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【3/25追記あり】『天官賜福』簡体字版のススメ -繁体字版との違い、魔翻訳、晋江文学城のことも-

朗報です!!晋江文学城で『天官賜福』が再公開されました!!というわけで本日(2024/3/25)記事を追記します。
晋江文学城(JJ)とは、2003年に中国で設立された、女性むけのWeb小説投稿サイトです。『天官賜福』は2017-2018年に連載されていましたが、昨日まで非公開となっていました。それが!本日、再び公開されました!!!しかも待ちに待った完全版です!!!
では、完全版とはなにか?
結論から言うと、この再公開されたJJ版天官賜福は、簡体字版がベースになっているようです。ただしキス等の繫体字版であった描写や、細部には新たに加筆した部分もあるようです。つまり、読者が待ちわびた簡体字版+繫体字版のハイブリッド版ともいえるような『天官賜福』なんです!!
(注:確認したのは無料公開部分のみです。SNS等で拝見したファンの方々の情報も参考にしています)

①いま『天官賜福』は何バージョンあるの?
②そもそもこの記事、簡体字版のススメだけどどーなるの?

という疑問について、以下にまとめます。

①いま読める『天官賜福』のバージョン(2024/3/25時点)
1.日本語版(繫体字版ベース:3巻が4月に発売予定)
2.繫体字版(全6巻:性的な表現(キス等)を含む。改定前ver)
3.簡体字版(全3巻:性的な表現はなし。改訂版)
4.晋江文学城(JJ版)(簡体字版ベース+繫体字版(一部?))←NEW!!!

②そもそもこのnote、簡体字版のススメだけどどーなるの?
さて、このnoteの本文は、昨秋に簡体字版(紙書籍)を読んだ私が「これが墨香銅臭さんが見せたかった物語の完成形…!」と感動して書いたものでした。しかし「簡体字版+繫体字版」のようなJJ版が公開された今、みなさん「どれを読めばいいのか…?」とさらに迷われるかもしれません。
以下はあくまで私のオススメですがご参考までに(^^)

<完全版を読まれたい方>
晋江文学城に登録して課金して読むのが最適だと思います。「海外サイトでハードルが高い…!」という方には、JJ版のベースになっている簡体字版(紙書籍)がオススメです。
<性的な表現含めて読まれたい方>
繫体字版が確実かと思います(JJ版も一部繫体字版の表現が含まれているようですが、未確認です。昔からのファンの方々が、SNS等で情報を教えてくださっているので、そちらをご参考にされてください)
<すべての方にオススメ!!!>
はい、これです。朗報です。晋江文学城では『天官賜福』の完全版が、1-20章まで無料で読めます。無料で読めちゃうんです…!!!「課金して読むぞ」という方はもちろん、「簡体字版(紙書籍)にしようかな」という方は繫体字版との違いが、「繫体字版を読もう」という方も、魔翻訳がどんな作業になるのか確認できます。ですので、みなさん、まずは晋江文学城で無料公開を読まれることをオススメします。その後、そのままサイトで読む・簡体字版・繫体字版を決められてはいかがでしょうか。

このnoteの本文では、簡体字版(紙書籍)の詳細や、繫体字版との違い、魔翻訳や天官小ネタなどを書いています。よければご覧になってみてください(^^)

晋江文学城の『天官賜福』は、以下サイトで読めます。無料公開は1-20章まで、登録は不要です。日本語版1巻の第9章(縮地千里風沙迷行)の途中相当の部分までが読めます。

以下サイトは、晋江文学城の墨香銅臭さんのページです。こちらも本日(2024/3/25)更新されました。新作予定であった『死神没有休息日』を一旦非公開にすること、執筆を止めるわけではないことなどが書かれています。墨香銅臭さんの最新のコメントを読めてとても嬉しいです。お元気そうでよかった。

正直なところ、晋江文学城で『天官賜福』が、しかも完全版が読めるなんて夢のようで、読みながら泣きそうでした。新年度が落ち着いたら、サイトに登録して課金部分も読みたいと思います。その際は晋江文学城の登録方法など、自分のメモも兼ねて新しくnoteにアップするつもりです。

