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花生捲冰淇淋をつきつめる!いざ宜蘭!


美味しいものを目一杯食べて、美しいものをみて、台湾がどんどん大好きになっていく2日目は花生捲冰淇淋の発祥の地、宜蘭へ。

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昨年末から追い求めていた花生捲冰淇淋(台湾のピーナッツアイスクリームクレープ)。

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たくさんの方々の力をおかりして、日本での再現はほとんど完了したのだけれど、なんか商品化には踏み切れなくて。やっぱり気になっていること、もやもやしてることがあって今回この旅を決心しました。

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宜蘭へは台北からバスで40分くらい。この日は月曜という平日だったのでスムーズに移動できましたが週末などはかなり込み合うそう。トンネルができて短い時間で行けるようになった観光地なので台湾の方や観光客がこぞって週末は静かな地ですごしたい、という気持ちがあるようです。おしゃれなリノベーションカフェなども増えています。とっても落ち着いた、日本の田舎を思わせる懐かしい雰囲気の街なみです。

宜蘭といえば、温泉、ネギなど。道のあらゆる場所で葱が販売されていました。葱油餅もとっても有名。めちゃくちゃ美味しかったです。やっぱり生地はぱりぱり。たくさんの香り高い葱が入っています。

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そのあとは有名な花生捲冰淇淋のお店へ。

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たくさんの人が並んでいました!
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前回の旅でも台北の花生捲冰淇淋のお店は回り尽くしたのですが、味やボリューム、皮の味を覚える感じです。今回はかんなで削る動きやお菓子が出来上がるまでの動作に注目。自分の中で最終的にたどり着いた削り方が正しかったこと(一方向だけど少し斜めにしてみたり)を確認できたのと、ピーナッツが1回に削れる量、これも同じくらいだということが確認できました。(日本で削りながらもしかしたら台湾のかんなはもっとたくさん削れるのかな?とか考えていました)

そしてもう一個感じたことは、いちいちかんなでピーナッツの塊削るの時間かかるし屋台だと行列できてしまう、って思っていたのですが、このお菓子のいいところはライブ感があるところ、削りたてのピーナッツの塊の香りが漂うこと。私も含め、並んでいるお客さは一回一回削る姿に見入っていました。その待つ時間、ワクワクする気持ちがこのお菓子をより美味しくしてくれているような気がしました。

台北で食べたものよりもピーナッツの粉もたっぷり、ボリュームたっぷりで美味しかったです。アイスのタロイモ感も強かった。

なぜここが花生捲冰淇淋の発祥の地なのか?結局台湾の人も誰も分からなかったのですが、一つの説で、宜蘭にあったこの老舗のアイスクリーム屋さん「阿宗芋冰城」が、冬場のアイスクリームの商売に困りクレープに包んで見たところよく売れた、という話があるようです。そのアイスクリーム屋さんにも連れて行ってもらいました。

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もちろんアイス美味しくて、タロイモが強い=粘りがある、更にいとまでひいいていて始めて食べるおいしいタロイモアイスでした。

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博物館のようで。かわいい屋台もあって、昔はこんな屋台や自転車で販売をしていたんだと思うとロマンを感じます!屋台はSALAカラー!かわいい!

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そして、皮。皮を作っているお店は意外にも台湾の迪化街にありました。

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ここでは今回の旅で一番知りたかった皮の柔らかさ、水の加減の確認と鉄板の温度の確認。その道45年のお母さんが素晴らしいテンポで焼いていきます。

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いつまでも見てられます。前回来たときよりももっと技術に興味を持ちながらじっくり観察することができました。

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なによりも贅沢な時間!ずっと気になって気になって知りたかったことが目の前に。しかもこのお母さんと息子さん、本当に優しくて包み隠さず質問に答えてくれます。

鉄板の温度を教えてもらい、鉄板を直に触らせてもらい温度を覚え、自分が日本でやっていたときとの違いを確認。生地も焼き上がりがしっとりしていて焼いているときにも蒸気が出ている。これが大きなポイントだと感じました。

