保険の見直しで固定費削減！高額療養費制度を活用した賢い節約術

2024年7月25日 15:14

固定費の見直しと保険の重要性再考

こんにちは。本日も、両学長さんから学んだお金の勉強を進めていきますね。具体的には固定費の見直し、特に保険の見直しについて話を進めていきたいと思います。保険の見直しが重要な理由や、保険の種類、さらには保険の不要性について詳しく解説します。

保険の見直しが優先される理由

保険を見直すことは、固定費削減において重要な第一歩です。保険は家や車とは異なり、見直しても生活に直ちに支障が出るものではありません。家や車がなくなると生活に大きな影響がありますが、保険は見直しても翌日からの生活に大きな影響はありません。このため、保険の見直しは優先的に行うべきなのです。

さらに、多くの人が保険に無駄な支出をしているケースが多く見られます。保険に加入している人の多くが、実際には必要ない保険にお金を払っていることがあります。その理由の一つに、保険についてよく理解していないまま加入している人が多いことが挙げられます。

保険の起源と種類

保険の成り立ち

保険の起源は意外なことにギャンブルにあります。もともと保険は船乗りや貿易会社がギャンブルの一環として始めたもので、ロイズという保険会社がその代表例です。ロイズはもともとコーヒーショップで、貿易船が無事に帰ってくるかどうかで賭けをしていたと言われています。このように、保険はギャンブル的な要素を持って始まったため、その名残が今も残っている部分があります。

主な保険の種類

保険には多くの種類がありますが、ここでは主要なものを紹介します。

生命保険: 死亡時に保険金が支払われる保険。
医療保険: 病気や怪我で入院した際に保険金が支払われる保険。
損害保険: 事故や災害などによる損害を補償する保険。

これらの保険の中には、学資保険やがん保険、火災保険、地震保険なども含まれます。

掛け捨て保険と積立保険

保険には掛け捨て型と積立型の二種類があります。

掛け捨て型: 保険期間が終了すると支払った保険料が戻らないタイプの保険。
積立型: 保険期間が終了した時に支払った保険料の一部または全部が戻ってくるタイプの保険。

医療保険の不要性

まず結論から言うと、ほとんどの人にとって医療保険は不要です。多くの人が医療保険を必要と考えますが、実際にはその必要性は低いのです。その理由を詳しく見ていきましょう。

高額療養費制度の存在

日本には「高額療養費制度」があります。これは健康保険に加入している人が一定以上の医療費を支払った場合、その超過分を国が補助する制度です。この制度により、月額の医療費の上限は約10万円となります。例えば、1000万円の治療費がかかった場合でも、実際に支払うのは月額最大で約10万円、6ヶ月入院しても60万円程度です。

この制度の存在により、医療保険がなくても医療費の負担は非常に軽減されます。

医療保険の安心感の再考

「医療保険に入っていると安心」とよく言われますが、この安心感は実際には幻想です。医療保険に加入していても、それが病気を治すわけではありません。がん保険に入っていればがんが治るという誤解もありますが、実際にはがんの治療費が支払われるだけです。

さらに、先進医療を受けたいという理由で医療保険に加入する人もいますが、先進医療が必ずしも効果的であるとは限りません。また、先進医療が効果的であれば、いずれ公的保険の対象になる可能性もあります。

医療保険よりも貯蓄が重要

医療保険に毎月高額な保険料を支払うよりも、そのお金を貯蓄に回した方が賢明です。高額療養費制度があるため、万が一の時に備えるためには貯蓄をしておくことが大切です。また、医療保険にかけるお金を節約し、その分を健康的な生活を送るために使うことが重要です。

健康的な生活を送ることで病気を予防し、医療費の支出を抑えることができます。例えば、ストレスを減らすためにリラックスできる時間を作ったり、定期的に運動をしたりすることが効果的です。

積立型保険のデメリット

積立型保険は一見すると得のように思えますが、実際には多くの場合損をします。積立型保険は手数料が高く、運用利率も低いため、自分で貯蓄や投資をする方が効果的です。

最低限の医療費を確保することの重要性

毎月の無駄な保険料を支払うのではなく、最低限の医療費を確保することが重要です。高額療養費制度があるため、医療費の負担は大きくありません。そのため、若いうちから少しずつ貯蓄をしておくことが大切です。

結論

保険に対する見直しをすることで、固定費を削減し、より効率的な資産運用が可能になります。保険の本来の役割や必要性を理解し、自分にとって本当に必要な保険だけに加入することが重要です。また、健康的な生活を送ることで病気を予防し、医療費の支出を抑えることも大切です。

気づきと学び

この見直しの過程を通じて、以下のことが学びとなりました。

保険の必要性の再考: 保険の本来の役割や必要性を見直すことで、無駄な支出を削減できる。
高額療養費制度の重要性: 日本の高額療養費制度は医療費の負担を大幅に軽減するため、医療保険の必要性を低減させる。
健康的な生活の重要性: 病気を予防するために健康的な生活を送ることが、最も効果的な医療費削減策である。
貯蓄の重要性: 医療保険に支払うお金を貯蓄に回すことで、将来的なリスクに備えることができる。

保険に対する考え方を見直し、より賢明な資産運用を行うことで、安心して生活を送ることができます。今後も引き続き、保険についての理解を深め、無駄のない生活を目指していきましょう。