<晋江文学城の購入方法>
…と書きましたが、待ちきれずに登録して、課金して、全章(公開分:21-247章)購入しました。以下サイトが大変分かりやすく、参考にさせていただきました。ありがとうございます!(Webサイトでメール登録→iPhoneアプリでチャージ)。Webサイトから全章購入で4910点必要だったので、50元(3000点)×2回チャージしてます(最初は108元をチャージするつもりでしたが「年齢確認してないので無理」的なエラーが出た)合計で約2000円でした。

https://scentofink.soragoto.net/touroku.html

それでは、追記が長くなりましたが、以下がこのnoteの本文になります。
ご覧いただけましたら幸いです。



私は現在、『天官賜福』日本語版2巻までと簡体字版全3巻を読了済みです。この記事は、同じく日本語版を読み終えて、3巻を待つか、簡体字版(または繁体字版)を読もうか迷っている方向けに、簡体字版のオススメポイントを書きました。
(…というのも、私がそれで迷っていたので^^;)
ネタバレは日本語版2巻までで、以降の展開は極力回避しています。


『天官賜福』簡体字版(全3巻)

①書き下ろしの番外編がある <2/1追記有>

4編収録された番外編のうち、1編(最終話)が新規の書き下ろしです。ネタバレは避けますが、日常のしあわせ感+ふたりの絆にも触れられていて、すごく良かった…!長さは1万字程度です。(ただし繁体字版の番外編のうち2 編は、こちらには収録されていません)

【2024/1/13 追記】
繁体字版が手元に届いたので追記します。共通の話について、繁体字版の内容は未確認です。同じタイトルでも、表現等に違いがあるかもしれません。

番外編 <2024/1/13追記>
【共通】
 「花燈謎, 元宵夜」
 「太子殿下的奇妙記憶漂流」
 「鬼王的生辰」
【繁体字版のみ】
 「鬼王的床邊故事」
 「哎呀!萬神窟」
【簡体字版のみ】
 「鬼王未梳妆」

【2024/2/1 追記】
繁体字版のみに収録された番外編、2編読みました。どちらも好きですが、特に「哎呀!萬神窟」が…とても…よい!これは確かに簡体字版には収録できないなあ…と思いました。以下に感想を載せています。ネタバレ配慮していますが「一切情報を入れたくない」という方は飛ばしてください。

「哎呀!萬神窟」の感想 ※ネタバレ配慮してます

冒頭から最中を思わせる描写で「ああ…!(墨香銅臭老師…!)」ってなりました。本編の「百無禁忌」の章(簡体字版はP379)で登場する萬神窟のお話です。コメディ味といちゃラブ味もたっぷりあるんですが(だから簡体字版には載せられない)なにより、すごくいいお話でした。これまでの殿下も、これまでの花城も報われて、ああよかったね…と心が温かくなりました。

②カラー口絵がある

全3巻の各巻初めに、見開き3枚分(6P)のカラー口絵(+片面2枚で各巻8Pずつ)が付いています。「花城の視点から見た謝憐の人生」というテーマらしく、それだけでもう泣いてしまう…この口絵が見たかったのも購入の決め手のひとつでした。
(本のサイズが大きい分(B5変形:160mm × 230mm)画集のようで見応えがあります)
絵師は墨香銅臭さんのご友人でもある、长阳(長陽)さんです。他にもタイ語版のイラストを担当されています。

③改訂版である

この「改訂」にはもちろん、中国で出版するための性表現等の規制も含まれます。しかし、作者の墨香銅臭さんが仰っていたように(※1)加筆修正の意味合いが大きい改訂だと思いました。実際に、あとがきで作者さんが10万字程度加筆したと書かれていました。『魔道祖師』では5万字程度だったので、約二倍!すごい!

※1
「でも、今、日本の皆様がご覧になっている『天官賜福』はまだ改訂されていないバージョンで、そちらをお届けしてしまっているんです。改訂版をいつ出せるか分からないのですが、もし変だなと感じることがあったら、申し訳ないと思っております」

集英社「すばる」2023年6月号のインタビューより

規制については、キスなどの直接的な描写(繁体字版3巻以降の)は修正されていますが、ふたりが互いを思い合う描写はすごく丁寧に書かれていて逆に加筆されていました!(嬉しい)

日本語版2巻までと比較しても、
・三郎の入れ墨への言及が増えてる
・蠍尾蛇の血を吸い出す場面がさらにキュンとする
・謝憐がいつ三郎=花城と気づいたか分かる
・鬼市で花城と謝憐が賭博をする場面、二回目がある
 (しかも読者にめちゃくちゃ嬉しい神展開!)
・花城が天界に謝憐を迎えに行く場面もさらにキュンとする

