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おかしいことはおかしいと言いたい。

今までは、言われたことを守って、「感染症対策だから」となんとか自分自身を納得させて、気持ちの落としどころをつけてやってきたけど、今回の件ついては心底納得がいかないし怒っています。
怒りを誰に向けたいとか、誰のせいとかはどうでもいいけど「おかしい」って言いたい。

このまん延防止重点措置というのが決定されたことで、飲食店はまたしても20時までの営業となります。しかも、今日決定して来週月曜日から。
明日、明後日のディナーはほぼ満席で、今後もたくさんのお客さんに来ていただいて、今までどおりとはいかないまでも、感染症対策をした上で多くの方に喜んでもらえる道筋が見えてきたところだったのに。

感染を食い止めるために必要なスピード感だと思うかもしれないけど、その反面飲食業界や関係業者にどれほどのダメージがあるのか国はわかっているのか?と思ってしまいます。また、2回目の緊急事態宣言とそれに伴う飲食店の時短営業要請にどこまで効果があったかの検証はできているのだろうか?一時的であれ感染者数が抑えられたのは他にも理由があるかもしれないのに、という気持ちがあります。

時短営業要請が20時までとなると、SALAも前回同様ディナーの営業をするかどうかを考え直す必要があります。ディナーを営業しないということは、ランチでたくさんのお客様にきていただいたとしても、お店の経営は協力金を含めてもとても厳しくなります。

第一期の協力金を申請日当日にオンラインで申請しましたが、まだ入金されていないのが現状です。もう4月1日です。そんな中、本日第二期目の申請が開始されました。
協力金ありきで営業をしているわけではないですが、何も手当がないのはしんどいというのが本音です。

今日も営業を21:00でやめて、ニュースの内容を踏まえて、スタッフに状況を説明してシフトを組み直して来週からの営業体系を考えないといけない。
来週からどうやっていこう?前のような企画をお客様が望んでいるとも限らない。世の中の状況は常に変わっています。

「飲食店の営業は20時まで」という情報だけが独り歩きして、酒類の提供時間などの詳しい情報はまだ出ていない。もし前回同様19時が酒類のラストオーダーなのであれば、21時まで営業できている今のように従業員を雇ってディナーを営業することは非常に困難と言わざるを得ません。
時間、ではなく、酒類を伴うディナー営業をやめてしまうなど期間を決めて強い措置をいっそのこととってほしい。この数ヶ月、全てが中途半端であると結果論ではなく、誰もが何かが始まる時から思っていたのだと思います。

前回のようにディナーをお休みしてテイクアウトや通信販売の仕込みに力を入れて雇用を守る、という考えにはもちろんなるのですが、一方でサラリーマンは普通にお仕事をされていて、イベントも感染対策を実施しつつ行われるだろうし、徐々に世の中が日常に戻っていく様子もどこか感じられます(実際、ランチタイムはとても忙しくさせてもらっています)。時短の中でもディナーも忙しさを取り戻し始めたところでした。

そんな中で、飲食店に対する世の中の需要が必ずしも前回通りとはならないだろうと考えると、打ち手を考えるための時間がもっとほしい、というのが正直なところです。

飲食店にとって21時以降営業ができないこと自体が大きな打撃ですが、20時と21時の差もすごく大きい。21時までなら仕事終わりにお店に寄ろうと思っていた人も、20時までならこれなくなってしまいます。

やっとディナーのお客様が戻ってきてくださり、営業のスタイルも見え始めた時に今回の要請は、やはり納得ができません。21時のまま、感染予防の観点でも、大きな変わりはないのでは?と思ってしまいます。

時間を短くしてやむなく飲食店がディナー営業を辞める、ではなく、いっそのこと
期間を決めて酒類を伴う営業をやめてほしいという命令にしてしまえばいいのにと思います。

おかしいことはおかしいと、発言したり発信したりできる社会であるべきだと強く思う今日です。

これは、おかしい。

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