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実際に生地も触らせてもらい、その感触を確認。少し自分の生地よりかたいかな?と見ながら思っていたけど、さわると少し、柔らかい。水分量が多い。粘りが細く伸びて持続するというよりは束で持続する感じで結構重量がある。多いと感じたその水分は生地の中に含まれているというよりかは焼くときにたっぷり手に水をつけること、生地を入れているボールにもうっすら水がはるぐらいで保存していること(生地を水でカバーしている)。

貴重な時間でした。「弾力」がもっとも大切、と教えてもらいました。やっぱり手でこねまくるのではなく必ずミキサーでということ。

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台湾の文化の継承を行う為なら隠さずなんでも教えてくれる。日本なら考えられない。気持ちよいほどの潔いやさしさに感動しました。考えるとこのやさしさ、SALAの游さんをはじめ、出会った台湾の人からいっぱい教えてもらっています。こんなやさしさを出せる人にわたしもなりたいです。

このときに同じ皮を使った新たなお料理にも出会いました。潤餅(ルンビン)です。中にはたくさんの具材が入った具沢山の春巻き。(SALAの応援団の方が教えてくださった!サポートしていただいた資金でピーナッツの粉と皮を研究材料の為に買わせていただきました!)

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甘じょっぱいピンク色のソースがアクセントになりいろんな味と食感の交わりがとても楽しい春巻きでした。皮が同じなので、これ、店でも再現できる!

皮を作る同じ年くらいの男の子が連絡先を教えてくれ、レシピなどでつまずいたときはいつでも連絡してくださいと言ってくれました。游さんが通訳してくれれば貴重な相談役になってくれそうです。日本が大好きとのことで神戸に来たらSALAに立ち寄りたいと言ってくれました!

縁がどんどん広がって本当にミラクルな出来事がたくさん起こっています。全てに感謝です。

皮もたくさん購入して、帰国したら店に直行して真空パック➡冷凍です。研究の為の貴重な素材になります。

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皮も勉強できたところで、最後に行列のできる朝ごはんのレポートで締めたいと思います!やっぱりここでも豆乳が最高でした。粉物が有名な朝ごはんのお店です。ミシュランにも選ばれたことで有名です。


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平日なのにすごい行列です。

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フードコートのような場所のカウンター内で手際よくスタッフのみなさんが動き続けます。早業すぎてほれぼれ。



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豆乳なのですが茶碗蒸しのような食感。中には干大根などが入っていて上には揚げパン。味は酸っぱくて酸辣湯のような味です。

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台湾に来てはまった豆乳。本日もおいしくいただきました。

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かりっとふわふわの揚げパンを豆乳につけていただきます。

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名物の生地に厚焼き玉子。この玉子がしっとりふわふわで最高です。

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揚げたかりっとした生地の中には葱と豚ミンチ。パイ生地のような食感でサクッとおしいです。

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見た目びっくりの台湾おにぎり。米はもち米。

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見た目だけでなく中身も衝撃!甘い肉を乾燥させたふわふわのやつと、干大根、なんと揚げパンがそのまま。一緒に食べるとしょっぱさと甘さともちっと感がたまりません。お腹もいっぱいになります!

これで台湾で食べたものは最後。

最後までおいしいもの食べてしあわせいっぱいになって健康になって帰国です。

今回の旅では一番知りたかったことをしれて、自分では行けない場所にたくさん連れて行ってもらえました。Jessicaのおかげで短い時間をとても有意義にすごせた。何ものにもかえられません。これで自信を持ってみなさんにお届けできそうです。

台湾で過ごす間、Jessicaが家でいれてくれる「お茶」がいつも本当においしくて心がホッとした。ゆっくりとお茶を飲む時間。忘れたくないな。

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あとすこし、商品にするまで時間をください!

乞うご期待!

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