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「じゃんけん」とかいう神ゲーをリメイクしたい

  この記事をご覧の皆さんの中で、じゃんけんをご存じない方はいないと思います。何なら入試問題でも常識のように出題されます。そのくらい僕らに根付いている文化です。ではじゃんけんがなぜそんなに人気者になれたのか、僕は「単純なルール」と「いつでもだれでもできる」ことだと思います。例えば同じ運勝負ならコイントスも分かりやすいはずです。ただそれはコインがないとできないため、道具がいらないという点ではじゃんけんが一歩リードしています。

 このようにじゃんけんは明らかな神ゲーですが、それを基にした遊びもいくつかあります。例えば皆さんはグリコをご存じでしょうか。じゃんけんとすごろくを足したような遊びです。通常すごろくはサイコロを振って出た目の数だけマスを進み、先にゴールした人の勝ちというゲームですが、グリコの場合、じゃんけんのグーチョキパーに強さを与え、サイコロの代わりに、グーで勝ったら3歩、チョキかパーで勝ったら6歩進めます。つまり、完全に運ゲーだったじゃんけんやすごろくに心理的要素を付与したことで、戦略ゲーになったということです。また面白いのはすごろくの板がなくても、階段や公園などで実際に身体を動かして遊べるということです。これは流石に神ゲーの仲間入りです。つまるところじゃんけんをリメイクすれば、僕も人気者になれるといっても過言ということです。

 ここで重要なのは、じゃんけんのルールを要素分解するということです。そもそもじゃんけんとは、グーチョキパーという3つの選択肢から一つを選択し、他の人が何を選択したかによって勝敗を決めるものです。遊ぶ人数によらず全プレイヤーが3通りのため、勝ち負けの確率が等しい運ゲーです。因みに人数が増えるほどあいこになる確率も増えます。そこで人数が多い時の為のじゃんけんを作りたいと思います。

 そもそも選択肢が3つなんて少ないと思います。もちろん多すぎてもルールが複雑になってしまうので、片手のみを使い、選択肢は6通りとします。勝敗はゆびを何本出したかによって決め、基本的には多く出した人の勝ちです。すると全員5本(パー)を出してしまうので、その時に0本(グー)を出していた人が一人でもいたら5本出した人は全員負けとし、他は何本出していても生き残りとします。すると全員4本出してしまうので、同じ本数は次から出せないとします。

 例えば1試合目でAくん~Fくんがそれぞれ0~5本出した場合、5本出したFくんが6位となり他の人は生き残ります。続いて2試合目は同じ本数を出せないため、Aくん~Eくんがそれぞれ5~1本出したとすると、0本出した人がいないためここでゲームは終了し、最終順位はABCDEFくんの順になります。

 難易度は上がりますが、両手を使った最大の11通りだけでなく、使える指を何本までと決めれば選択肢の数を自分たちで設定することも可能です。名前にこだわりはありませんが、適当に「指じゃんけん(指じゃん)」とでもしておきます。皆さんもぜひ遊んでみてください。また、こういった遊びにはローカルルールや派生形もたくさんあるので、友達同士で独自のルールや新しいゲームを作ってみても面白いかもしれませんね。

最後までお読み頂きありがとうございました!  2022年 4月27日(水)

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