虎に翼19話(一美)
本当の自分
花岡が退院する日
轟は 花岡に
「虚勢を張って どうする!」
続けて
轟「男の美徳と思っていた 強さ、優しさ、
男らしさ と思っていたものは、そもそも男とは無縁のものだったのかもしれんが…」
轟「上京してからの花岡は 日に日に 男っぷりが下がっていくばかりだ」
退院した花岡は
大場梅子に謝罪します
花岡「(俺は)こんな人間になる筈じゃなかったのに…
仲間にナメられたくなくて、
わざと女性を"ぞんざいに扱ったり"
帝大生に 引け目を感じたり…
(本科で学ぶ)皆さんを尊敬してるのに
無駄にカッコつけたり…
将来の 数少ない椅子🪑を
奪われるようで、
嫉ましく思ってしまったり…
どの自分も嫌いで
どれもニセモノというか…
本当の俺じゃなくて…」
梅子「どの自分も あなたよ。
人は 持ってる"顔"は ひとつじゃないから…」
*(私) ここで 泣きそう…
梅子は続けます
「例え 周りに 強いられていても
本心じゃなくて
演じているだけでも
それも全部 花岡さんなの」
花岡「そうですよね」
梅子「でも 花岡さんの思う "本当の自分"があるなら
大切にしてね!
そこに近づくよう頑張ってみなさいよ」
(私) 泣…
*思っていることは
口に出していかないと ね
その方がいい!
兄の声が
こだま する
一美
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?