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【ネタバレ有】「六人の嘘つきな大学生」実写映画キャスト予想【敬称略】

今年最初のよかったこと「六人の嘘つきな大学生(著.浅倉秋成)」がオールタイムベストの面白さだった。まあオールタイムベスト小説とか特に決めてないんだけど、これから決めるとしたら確実にトップ10に入る。Filmarksの小説版があったら☆4.9をつける。取り敢えずもう実写映画が待てないから、まず読んでほしい。ミステリーではあるが、心理サスペンスや人間ドラマも重厚(個人的にはそっちの方面で感動した)なので、本を読んでいても映画は楽しめると思う。

ちなみにマジでネタバレ有です。普通に真犯人とか言ってます。マジで気をつけてください。太字で言ったよ?

そんな傑作が、今年2024年秋に実写映画化が決定しているのだそう。まだキャストとかも発表されていない段階だ。となれば漫画を読めば声優予想をするし、実写化キャスティングもやるようなオタクの私なので、単純な読んだ際のイメージに加え実写化する際のシャバいキャスティングも含めて実写映画のキャストを各キャラクター本命・次点・対抗(大穴)の3〜4人ずつ徹底予想していく。いつもキャスティングして遊んでるのに、わざわざ数千字の記事書いてるところから、オールタイムベストという感想にご納得いただけるだろうか。

なお、キャスト予想をするにあたり俳優さんは敬称略とするのでご了承を。現実では年下でも後輩とかじゃないなら敬語で話す人間なんです。"俳優さんは敬称略"とかいう変に気を遣った表現をするくらいにはね。
じゃあ行くよ。

九賀蒼太(くが そうた)
本命:横浜流星
次点:吉沢亮
対抗:中島裕翔、中川大志
六人のリーダー格。主人公・波多野が「この顔でこの名前なら、それだけで5〜6社から内定が出る」と評するほどのイケメン。それでいて知性とリーダーシップに溢れながらも嫉妬じゃなく崇拝してしまうようなカリスマ性をも持ち合わせる。これはもう横浜流星か吉沢亮でしょう。特に横浜流星を本命としたのは『アキラとあきら』のイメージが大きい。
また、六人の一人である袴田が飛び抜けて身長が高い(187cm)設定なので、それが引き立つようにキャスティングすると174cmの横浜流星、171cmの吉沢亮がハマっているのではないか。豹変する演技力・客を呼べる・また真犯人であるというキャラクターの"格"としても(おそらくエンドロールで止めになると思う)今トップクラスに勢いのある若手のこの2人が相応しいと考える。
一つ懸念点があるとすれば、顔立ち自体はやや昭和的らしい。それを感じさせない今時の髪型や立ち振る舞いをしているとのことで、ザ・今風のキレイ系な2人がキャスティングされるのか…というところで中島裕翔と中川大志を対抗に選出。横浜流星や吉沢亮と比べると少し面長で四角めの凛々しい顔立ちが特徴だろう。こちらの2人もリーダーっぽいシュッとしたルックスに、演技力や人気の面でも申し分ないだろう。特に中島裕翔は『#マンホール』の二面性ある演技が抜群だったので推せるポイントだ。こちらの2人はともに178cmと少し高くなるが許容範囲だろう。むしろ一番モテる身長だな!

ちなみにエンドロールは
波多野
ーーーーー

ーーーーー
袴田
矢代
森久保
ーーーーー
脇役を挟んで
ーーーーー
波多野の妹
ーーーーー
鴻上(人事部長)
ーーーーー
九賀
の順番と予想

袴田亮(はかまだ りょう)
本命:鈴木伸之
次点:葵揚
対抗:水上恒司、笠松将
元野球部キャプテンで立派な体格と良くも悪くも体育会系な真っ直ぐな気質を持つ六人のムードメーカー。その存在感は他のメンバーから九賀らを差し置いて「最も代えがきかない」と評されるほど。
これは正直鈴木伸之単勝で賭けてもいいレベルで鈴木伸之しか頭に浮かばなかった。身長も185cmとキャラクター設定の187cmに遜色ない。実写映画としての華やかさと体育会系の武骨さに高身長を併せ持つハマり役だ。
葵揚はこの2年くらいで躍進している若手。身長184cmと申し分なく、イケメンというよりヤンチャなカッコよさのある男に人気が出そうな顔立ちなのも役に合っている。新体操・水泳を特技としており肉体派としても充分だ。個人的に実写スラダンがあったら桜木に推してます。『ある閉ざされた雪の山荘で』みたいなオールスターキャストになりそうなので、その並びに割って入れるかがネック。こういう作品は映像化されるとキャスティングで犯人かどうか邪推してしまうし、袴田は最初に告発されるので余計に衝撃が薄れて真犯人候補からも脱落してしまいそうなのが…。
水上恒司はガチ野球部要素。顔立ちも鈴木伸之系統の武骨さがあるのでバッチシだが、178cmという身長がネック。
笠松将は高身長マッチョでドラマ版「岸辺露伴は動かない」「ガンニバル」で抜群の存在感を発揮し知名度も充分だが、少し他のキャストと並んだ際に年齢が離れて見えそうなのがネック。

