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ピンチはピンチ。

SALAをオープンする前、私はリクルートライフスタイルという会社で働いていました。飲食店を紹介するフリーペーパー「ホットペッパー」の企画営業として、オーナーさんや店長さんと一緒にお店の状況・課題を整理し、それを解決に導く企画を提案するという仕事でした。

プロの経営者の方を相手に提案をするためには、街の情報やトレンドの把握などさまざまな知識が必要で、当時学んだことやお客さまとの出会いは今のSALAに大きな影響を与えています。

もちろん、私ひとりで解決できる問題ばかりではなく、上司や同僚、たくさんの仲間に助けてもらいながらお客さま(飲食店)のためにできることを日々考えていました。

今日、緊急事態宣言が延長されることが決まり、どうしたものかと答えが出ないことを考えていたとき、当時の上司だった方からオープン時にいただいたお手紙を読んで、大切な気持ちを思い出したので、このnoteに記しておきたいと思います。

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※前職の人たちは、私のことを旧姓の「奥ちゃん」と呼びます。

SALAをオープンしてもうすぐ4年。あらためてこのお手紙を読むと、今の私が大切にしなくてはいけないことがたくさん書かれていました。

「なんで」を3回繰り返し自分に問いかけることは前職時代から今でもずっと心がけていることで、もはやクセになっています。

いいことがあったときはそれが確かな経験になり、失敗したときも恐れずに掘り下げて、次につなげていくことができました。この習慣のおかげで、お手紙に書いてあるとおり色んな感動を得て、いくつもの壁を乗り越えることができたと思っています。

そして今、SALAの目の前には今までで一番大きな壁が立ちはだかっています。そんなとき原点に立ち返らせてくれたのが、

「自分がお客さんなら嬉しいか?」という考え方でした。

店舗営業をしているときは、お客さまが「おいしい!」と喜んでくださる姿を目の前で見ることができていました。しかし、テイクアウトや通信販売は、自分たちが提供したサービスで喜んでもらえたのかすぐにはわからないことがあります(もちろん、SNSや後日のご来店時に感想を伝えてくださる方もたくさんいらっしゃいます)。

そういった迷いがあるときに大きな判断軸となるのがこの考え方で、自分がお客さまの立場になってイメージすることがとても重要だとあらためて気づかせてもらえました。

このお手紙にハッとさせられ、それを送り主の上司に伝えると、「ピンチはチャンス、ではなく『ピンチはピンチ。だけど成長と進化の機会である。 』と捉えて乗り切ろう!」という返事をいただき、またまたハッとさせられてしまいました。

正直、「今の状況はピンチだけどチャンスでもある」と無理に言い聞かせて、しんどい思いをしていた自分がいたと思います。

でも、ピンチはピンチということをまずは認めて、その上で何ができるのかを考える、まさしく成長と進化の機会なんだと捉えられるようになりました。

原点にある大切な考え方と、今を乗り越えるための心構えを気づかせてくれた上司には本当に感謝です。明日からもがんばるぞー!!


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