また、ふたり以外でも、鎏金宴周辺のエピソードが変わっていたり(より胸を打つ展開になってた)太子悦神の章が減っていたり(辛い過去編なので助かる…でもみんな読みたい温柔郷の話はしっかり残ってる)戚容殴りこみ前後のエピソードも変わってて(むしろ胸キュン展開になってる)、挙げればキリがないのですが、先述した比較的大きな部分から小さな箇所まで加筆修正されていて、ものすっっごく良かったです。

私は『魔道祖師』の後で『天官賜福』(日本語版2巻まで)を読んだのですが、前者に比べると後者は連載のライブ感が強いなと思いました。ほぼすべての伏線がぴたりと嵌まった前者と比べると、序盤で少し戸惑う展開(※2)が出てきたり、物語がどう進むのか予想がつかず。とはいえ十分に面白いですし、連載時はこんな感じだったんだ~と思いを馳せられて、もちろんこちらも大好きです。一方の改訂版では、作者さんが冗長と判断したエピソードを削られたり加筆されたりした結果、より洗練された形になっていると感じました。私は普段小説を書いているので、一人の書き手として、作者さんが最終的にどのような形でこの物語を作り上げたいのか、という点にすごく興味がありました。それが決め手で、改定前の繁体字版ではなく、改定された簡体字版を選びました。結果として、墨香銅臭さんからの贈り物のような改訂版を読めて、本当に良かったです。

※2
ネタバレ詳細は避けますが、小蛍(日本語版1巻で登場)の役割が分からなかったんです。美醜についての描写は、おそらく花城のコンプレックスにも繋がるので「作品のテーマの一つ」という暗示かな、と思ったのですが。(繁体字版が未読のため、当時は伏線かどうかも分からずじまいで)
(あと、この小説は「他者を救おうとしても救えなかった人たちの物語」でもあると思っているので、そのテーマの暗示かなとも思っています)
簡体字版では彼女のエピソードが変化していました。こちらはとても救いがある展開で、序盤からスムーズに物語の世界に入ることができました。「この箇所は作者さんも気になられていたのかもな」と思い、それだけでも簡体字版を読んでよかったです。

④あとがきがある

下巻の終わりに、作者さんのあとがきが載っています。連載版のあとがきに加えて、今回の改定版のもの+直筆プリントのメッセージもありました。作者さんのWeiboは2019年までしか見られず、2023年以降のメッセージは「すばる」でしか読めなかったので、こちらで近況が分かってとても嬉しかったです(墨香銅臭さん、ひとまずお元気そうでよかった…!)あとがきは設定資料集的なものも含まれていて、すごく読み応えがありました。

⑤ボックスと特典もいい

ボックスは両面カラー印刷の磁石式で、開くと屏風のようになります。内側には、祭天遊で落ちてきた紅紅児を抱えた謝憐を、花城が見上げているイラストが隠れています。これだけでもう胸がいっぱいに…。特典もたくさんありますが、私は特に三つ折りカード(長方形の掛け軸風)と特典封入の封筒がよかったです。カードは各登場人物の名前が書かれているので、読書中に手元に置いておきました。封筒もこれまた見るだけで胸がいっぱいに…しあわせそうに並んだ花城と謝憐がとっても可愛いです。

<最後に:日本語版、繁体字版、簡体字版、どれがいい?(3/1追記有)>

「じゃあ繫体字版はどうなの?」と思われた方もいるかもしれません。

話は遡りますが、もともと私は日本語版を気長に待つ派でした。だけどうっかりネタバレを見てしまい、そこから半ば自棄になって他のネタバレを漁るうちに「もう読んでしまえ!」という気持ちになって、①~⑤の理由から簡体字版を選びました。ですので、日本語版待機中の方は(日本語版=繫体字版の翻訳なので)予定通りそちらで読まれたらよいかと思います。だけど現状の刊行ペースではあと数年は掛かりそうだし「そんなに待てない!」という方は繁体字版か簡体字版で迷われるかもしれません。

結論から言うと、やはり簡体字版は性表現等の規制があるので(たぶん繫体字版ではキスであろう描写が額に触れていたり)ふたりのいちゃラブが見たい方は先に繁体字版をオススメします。
と言いつつ、簡体字版で「これが墨香銅臭さんが見せたかった物語の完成形…!」と胸がいっぱいになった読者としては、ぜひこちらも多くの方が手に取られたらと願っています。日本語版が出版されたら最高ですね…!
と言いつつ、やっぱり私もいちゃラブな花城さんと謝憐さんが見たいので、これから繫体字版を追いかけます(日本語版が待てない)。削られたエピソードも未収録の番外編も気になるし、ここは改訂前の方が好き!となる章もあるかもしれません(^^)


