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虎に翼95話(重遠の孫)

優未「何にも 覚えてないけど
お父さんのこと。
すごく 好き

寅子「私の役目は優未優三さんの分も 丸ごと抱き締めて愛してる! 大好き! 宝物❣️
生まれてきてくれてありがとうって伝えることだった」

   ・・・・・

寅子「私は今も優三さんを
愛している。
これからもずっと愛し続けたい。
だから 彼以外に誰かを
愛したりしては駄目なんです。

航ーさんのことは
大切に思っています。
でも きちんと
気持ちに線を引きたいんです。
突然 ぶしつけに
申し訳ありません」

航一取り返しのつかないことをして、照子を失ってから全てに蓋をして生きてきました。
今は余生だと。
子供が巣立てば  あとは
寿命尽きるのを待つだけだと。
でも あなたといるとつい
蓋が外れてしまう。
全て諦めたはずが つい あなたのように人に踏み込んでしまう。
驚くことに
そんな自分が嫌いじゃない。
それだけで...
あなたと出会えて よかった。
それだけで十分です。
いい年して僕らは生真面目がすぎますが、それすらも悪く無いです。
雨やみましたね。
行きましょう。
駅までお送りしますよ」

寅子「私にとってずっと
恋や愛は二の次 三の次でした。
優三さんだけをしていたいのに…そうするって決めたのに....
航ーさんに どうしようもなく
会いたくなったり
話したくなったり、
航ーさんに
胸が高鳴ってしまったりするこの…強烈なこれはなんでしょうか。
今いろんなことを話したい
と思うのは 航ーさん。
ドキドキしてしまうのは航ーさん。一緒にいたいのは航ーさんで・・・
何で私の気持ち
なりたい私と どんどん
かけ離れていって
しまうんでしょうか」

航一「僕は 優三さんの代わり
なるつもりはありません。
あなたを照子の代わりにも しない。お互いにずっと
彼等を愛し続けていい。
数か月後 来年は分からないけれど今ドキドキする気持ち
大事にしたって
は当たらないんじゃないですか?
永遠の愛を誓う必要なんて
ないんですから。
なりたい自分と かけ離れた
不真面目だらしがない愛
だとしても
僕は佐田さんと線から はみ出て
蓋を外して溝を埋めたい...」

寅子「永遠を誓わない
だらしがない愛... なるほど。
私たちが欲する最適なものかと」

航一「行きましょうか」
寅子「フフフフ...。はい」

   ・・・・・

二人の愛は、こころの不整合を包み込む事が出来るのだろうか?

美佐江こころの不整合には、何が効くのだろうか⁇
           光

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