1月27日（木）〜2月20日（日）ディナー休業のお知らせ。自分の考えの軸を探す旅はまだまだ続く。

SALAは兵庫県のまん延防止の適用に伴い（現在報道では1月25日（火）見込みと発表されていますがはっきりとした日にちは不明です。そして25日は明日です涙）※1月27日〜2月20日と決定
しばらくの間ディナーを休業いたします。時短営業ができたとしても、今回はこのような判断をいたします。

楽しみにしてくださっていた皆様本当に申し訳ございません。ご予約をいただいている皆様には明日以降、確実な情報が決まり次第随時ご連絡させていただきます。

先日、新たな物件のかぎが手渡され、いよいよと工事が始まろうとしています。

未来に向けたわくわくした気持ちとは裏腹に日々変化する状況にため息が続くのが正直なところです。

社会はオミクロン株の猛威で厳しい状態にもどっています。

SALAもこの数日で一気にお客さんは減少し、2年前の得体の知れないコロナ出現の時のようなお客さんの引き加減に気味が悪い状況です。
この約2日間あっという間に週末50〜60名ご来店くださるランチのお客様が一桁に、の状態です。

今日（月曜日）のような平日ランチこそ働くサラリーマンの皆さんなどで忙しくさせていただきましたが、それでも約半分、ディナーは閑散としております。

SALA近隣の無料PCR検査所では日に日に列が増え、昨日日曜日は朝8時半の開場時点で商店街が行列で塞がっていたほどです。驚きました。

そんな状況下でもSALAに足を運んでくださる方、通販で応援してくださる方、温かい言葉をかけてくださる方、心から感謝いたします。

オミクロンは感染しやすいが重症化しにくい「ただの風邪だ」などと言われています。

だから行動を制限したところで、時短したところで、お酒の停止をしたところで感染を止められないし経済を止める必要がないという多くの議論がなされています。実際街は多くの人で賑わっていますが、お店には人が入っていないという状況です。

４度目の「まん延防止」効果どこまで？　兵庫県が政府に要請

今の目の前の問題は、陽性になってしまったときや濃厚接触者になってしまったときの待機期間の長さなのだと思います。

現在の状況では、濃厚接触者や陽性になってしまった場合の待機期間は約10日と言われており、その間仕事ができない（収入がない方も）、子育てができないというリスクを多くの方が考えているのだと思います。

それ以上に、感染する確率が上がることで、社会の基盤を支えているエッセンシャルワーカーや、重症化リスクの高い基礎疾患を持っている方が感染する危険性も高まり、社会全体が機能しなくなることが危険視されています。

誘い合わせての外食をキャンセルする、という選択は、そのリスクを避けるためにまず最初に取る行動なのだろうと、私自身も想像ができます。だからか、最近は夜の外食に対する世間のイメージがまた悪くなってきているのを感じます。

この数日、お店の様子は感染のパンデミック初期（2020年の春頃）のように戻ってしまいました。
今までの経験を踏まえSALAの出した結論は、ディナーをクローズすること。この状況が続くと、通常営業の状態では経営は成り立たないと考えているからです。

その代わり、今までたくさんの方々に支えていただいた、積み上げてきた２年間を礎に、この間は新店舗の準備、通販、テイクアウトの強化にて踏ん張ります。

今感じていること、それは社会や自分自身に対する大きな違和感です。

情報を得ようと色んなニュース番組や新聞記事などに目を通しますが、発言力のある人たちの発言が一致せず、不信感を抱いてしまいます。メディアに恐怖心を煽られ、自分自信の考えで行動ができなくなってきている人々。私もその1人だと思っています。自分の考えはどこなのか。その考えの基となる軸となるものは何なのか。はっきりしなくて言葉にできなくてもやもやします。そんな自分に失望する気持ちにも近いです。

もう少し、あと少しが重なって２年間。まだ続きそうです。

あっという間にもうすぐ卒業の大学生スタッフ、何かにチャレンジしたいけどできないスタッフ、たった一度しかない大切なタイミングをコロナによって制限されてしまう人々。きっとたくさんの人が、同じ気持ちを抱えています。

タイ人スタッフが学生スタッフに送るメッセージをみて、本当にその通りだなと感じました。

いつもSALAを楽しみに来てくださる方には本当に申し訳ない気持ちですが、またディナーを再開できる日まで、待っていただけると嬉しいです。
お店が前向きに、スタッフみんなが前向きになれるために頑張ります。

まだまだ未熟で、判断も考えも毎度毎度正しいのかその時には分かりません。
たくさん人の話を聞いたり、失敗も経験する中で自分の考えの軸を探し続けたいと思います。

ランチは比較的お一人、お二人の方が多く、皆さんマナーを守り黙食でゆっくり過ごしていただいております。感染対策も十分です。

スタッフ一同、おいしいお料理と共にお待ちしております。