虎に翼66話(一美)
寅子 ブレイク
【それを決めるのは
君ではない!】
「少年たち、そしてご家族を より良い 理想的な環境に導く 手助けを…」
インタビューに晴れやかに答える寅子
取材を終えた記者
「あの〜いいですか?
妻も母も佐田さんのファンでして…サインを!」
「喜んで」
スラスラとサインする寅子
事の始まりは去年
愛のコンサートでの
茨田りつ子の発言。
*実際に『家裁広報月間』に参加した芸能人は
(Yさんが既にNoteしている通り) 水谷八重子さん。
八重子さんは
穂高のモデルの穂積重遠の
妻(夫、岩佐光の母方のおばあちゃんに当たる)
仲子さんのお友だち。
仲子さんは児玉源太郎の娘ですから
渋沢栄一と
児玉源太郎(坂の上の雲に登場) と穂積は親族です。
ちなみに
7月3日は
新1万円札が出る日
夫、岩佐光の取材に
2つのテレビ局が時間差で
撮りに来ます。
(この件は また後日、Noteします)
話を戻しますね 一美
……………
小橋「取材 講演会に雑誌連載。未だ半人前の判事補が
裁判官の誰よりも目立っているのは… 面白くない」
これを聞いていた多岐川は
「どうせ目立つなら
とことん やれ!
古今東西 理想というものは この様に萎んでいく。
周りが納得できる仕事が
できていない証拠だぞ!
佐田君!」
*おっしゃる通り 一美
寅子「私はいつも確実にしっかり仕事をしています」
いつも通り
すかさず言い返す 寅子
多岐川「それを決めるのは君では ない!」
*おっしゃる通り 一美
アイドル並みの
人気と忙しさの寅子
優未が起きている間に帰宅することは
もはや無くなっていた。
それでも
一家揃っての朝ごはん
猪爪家 スゴい。
………………
竹もと で…
あくびばかりする 寅子
梅子は よね達と暮らしながら竹もとで働いていた。
竹もとに 現れた
ライアンと桂場
桂場「仕事の話ではないからな」
寅子「はて…」
ライアン「実はね 星長官が大正15年に書かれた本なんだけどね。
この本を『新民法に合わせて内容を改稿したい』そうなんだ。
そこで『ぜひ サディにお手伝いお願いできないか?』って」
寅子「え、 私に ですか?」
ライアン「『民法改正に係わったサディだからこそ 書けることがあるんじゃないか』って」
桂場「断ってくれていい」
寅子「え…」
*今回の場面でも桂場は
穂高教授の女子教育の見解を「進んでいて素晴らしいが、非現実的だ」と寅子の足を引き止めた。
あの 第5話と同じで
「断ってくれていい」と
止める方向を指し示す。
桂場「目が回るような忙しさだろ 無理をして また…」
寅子「また…心が折れて逃げ出すんじゃないか…」
*穂高教授は この責任を感じたんでしょうね
しかし寅子は
「でも…桂場さんなら引き受けますよね」
桂場「はぁ…」
*寅ちゃん
力がついて来てますね 一美
………………
ますます忙しくなった寅子
休日返上で
長官室を訪れると
そこに現れた青年
その…
一言め は
「なるほど」。
寅子「えっと あの…」
青年「びっくりする人が
手伝ってくれる としか
父から聞いてなかったので」
寅子「じゃぁ…」
青年「息子の航一 です
横浜地裁で判事をしています」
寅子「初めまして
私は…… ご存知のようですね」
航一「もちろん 今 日本で
一番有名な裁判官でしょ」
*意味を含むなぁ… 一美
航一「父は急用ができてしまい 本日伺えません。
申し訳ありませんが
私と改稿作業を お願いできますか」
寅子「ええ それはもちろんです」
航一「しかし 驚いたなぁ
あの 佐田寅子さんが手伝ってくださるとは
お忙しいのに ありがとうございます」
寅子「あ、いぇ そんな」
寅子「ちなみに『あの…』
とは…」
航一「............」
寅子「『あの』って いろいろの含みを持つ言葉でしょ
だから…」
航一「................」
覗き込む寅子に…
航一「気になさらない方がいい」
寅子「それは つまり…
やはり 含みのある…」
航一「................」
航一「なるほど」
この人 なんだか
とっっっても
すんごく
やりずらい 寅子
寅子、改稿で
ようやく 水を得た魚に
なれるか
一美
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