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振り返りには気づきを入れる


この記事の背景

この度、栗原康太さんの記事からインスパイアを受け、紹介されている振り返りの方法に深い共感を覚え、ちょうど振り返りの実践を行う絶好の機会が巡ってきたため、私のチームでその方法を試してみました。今回の記事では、この実践についての感想と効果を共有したいと思います。

チームや個人の振り返りを、Keep・Problem・Tryの頭文字から取ったKPT法ではなく、Keep・Wakattakoto・Tryの頭文字から取ったKWT法でやっているのだけど、多くの会社・チーム・個人におすすめしたい。

栗原康太さん:振り返りはKPT法より『KWT法』がオススメ

共感した点

KPT法は非常に優れた手法です。私もよく使ってきていて、数年間取り組んできました。が、栗原さんも書かれているのと同じように、チームで行う際、問題に対する攻撃的な言葉が飛び交うことや、問題の解決に苦しむことがありました。ひとことで表すと、ちょっとネガティブに走りやすい。
個人的な毎週の振り返りでも、問題に対する自己嫌悪や厳しい自己評価が現れ、たまにですが、つらい瞬間がありました(笑)

そんなときに昔の同僚に「KPTは自分を追い詰める方法ですよ」と教えてもらったのが、Keep・Wakattakoto・Tryの頭文字を取ったKWT法で、「Problem」ではなく、課題があることが「わかった」と捉えて、次の「Try」に活かす振り返り方法。

栗原康太さん:振り返りはKPT法より『KWT法』がオススメ

実践の結果

今回、紹介した栗原康太さんの記事をチームメンバーに事前に共有しました。チーム内にはKPTの経験があるメンバーもいましたので、
問題(Problem)から、気づき(Wakattakoto)への移行がスムーズに進みました。
気づいたこと。として良い意味で、失敗したこと。というよりも失敗して分かったこと・・気づいたことは・・という思考になりやすく、次に繋げるアクションにしやすいというのが個人的には最も良かったです。

実際に1年ぐらいやってみての感想としては、
・チームでやっても、個人攻撃になりにくい
・個人攻撃にならない分、目標や仕組み、構造が間違っているのでは?という思考が働きやすい
・結果、根本的な課題解決の打ち手ができる
・「Wakattakoto」の時間は新しい発見を共有する時間になるので、普通に楽しい
・結果、チームに定着しやすい

栗原康太さん:振り返りはKPT法より『KWT法』がオススメ

個人単位では、毎週金曜日に振り返り時間を作って書き出しているのですが、KWTの形式に変更しました。フォーマットは以下のような感じです。

そもそも個人振り返りがKPTだったので、PをWに変更しています

最後に、記事を公開してくださった栗原康太さんに感謝の意を表します。

いきなりチームや会社に導入するのがハードルが高い人は、成長には振り返りが不可欠なので、まずは個人の振り返りで実践してみて欲しいです。

少しでも参考になれば幸いです。


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