読書メモ3 レジリエンスの時代ジェレミー・リフキン著 総論
ほとんど反体制の究極理論を説きながら、現体制の中枢に食い込んでいるリフキン。
本書の顕しているものは、知性の素晴らしさとも言えるし、人間の究極の愚かさとも言える。
デカルトの愚かさ。
今から観れば、デカルトの愚かさはよく見える。
なぜかと言えば、私達には、デカルトに見えなかったものが、見えている。
見えているものを「全て」としてしまう事の愚かさ。それも、誰も見た事のない物を見る賢さゆえの。
それは、デカルトの愚かさであり、私たちの愚かさであり、たぶんリフキンの愚かさでもある。
その愚かさを、アキラメておかなくてはならない。
「物体と構造から、プロセスとパターンへ」のパラダイムシフト。これもまた、愚かさのシフトである事を忘れぬこと。
その上で、第三次産業革命の波に乗り、レジリエンス(復元力、回復力)の時代を構築したい。
noteは、その足場たり得る。
以下、各章ごと詳評する。
光
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