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こんな状況だからこそ考えてほしいこと

 世間はオリンピック終盤に向けて盛り上がっている状況だが、フットサル界は残念なお話が2つ。全日本大学フットサル大会と全日本U-12フットサル選手権大会(通称:バーモントカップ)が中止となってしまった。

 どちらも感染拡大阻止の観点から、やむなく決断されたものであり、関係者の皆さんの無念はいかばかりか。一方で、オリンピックや高校野球の予選が華やか(?)に報じられているのを尻目にやるせない思いを募らせている方も多いと思う。

 もちろん、これは感情的な話で片づけるわけにはいかない。チーム関係者の立場、大会運営に関わる方の立場、大会会場周辺の店舗経営者、一般住民の方などなど立場によって全く視点が異なってしまう。しかも、それとは別の軸として、コロナウイルスに対する捉え方が事態を一層混沌としたものにしている。

今回抱いた『何故?』をそのままにしないで!

 こんな混沌とした中、今回の出来事は皆さんそれぞれの背景・考えのもとに「なぜ?」、「どうして?」という問い・疑問を大なり小なり持つことになったのでは?
 これらは、過去の出来事として風化させてよいものではないと思います。特に学生の皆さんには、それぞれの興味や専門性に基づいて自らの問いを深めていって欲しい。それが日本フットボールの多様性や奥行きにも繋がっていくと思います。
 何より、

我々はフットボールというものを次の世代に伝える責任

があります。もちろん、その伝えていくものの中には、今回のコロナ禍のことも含まれているはず。忸怩たる思いを持った方こそ、その問いにある背景に焦点を当てて、深堀りして、次の世代に伝えてほしい。

スポーツと政治は関わりあっている

 それからもう1つ。今回痛感したのは、スポーツと政治は関わりあう関係だということ。私たちが、様々なスポーツを楽しめるのは、国が良く治まり、平和で豊かであればこそ。だからこそ、皆さんが持っている政治的な権利の意味をよく考えてみてください。

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