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ついていい嘘があるってマジ⁉︎

 「噓つきは泥棒の始まり」という言葉があるように、多くの人は嘘をつくのは悪いことだと思っているのではないでしょうか。人付き合いにおいて信頼関係は非常に重要で、それを壊しかねない嘘つきは嫌われがちです。僕ももしクラスに大噓つきがいたら、積極的に友達になろうとは思いません。また現実社会には嘘を罰する法律もいくつか存在します。例えばお金を騙し取ったら詐欺罪で逮捕されてしまいます。やはり嘘はつかない方がいいのかもしれません。

 しかしテレビではよくドッキリ番組が放送されています。いくらドッキリや冗談と表現を変えたところで、所詮は嘘に過ぎません。これがエンターテイメントのジャンルとして成り立っているということは、視聴者も嘘をつくこと、あるいは騙された人間の反応を楽しんでいるということでしょう。つまり僕らは悪いことだと自覚しつつも、嘘に対して面白さを見出しているのです。この感覚により僕らは人狼ゲームのような心理ゲームを楽しむ事が出来ます。もしかしたら状況次第ではついていい嘘もあるのかもしれません。

 またサプライズという言葉もあります。サプライズパーティーとかサプライズプレゼントとか、これはあまり嫌な気がしませんね。おそらく嘘というより秘密に近いからかもしれません。黙秘権という言葉があるように、秘密にすることは悪いことではありません。逆に人の秘密を正直にバラしまくったら、それはそれで別の罪に問われることもあります。どうやら秘密は守った方がよさそうです。

 人は質問に答える際、およそ3つの選択肢があります。正直に答えるか、嘘をつくか、あるいは答えないかです。前述の内容より嘘は良くないので、つきたいときは秘密にします。そのため選択肢は実質2つと言えます。これを踏まえて例えば僕が友達から「もしかして赤点だった?」と聞かれたとします。まず僕が赤点だった場合、「まさか、そんなわけないだろ!」と嘘をつきたい気持ちをグッとこらえて「秘密だよ、何点だと思う?」と答えなければいけません。また赤点じゃなかった場合は素直に「いや違うよ」と答えます。お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、これだと僕の点数の色は質問者にばれてしまいます。つまり秘密を守るためには嘘が必要なこともあるということです。

 もちろんどちらの場合でも答えなければバレることはありません。でも何でもかんでも秘密にして何も教えてくれない子は、一緒に話しててつまらないのでオススメしません。それこそセンスのある冗談で返した方が面白いです。だから結局は目的とかによるのかなと思いました。人を悲しめるための嘘は悪だし、喜ばせるための嘘は正義。秘密を守るための嘘も場合によってはありかなと。客観的な指標がない以上、答えはその人の気持ちや状況次第になるから難しいね。

最後までお読み頂きありがとうございました! 2022年 5月11日(水)

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