矢代つばさ(やしろ つばさ)
本命:新木優子
次点:馬場ふみか
対抗:中条あやみ、今田美桜、西野七瀬、井桁弘恵
六人のうち二人いる女子のひとり。主人公・波多野が九賀と並べて激賞した美貌を持つ才媛。モデルをやっていそうな抜群のスタイルに堂々とした気の強いタイプの美人で、もうひとりの女子である嶌衣織とは正反対のタイプ。
こちらも個人的には新木優子しか読んでる時に浮かばなかった。というのも、この役をやれそうな世代の女優(20〜30代半ば)は、どちらかというと嶌衣織っぽいタイプが多い気がした。いわゆる小柄で丸顔でカワイイ系の顔立ちだ。役的にも物怖じせずツンツンした感じのイメージがある女優は少ないだろう。"罪"であるキャバ嬢の衣装が似合いそうなのもどちらかと言うとシュッとしたタイプだろう。
また、読んでいて菜々緒ほどバチバチでもない、シュッとしていてカワイイ感じも併せ持つようなキャラクターに感じた。それに合致するのはやはり新木優子かなあ。
次点の馬場ふみかは新木優子と差はほとんどない。むしろ個人的な好みを除いたら一番ありえるキャスティングと言ってもいい。
中条あやみも良いが、今年1月公開の『ある閉ざされた雪の山荘で』で同じような役をしているのと、作中の感じから日本人離れした顔というイメージは浮かばなかったので対抗とした。
今田美桜も可能性は高いが、近年は清楚で大人しめな役が多いのでそこがどう出るか。本来はかなり派手なタイプだし、ここらへんで新境地…というのも大いにある。
西野七瀬もあり得なくはないが、つばさというキャラが清純派というより派手なイメージなので強くは推せないか。ただし『孤狼の血 LEVEL2』の役作りは素晴らしかったので、大穴もあり得る。
井桁弘恵は俳優業以外にも活躍の場が広がっており、多くの客層を呼べそうで9頭身というモデルとして抜群のスタイルもキャラに合っている。か、顔立ちが丸くて可愛らしいのでキャバ嬢姿やとっつきにくい雰囲気が合わなそうだ。

森久保公彦(もりくぼ きみひこ)
本命:神尾楓珠
次点:杉田雷麟
対抗:井之脇海、戸塚純貴
六人の中でもトップクラスの知識と努力量を持つ。見た目は鋭い目つきでメガネというザ・勉強ができる男といった感じで、あまりコミュニケーションが得意ではないいかにもなキャラクター。
そんな森久保が神尾楓珠!?と思うかもしれないが、『恋は光』の神尾楓珠を見てくれ。もう"それ"だろ?ずっとこの時の神尾楓珠の顔として映像化されてた。誰が真犯人か分からないオールスターキャスト映画としても申し分ないキャスティングではないだろうか?
杉田雷麟もイケメンだが、『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』のジャケットを見てもらえば次点の理由が分かるだろう。
井之脇海はキャリアや演じる役柄の縁の下の力持ちなイメージ的にもピッタリだろう。しかし大人役のイメージが強く、作中の"罪"で描かれる高校生時代役が少し合わなそうにも感じる。
戸塚純貴もバイプレイヤーとして躍進中。メガネに就活スーツ姿も似合いそう。『ある閉ざされた雪の山荘で』ではリーダー格の役を好演。それに続き本作でも新境地開拓の可能性大。しかし井之脇海と同じく"罪"の回想には合わなそう。
絶賛公開中『カラオケ行こ!』で注目を集めている齋藤潤が20歳くらいだったら次点に入れた。

嶌衣織(しま いおり)
本命:山田杏奈
次点:松本穂香
対抗:杉咲花、上白石姉妹、芳根京子
最も似合う女優が多い激戦区であるヒロイン。他のキャストを立てる地味な雰囲気+主人公が評価する容姿+後半パートの実質主演という複雑な立ち位置。
ここも個人的に山田杏奈の一強。容姿だけでなく、2番目のクレジットに違和感がなく、ゴールデンカムイやゼイチョーで知名度と実力の評価が丁度いまブレイクスルーなタイミングだと感じる。CMにあまり出てないというのも個人的に(キャスティング視点で)推せる。そのぶん知名度からマイナスされるからね。
次点松本穂香はCMが多いものの、山田杏奈に近い立ち位置にいるイメージ。近くにいそうな親近感を抱かせるのも重要な役柄で、最も本人の演技力が生きるだろう。
杉咲花は去年までなら次点以上は確実だったが、大人キャラなどトップクレジット級が立て続けに公開されており可能性が低いと見た。今だとオーラが漏れ出てしまいそう。
上白石姉妹も杉咲花と同じく、ブレイク完了済という一点で対抗に。
芳根京子はブレイクスルー中の立ち位置としては合いそうだが、爆整ってる顔立ちがキャラのイメージとは違うことと、超堕ちてる役orコメディ役のイメージが強く、嶌のイメージと合わない。大人っぽすぎる。かといってつばさとも少し違う。

