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リラクゼーションが偶然担っている役割

今日は自宅サロンにいらした、とあるクライアント様のお話を書いてみようと思います。

「痛いところに何日か湿布を貼っても効果がない。普段は痛みがないけれど動かすと部分的な痛みが続いている」

これ、本当によくあることだと思います。痛みの原因はさまざまですが、筋肉の炎症がおさまっても痛みが残るということは、

①筋肉痛ではない

②骨折やヒビではない

③動かして痛いということで、内臓から発する痛みではない

ということは大筋言えると思います。状況によってはもちろん医療機関の受診をお勧めするのですが、お話を伺うと違うだろうなという場合です。

リラクゼーションにはオイルマッサージや美容などのジャンルも沢山ありますが、私が行っているボディケアは断然、整骨院に近いです。リラクの研修では「この筋肉をほぐす手技です」と教わります。

筋肉が凝ることによる痛みは、上記のような「長期にわたって動かすと痛い」という状況が発生してきますが、この事実はあまり知られていないような気がします。痛いんだから整形外科だろう、と受診すると、問題ありませんと言われて湿布を処方されて終わるので「どこ行けばいいの!」という堂々巡りが発生します。

施術をした後に「ずっと動かしづらかった場所の痛みがなくなって生活が楽になった、ありがとう!」という状況を何度も経験しているのですが、これは、整形外科や整骨院、鍼灸院がカバーできない部分を偶然リラクゼーションが担っている部分だと思うのです。

理学療法士の行う保険適用での受診の場合、患者の訴える場所のみを施術するので「全身の筋肉の状態を知る」ということにはまったく適していません。

整骨院も、基本的には部分部分を重点的に施術しているところが多いようです。そして時間が短時間に区切られている場合も多いです。

リラクゼーションは、リラックスするために行く場所という定義です。

なのに、生活習慣や全身をケアすることで、日常生活で不便に思っていた場所が洗い出され、根治する可能性もあるのです。

リラクゼーションを侮るなかれ!と私は思っています。

ちなみに…。
理学療法士の勉強をされた方が、接客とヒアリングが上手で施術も上手でリラクゼーションにいらっしゃる、という状況でしたら最強でしょうね…!でもこのような方は本当に稀なので。
もともと筋肉の状態を把握するセンスがあり勉強熱心でヒアリングが上手なセラピストは大手サロンにいらっしゃいます。良いセラピストに当たるコツは、施術してくれた人に「あなたの尊敬するセラピストはどなたですか」と勇気を持って聞くことだそうです。もしくは予約の取れないくらい人気の施術者を見つけること。難しいよね…。

上記のお客様、施術後に「断然痛みが減った!」と喜ばれていました。よかったです。ただし、ここまでガチガチなコリはすぐに戻ってくるので、また三日後くらいにほぐしましょうね…という話になりました。全身の状況からすると施術三回くらいでかなり良くなりそうな感触ですが…、その後無理をしなければ快方に向かいそうです。どうでしょうね(*^^*)

次回は、フットケアと内臓の関連、そしてフットケアをボディケアにどう生かすか、などを書いてみようかな。

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