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お金は好きだけれど、もっと好きなものを考える

僕には収集癖があります。

古家具、本、音楽、フィギュア、スニーカー…
ジャンル問わず集めてしまいます。

集める対象は
自分が「好きだ」と思ったものです。
素直にGood Feelingなもの
それ以上でもそれ以下でもありません。

コレクションたちは家に集約されます。
家を訪れた人は口々に

「ヴィレヴァンみたい。」
「目がチカチカする。」
「落ち着かない。」

などなど。

お世辞にも高評価ではありません。
物質的な量にもゲンナリするみたいです。
ミニマリストが吐き気を催すようなモノの肥大化…

どうやら僕にとっての財産は
他人にとってのガラクタです。

それでも
贅沢をするって

『不要なものを楽しむ精神に豊かさを感じる』

ものだと思ってます。

ガラクタさえ楽しめる余裕さって、
器の大きさがカッコイイです。


贅沢こそ、急がば回れ

ラーメン好きがラメーン巡りを繰り返し、
自分にとっての珠玉な一杯と出会うこと楽しむように。

風俗好きが店舗の指名パネルの写真見るために複数店舗を巡って、
『あの店の娘のほうが可愛い?いやあの娘の方がエロイ?』と
期待と不安でワクワクするように。

回り回ることが
結局は贅沢の近道というか
醍醐味というか
違うか?

ガラクタの中から自分に合う浪漫を見つける。

好きを集め続けること
その探求が幸せなんです。


さて、話を本筋にしましょう。

息子は恐竜が好きです。
恐竜のイラストが書かれているお菓子の缶は
彼にとっての宝物です。

その宝物に『ダンゴムシ』を採取して
缶がパンパンになるまで入れています。

彼は『ワラジムシ』には関心がなく
生態として丸くなることができる『ダンゴムシ』が好きみたいです。

愛おしく、大事なもの。
『恐竜缶』と『ダンゴムシ』です。
彼は宝物の中に宝物を入れる。

僕は、
僕の宝物(息子)が宝物を見つけて、
彼の宝物の中に宝物を入れている。

贅沢の極みですね。

本能として自分の好き嫌いを判別できる。
そして恥じらいもなく
好きなことに一心不乱になれる。

好きだけを探求する精神が美しい。

彼にも
しっかりと僕のDNAが行き届いてます。


さて貯金について。

お金も好きだからそれなりに貯金します。
でも今は息子のことが大好きなので
貯金以上に「彼の好き」集めを応援しています。

僕にとっては
好きなモノ・好きなコトをコレクションすることが貯金です。

貯金は必ずしもお金ではありません。
自分の「貯金」はお金に直結する価値観ではないので
他人の貯金額なんて興味もありません。

好きに対して
財を惜しまない姿勢こそが見たいのです。
好きを財に変えるその汗を見たいのです。


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