波多野祥悟(はたの しょうご)
本命:渡辺大知
次点:赤楚衛二
対抗:佐藤緋美、奥平大兼、細田圭央太、奥野壮、佐藤寛太、重岡大毅
主人公であり、最も配役のイメージが湧かないキャラ。最も重要なのは、20〜30代を違和感なく演じられ、全てを俯瞰している性格と主人公らしい華を備えつつ、九賀を「めっちゃイケメンじゃん」と立てながら「お前が言うな!」と観客に言われないこと。難易度が高すぎる。
本命に据えた渡辺大知は、ドラマを観ていて急遽ビビッときて一気に本命へ。まさに主人公顔。派手さはないがイケメンで知性と少し掴みどころのなさそうな雰囲気が波多野にぴったりだ。妹もいそう。
奥平大兼は渡辺大知を認識するまでは本命で、先に挙げたどの男性キャラともイメージが被らない若手実力派ということで挙げた。癖のある顔立ちだが間違いなくイケメンで、近年は主演も多い。30代には見えづらいが、どこか超然とした知性のある佇まいは波多野に相応しい。個人的にはトレードマークのセミロングのままでもいいと思うが、就活ものなので短髪にして新境地もあるかも。
赤楚衛二はザ・主人公顔。可能性だけでいくと本命と同等。次点にしたのはTwitter(新X)で予想してる人がいたからという俺の心の弱さ。
佐藤緋美は赤楚衛二と同じ理由で選出。さすがに知名度の差が大きいので対抗としたが、最近は話題作で印象的な演技を見せ、父に浅野忠信を持つなど実力も話題性も充分にある。
細田圭央太は後述の奥野壮系統で、俺の心の弱さも発動しないためこの位置。主人公の相棒役のイメージが強いが、ここでデカい主演を…となるか。ただ少し体育会系のオーラがあるので、そこが波多野と少しイメージが違うか。
奥野壮は若き日の妻夫木聡を彷彿とさせる主人公顔。彼も赤楚衛二と同じく俺の心の弱さでこの位置に。体育会系感は細田圭央太より薄い。
佐藤寛太は一度本命に置いた。イケイケのメンだが、少し達観して落ち着いた雰囲気があり、役に合っている。他の役の本命に挙げた横浜流星と鈴木伸之の間という感じなのもバランスが取れている。アイドル枠があるならここでしょう。
重岡大毅は『ある閉ざされた雪の山荘で』がなければ本命に入れた。他の役者を立てつつ主人公として真ん中にいて違和感がない絶妙な顔立ち。めっちゃ顔好き。

鴻上(こうがみ)
本命:前川泰之
次点:沢村一樹
対抗:石黒賢、淵上泰史、津田健次郎、中島歩、村上弘明
本作の要所で存在感を発揮するシーンスティラー。当時の最先端をいくSNS運営会社の人事担当。30〜50代くらいか。
本命の前川泰之は読んでいてパッと思いついた顔。これぞ最先端SNS運営会社の人事って感じだろう。ポイントは鴻上自身も元は別の会社から最先端SNS運営会社に移籍してきたという点。他の会社でのキャリアもありつつ、最先端SNS運営会社にも馴染めそうなイケオジ。
次点の沢村一樹は、最先端SNS運営会社にいそうなオシャレ感に振ったキャスティング。ある種就活生という若い世代からもカリスマ的に映る役としては一番あり得ると思う。
対抗の石黒賢と村上弘明は、ほぼ前川泰之。福士蒼汰が候補に入るなら中川大志も入るというようなもの。バイプレイヤーとしての出演頻度的には石黒賢も大いに分がある。村上弘明は前川泰之と石黒賢より年齢的に上なのでこの位置。淵上泰史は沢村一樹寄りのキャスティング。中島歩は少し若めだが、色気があり声の重さが抜群に良い。近年の躍進も考慮。これからの石黒賢枠になりそうなんだよなあ。
ツダケンはなんかこう…分かるだろ!?ここを超大物枠にするのかどうかも気になる。

波多野芳恵(はたの よしえ)
本命:河合優実
次点:三浦透子
対抗:川栄李奈、駒井蓮、伊藤沙莉
波多野の妹。現代パートのみの登場。
兄同様めちゃくちゃ難しい。兄以上かも。そもそも映画化でどれくらいの出番になるかも分からない。取り敢えずヒロインではないので、バイプレイヤーや相棒キャラとしての経験が豊富で、妹役が似合いそうかつ落ち着いた雰囲気のある面々を列挙する。嶌(自分の中で山田杏奈)と相棒的なポジションになり嶌の方が年上という設定になるので、そこの違和感も考慮。実年齢と年齢離れした役もこなせる実力・度胸から河合優実を取り敢えず本命で。三浦透子は波多野の妹として知性と達観した顔立ちが素晴らしく、川栄李奈は幸薄いサブ役が似合う。駒井蓮は他候補の要素をバランスよく持ち合わせ、妹役が似合いそう。
もし構成を大幅に変えて嶌・芳恵をメインに改変するならば清原果耶や門脇麦など近年主演が相次ぐ女優が来ても驚かない。


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