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その132 お参りと醬油の町探訪。(銚子・香取・佐原旅④)

こんにちは。
先日、ついにウマ娘こじらせて日本ダービーのウマ娘馬券購入してみました。
最近春の天皇賞で「可愛いし、姉弟で参戦していると聞いた」というその理由だけで応援していたタイトルホルダーが優勝してしまったため、次回は馬券買いましょうと言われたためでした。もちろん今回も予想は全く無視、血統だけで買うという暴挙に出ています(笑)。
その時のことはまた後日。
あのレースの武豊がすごかったなあと今でもゲーム画面を立ち上げるたびに思う今日この頃です。
その後開催していた対人イベントに先ほど観た武豊と同じような展開で優勝してしまい、強く印象に残ったのがあったかもしれません。

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前回のあらすじ。コーヒー飲むには絶景な場所、外川。ご飯もおいしいぞ。

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銚子電鉄は一時間に一本の時刻表。ネットで時刻表を確認したとき、運休の表示が生々しいのは見なかったことにしよう。。。そんな時刻表から発車時間に合わせて、外川駅に向かいます。
駅舎はとても古いというかレトロでかわいらしい。手書きの時刻表、窓の下が開いている跡が残る窓口、大漁旗で作られたクッションは素敵でした。
秩父鉄道の長瀞駅、上田電鉄別所線の別所温泉駅と同じくらいのかわいらしさです。
立て直しが予算の関係でできないと思われますが、できればこのままで保存できるといいなあと思いながら、お土産をこちらで買いこみ電車に乗り込みました。

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次に向かうは飯沼観音です。どうやら車内に設置されていたパンフレットを持っていくと記念品を頂けるようです。それにしても、バスではよく見るパンフレットケースがが電車内にあるのは斬新な(笑)。
とろとろ走る電車は緑のトンネルをくぐり抜けて進んでいきます。自転車や車より遅いとか、短い路線だから廃線にしてはどうかとか言われている銚子電鉄ですが、ここはずっとあってほしいと願っています。
もし、自転車も車も自力で運転できなくなったら移動手段はどうするのでしょうか?専用軌道で、しかも大量に人や物資を運ぶことができる電車のメリットを否定するのはどうでしょうか。
ふと今乗っている車掌さんがYouTubeでお見かけした銚電のアイドル袖山さんだーと気づきました。静かに仕事眺めつつも自分から声をかける勇気もなく、観音駅に到着しました。

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観音駅の外観は外川駅の木造駅舎とは対照的な白壁のおしゃれな外観です。江ノ電にあっても違和感なさそうだなあと思いながらお参りに向かいました。
飯沼観音こと圓福寺は坂東三十三カ所観音霊場二十七番札所とのこと。もしかしてここが一番太平洋に近い観音様かもなあと思いながらお参りしました。レトロ、おしゃれ駅舎に続いては朱塗りの本堂と五重塔、大仏様のまるで修学旅行へ来たような展開にびっくりしつつ、色々な銚子があるんだと新しい発見が続いて面白く思いました。お寺の供物が一斗缶醤油なのが銚子という感じです。ヤマサ醬油とヒゲタ醤油の広告が町のあちこちにいつも一緒に並んでいるのはこの町ならではです。
いやまてよ。あの駅舎からこの観音さまということは、鎌倉を意識しているのでは。。。大仏様もおわしますし。。。そんなことはないか。ははは。

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ちなみに記念品はお守りでした。頂いたら本堂の観音様にお守りを挟んで願い事を伝え、肌身離さず持ち歩いてくださいとのこと。あと、もしご縁がありましたら来年こちらにお参りにいらした際にお守りを新しいのと交換してもらえるということです。
「またご縁がありましたら」という言葉は仏教系の大学だったためかよく聞く言葉で好きなもののひとつです。「機会があれば」よりも事務的にはなく、「あ、そうだ行こう」という感じで再会をするような、拘束力はないけれどふわりとつながりを絶やさないいい言葉です。もちろんまたお参りします。できれば次回は坂東三十三カ所巡りの御朱印集めのついでに行きたいところです。

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よし、あとはもう一つのお寺妙福寺へお参りだ。まだ名物の藤の季節には早いけれど。歩いて行ける距離ですが、電車で仲ノ町駅で降ります。駅の隣にはヤマサ醬油の工場がみえます。見学ができないのが残念です。そのかわりに銚子電鉄株式会社の本社事務所の入り口は見ることができました。思えばYouTubeでみた事務所です。
そして駅横の車庫にはネットで情報のあった京王線を走っていた車両がみえました。ああ、覚えています、一枚扉の電車。閉まる瞬間がちょっと怖かったあの電車かあと懐かしく思いました。ちょうど小学校低学年くらいのころまで走っていた記憶があります。

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妙福寺の藤の花はやはりまだ早かったです。しかし枝ぶりの見事さや管理の良さはいい花がたくさん咲くのだろうなと想像に難くない風景でした。少し花が咲きこぼれていて、サービスで見せてくれたのかなと思いながら後にしました。

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お土産でやはり鯖缶と醤油にしようか考えていてお土産屋さんで思わぬものを見つけました。ひしおです。
見た目は味噌にみえますが、味や香りは醤油という調味料です。あぶった油揚げにひしおをのせて食べると幸せになります。やっぱり造っているところがあったのか。さすが醬油のまちです。鯖缶はお土産屋さんのばあちゃんお勧めの鯖味噌缶になりました。

しかしこの半日でいろんなところへ連れて行ってくれた銚子電鉄。また来るときは温泉も入りたいなあと思いながら、ほかの乗客からもじろじろ見られるくらいの大きな荷物を抱えて香取方面へ向かうのでした。

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次回に続きます。

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