【簡体字版の内容紹介(2024/3/1 追記)】
以下のWeiboに、簡体字版の動画が載っています。表紙や口絵、特典の内容が紹介されていますので、もし事前に知りたい方はご参考にされてください。

<おまけ:魔翻訳(機械翻訳)でどれぐらい読めるのか?><2/1追記有>

日本語版を待とうとした理由に、翻訳アプリで読めるのか問題がありました。私は中国語がまったく分かりません。魔翻訳で読んだというファンの方々を羨ましいな…と思いつつ、私に読めるかなという不安がありました。
で、これも結論から言うと、読めました。
私が使ったのはiPhoneのグーグルアプリ(テキスト翻訳機能)です。本に直接カメラをかざして翻訳して、文章をコピペしてメモアプリに入れていきました。精度を優先すればDeepLなどの方がいいかもしれませんが、とにかく早さを重視しました。理解できたのは3~4割程度だと思いますが、意味を想像で補いつつ、分からない箇所はネットで調べつつで、大まかな流れは分かりました。漢字なので、なんとなくの意味が分かる箇所もあります。
(グーグルアプリ、人名になぜか毎回丁寧に「さん」を付けてくれるので、Xie Lianさんは~とか、サンランさんは~とか、慣れたら段々魔翻訳が可愛く見えてきて…)
それでも何度か泣いたりもして、あらすじ的に読む以上には物語の世界に浸ることができました。中国語力皆無な私でも感動するぐらいに読めたので、スマホと本があれば魔翻訳で問題なく読めると思います。スキャンして他の翻訳ソフトを使えば、さらに精度も上がるのではないでしょうか。
(昔からのファンの方々がいろんな方法を教えてくださっています)

以前、韓国ドラマにハマってハングルを勉強した(そして忘れた…)のですが、墨香銅臭さんの小説は書かれる限り読み続けたいと思っているので(新作(予定)の『死神没有休息日』も晋江文学城で読みたい)、中国語の基礎だけでも勉強したいな~と思いました。

来週にはアニメ二期も始まるし、さはんもアニメと来月には小説も配信されるし楽しみですね〜!

【2024/1/16 追記】
私と同様に「グーグルアプリのみで魔翻訳してみよう!」という方向けの情報です。

簡体字版は、製本の関係上180°開くので、カメラで撮影しやすいです。
(この製本は、本の外側(青・黄・赤の部分)の背の糊付けが外れやすく、糸綴じ部分が丸見えになってしまうので、不安に思われる方もいるかと思います。おそらく、この外側が日本の書籍のカバー部分に相当し、背が隠されないのが中国の一般的な製本なのかな…と想像しています。現地の方には未確認なので、違ってたらすみません)

繫体字版は、日本の書籍と同様でやや開きにくいです。また、3・4巻は横書きですが(1・2巻は未確認)5・6巻は(日本語と同様に)縦書きです。そのため、カメラ翻訳した縦書きの文章を範囲選択すると、いちセンテンスごとに、ページの文末から冒頭へと逆方向に保存されます(直すのが面倒くさい…なにかいいやり方があるのかもしれません)結果として、魔翻訳の作業としては簡体字版が一番読みやすかったです。
もちろん、スキャンされたり他のアプリを使用されればその限りではないと思いますので、あくまでご参考までに(^^)

【2024/2/1 追記】
繫体字版の番外編を読むのに、こちらのアプリ(iPhone用)を使用しました。縦書きを認識してくれるので読みやすかったです。
「写真の翻訳-画像から文字を認識する」をApp Storeで (apple.com)

<追記(12/27):天官賜福壁紙創作ツール>

アニメ公式サイトの天官賜福壁紙創作ツールで壁紙を作りました。

"如果不知道要怎样活 下去,那就为了我而活下去吧。"
"我若是喜欢什么,心里就再容不下别的, 永远都会记着。一千遍,一万遍,多少年都不会变。"
「なんのために生きればいいかわからないなら、私のために生きなさい」
「好きになったら、心に他のものが入る余地がなくなって、永遠に覚えます。 千回でも、一万回でも、それは何年経っても変わりません」

『天官賜福』邦訳版・2巻32章(P410)
簡体字版・中巻11章(P189)/繁体字版・3巻66章(P388)

