見出し画像

独房のグリコ(ナッシュ均衡)

 タイトルに難しい言葉を使ってごめんなさい。専門用語は嫌われると分かってますが、カッコいい単語なのでついつい使いたくなってしましました。サブタイトルにしたので許してください。詳しくはWikipediaをチェックしていただきたいんですが、ざっくり説明すると、何人かで協力ゲーム(会話不可)をしているときに全員が自己中な行動をとっている状態のことです。まあ僕もこの前ネットで見て紹介したくなっただけなので、詳しい計算式はわかりません。ここからは休み時間に友達とのトークネタがなくなった時くらいのノリでご覧ください。

 有名な例えとして「囚人のジレンマ」というものがあるそうです。二人の囚人に自白と黙秘の選択肢を与え、自白した場合不起訴となりもう一人の囚人は懲役の期間が延びます。つまり自分の利益のみを考えるなら自白したほうが得です。ただしここで二人とも自白した場合二人とも期間が延びるというルールを加えます。するともし二人とも自己中で自白したら、僕らに「ナッシュ均衡ざまあ!」と言われてしまいます。そのため二人とも黙秘を選択することが最適解です。このように全員で協力したほうがグループ全体の利益は最大化されますが、一人でも裏切り者がいた場合利益を独り占めされてしまいます。

 ナッシュ均衡はゲーム理論における一般的な考え方なので、僕らが普段するゲームにも隠されているかもしれません。そこで思いついたのがグリコです。じゃんけんに「出した手によって強さが変わる」というルールを追加したものです。例えばチョキでパーに勝てば6歩、グーでチョキに勝てば3歩進めます。確率が平等なじゃんけんに心理的要素が加わり、攻略のし甲斐がありそうです。そんな神ゲーにナッシュ均衡を用いて新しいゲームを作っちゃおうと思い、頑張ってここまで書きました。因みに今のところ案がなくこれから考えるつもりなので、もしこの記事からグリコという単語が消えたら察してください。

ここから先は

1,835字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?