どうやら失恋したようで。
来な来な。と答えます。
すっぴん寝ぐせがついたまま、迎え入れると泣き始めたのです。

辛いよなぁ…としばらくお茶を入れ黙って側にいるだけでした。
落ち着くまでそっとタバコを静かにくゆらせる私。(当時愛煙家)
そのあとは一緒にコンビニに行って「食べられるもの買うぞ!」
と豪快に買い、泣きながら飲み物をすするHくんと結ばなかった恋のお葬式をしました。

とにかく悲しい気持ちが少しでもやわらかくなってくれたらと
面倒くさいとは微塵も感じなかったなぁ・・・。

今日のお昼、ご飯を食べつつ当時を思い出していました。
楽しいことも、辛いことも、それぞれ深く共感していた
私にとっては大事な友達の一人だったのです。

Hくんは今何をしているのかはわかりません。
就職し、数年はお互いの地元で遊んだり交流があったのです。
その後彼女ができたところで、いつもと違ったメールが来たのです。
全部敬語。ん???おかしい。

どうやら、H君が送ったのではなく彼女がヤキモチ妬いて送ったとのこと。

彼女と付き合う前に「すごく好きな子ができた」と本当にうれしそうな彼を見ていたので、Hくんのハッピー第一優先したい。
彼女も心配だったんだろうなぁ…と自分の軽率さを反省。
ここまで心が通じた友達は少ないのですが、連絡を取ることをやめました。


もう十数年以上連絡は取っていませんが、今も元気でいるかなぁと年に一度彼の地元、お隣の県に行くたびに思い出します。
何かの拍子で、会う機会があればまた当時と同じようにひゃっひゃ笑い、悲しい時はじっくり話を聴き合う。という関係に戻るような気がします。

一緒に居た時間の長さでは計り知れない、関係の深さがありますね。きっと

お昼にHくんと過ごしたことを思い出したら、午前の「些末」な事はどうでもよくなりましたよ!ざまーみろ(誰に?)
そんなことより、大事な友達を大事にしたこと、することの方がいいもんね。と午後はさわやかな気分にスイッチオンです。

間接的にも「困ったときに」Hくんは今日助けてくれたなぁ。ありがたい。
会えても、会えなくても幸せでいてほしいと願うばかりです。



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