どちらも二人の関係を象徴するような、大好きな言葉です。前者は邦訳版の2巻(太子悦神)の廟の場面、後者(機械翻訳を意訳)は簡体字版・繁体字版3巻(百無禁忌)の書道の場面で登場します。
アニメもいよいよ後半ですね!年明けから日本語版も放映されるし、春には邦訳版3巻も発売されるし、待ち遠しいです(^^)♪

<追記(2/20):天官小ネタ&各巻タイトル(簡体字版・繁体字版)>

●天官小ネタ(2024/2/20追記)
作者の墨香銅臭さんのWeiboには、小説の小ネタや創作についてのお話がたくさん載っています。紅紅児が祭天遊で落ちてきた理由(※1)や、慕情が花城を軍から追いだした理由のひとつ(※2)、花城が自分を醜いと思っている理由(※3)や、800年間のニアミス(アニメ二期11話の冒頭でみなさんが泣いた銀蝶…)(※4)、誰が一番(アレが)上手いか(※5)についてなどなど。スマホやPCの翻訳機能で読めますので、興味のある方はぜひ(^^)

※1 花城の右目は赤く、子どもの頃から恐れられ、いつも殴られていた。ある日我慢できなくなった彼は、自死を考えた。だけど彼は凶悪で、あえて祭天遊の当日を選んだ。祭を台無しにすれば、国全体が災いに遭うと思ったからだ。「自分は不幸だ。いっそ国全体が滅びてしまえばいい」そう思い、壁に登った彼は、謝憐に見惚れて自死を忘れてしまう。もっとよく見て近づきたくて――うっかり壁から落ちてしまった。

※2 軍隊で彼のような少年兵の死亡率は高いため、彼を追いだすことについて、慕情はいくらかは正しいと感じていた。

※3 幼い頃、いつも「醜い」「怪物」と言われていたため、「自分は醜い」という思いが根深く育ってしまった。その後、だんだんと自分が「よく見えるかもしれない」と疑うようになった。だけど最も好きな人の前では、無意識に劣等感があり、たまに自分が醜いのではないか、とこっそり疑ったりしている。

※4 謝憐は他の仕事もしてみたけど、うまくいかず、他人にも迷惑をかけるため、ひとりでガラクタ集めをしていた。花城は殿下を探しながら、修練に励み、お金を稼いで、勢力を広げて最強になろうと努力する。謝憐は本当に運が悪くて花城に出会えなかった。実は何度も、ふたりはもう少しで会えるところだった。半月国にいたときも、芳心国師のときも、すれ違ってしまった。殿下の三度目の飛翔で、花城は待ちきれずに駆けつけた。

※5 三人(花城、藍忘機、洛冰河)の中で最も上手いのは、もちろん花城。謝憐は恥ずかしがり屋だけど、なんでも受け入れる。

すべて作者さんのWeiboより(2018-3-17)
機械翻訳を意訳しています。意味が掴めなかった部分は一部省略しています。気になる方は、以下サイトから記事の原文をご覧になってみてください。

●各巻タイトル(2024/2/20追記)
こちらは簡体字版・繫体字版の各巻タイトルまとめです。ご参考までに。

<簡体字版>
上巻・第一巻「血雨探花」(1-17章)第二巻「太子悦神」(1-4章)
中巻・第三巻「百無禁忌」(1-20章)
下巻・第四巻「白衣禍世」(1-6章)第五巻「天官賜福」(1-13章)番外編(1-4章)
<繁体字版/日本語版(2巻までは日本語版参照)>
1巻・「天官賜福」(1章)第一巻「血雨探花」(2-15章)
2巻・続(16‐25章)第二巻「太子悦神」(26-39章)
3巻・続(40-41章)第三巻「百無禁忌」(42-67章)
4巻・続(68-90章)
5巻・続(91-93章)第四巻「白衣禍世」(94-103章)第五巻「天官賜福」(104-113章)
6巻・続(114-131章)番外編(5編)

※繁体字版は1章~最終131章まで通し番号です。

そして『魔道祖師』も読んだよー!という方がいらっしゃいましたら、よければこちらの記事もどうぞ(^^)ひたすら『魔道祖師』の魅力について語ってます。『天官賜福』の邦訳版3巻発売まであと二ヶ月、『魔道祖師』は初夏に日本版漫画が連載開始予定だし、『人渣反派自救系統』も毎週小説が配信されてるし、楽しみがいっぱいですね!さはん、今のペースだと完結は一、二年後でしょうか……待ちきれなくて魔翻訳に手を出しそう。

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