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その113 ちょっとまて。情報と共に色々お土産が増えていく。。。(天華百剣と都内新撰組巡り⑤-2)

こんにちは。
前置きはさておき、続きから参ります。

⑬とうかん森

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石田寺を出たあと案内板を見ていて思ったのですが、とうかん森まだあったんだなあと思いました。
というのも以前なくなるという話を聞いたからでした。しかし、まだ案内板には消されず残っています。
ならばと向かってみました。

このとうかん森の北東方向に土方歳三の生家があったそうですが多摩川の氾濫の被害に遭い、現在の土方歳三資料館の土地へ移ったそうです。
「とうかん森」は漢字で書くと「稲荷森」です。文字通りムクと榧の大木の下にはお稲荷さんが祀られています。
いつも来ると、そこに足を踏み入れたらタイムスリップしてしまいそうな場所であります。

⑭土方歳三資料館 (和泉守兼定) 

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土方歳三の生家で、敷地内の一部が資料館になっています。
開館日は基本的に第一第三日曜日で、ほかの子孫のかたが開いている資料館も同じ開館日になっています。
ホームページのアクセスマップを見ていつも二度見しますが、事実世界中から土方歳三ファンが集う一大聖地です。一度日本語ではない女性がいらっしゃったのを覚えています。
この日はてっきり開館日ではないと思っていたら誠の幟が出ており(開館日は出ています)、饅頭屋さんがおいでおいでしていて入館しました。
饅頭屋さん曰く、入口の門柱は土方歳三が生前からあるそうです。

入るからには撮っておきました。お帰り感が漂う一枚になりました。

こちらには土方家が代々伝えていた石田散薬の道具から当時の周辺の様子の展示から始まり、土方歳三の直筆の書簡や愛用していた木刀、実際に身に着けていた楔帷子などの資料が展示されています。
特に土方歳三の毎年5月の命日に合わせて展示される和泉守兼定が人気で、その時には家を一周する勢いで行列ができます。

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この日は拵えのみ展示されていました。
最期の地まで持って行った愛刀は、鞘の傷や跡が残る柄の手形、何度も研ぎに出したであろう刀身に感じられます。

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あと開館日には高幡まんじゅうという饅頭屋さんがここ限定のまんじゅうを入り口横で売っているので、楽しみにしています。
そして饅頭屋さんに出てきたら買うことになっていました(笑)。
商売上手である。。。(。-`ω-)

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⑮日野本陣 (加州清光・大和守安定・鬼神丸国重) 日野市日野本町2-15-9

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甲州街道の宿場町である日野宿の本陣。都内で唯一残っている本陣建築だそうです。
この管理をしていた佐藤彦五郎の奥様が土方歳三の姉で、この関係が日野と新撰組を強く結びつけた交流の地となっています。

この敷地内には当時道場があり、宿場の自衛を考えていた佐藤彦五郎はこちらに井上松五郎の紹介により天然理心流の近藤周助を呼び、稽古をしていたそうです。
そのうち近藤勇や沖田総司、山南敬助が訪れるようになり、地元の土方歳三や井上源三郎との交流が始まります。
その交流がさらには日野と新撰組へと繋がっていきます。

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本陣内は撮影可とのことで、いろいろ撮ってみました。空調はありませんが、建物内を吹き抜ける風は気持ちよかったです。
この建物内の控えの間の一つが、函館から和泉守兼定を携えてきた市村鉄之助が政府軍からの逆賊狩りからかくまった部屋だそうです。

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一つ一つの部屋は本陣だけあり、豪華というよりか武家の家屋らしいすっきりと洗練された造りでした。
欄間などの明り取りの意匠はシンプルでありながら優美で、庭もどの部屋から見ても落ち着きのある景色でした。

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ちなみにこの本陣の裏に佐藤彦五郎新撰組資料館があります。時間的に行くことができませんでした。次回の課題にしておこう。

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あと天然理心流の奉納額が納められている八坂神社も行けずじまいでした。

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自分へのお土産には、本陣向かいの交流館で買ったピンバッジと缶バッジ、土方歳三資料館でサコッシュとクリアファイルを買いました。
かの土地へ来るたびに新撰組情報と共に増え行くお土産。。。特にお饅頭は一人暮らしには多すぎるので妹に救援要請を送りました。

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それにしてもいつ来ても、外国語のパンフレットが多いのがとても印象的です。ゲームの影響で海外からも日野へ訪ねてくる方が多いのだそうです。
思えば日野市のふるさと納税返礼品も新撰組がモデルのゲームコラボオリジナル品で好評だそうです。

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こうしてまた高幡不動駅駅まで戻り、自転車を返しました。
途中で渡る浅川は眺めがよく、この風景を新撰組の中核を担うメンバーも同じものを見てたのかなあと渡りながらいつも思います。

今日もお土産をぶら下げながらゆっくり渡っていきました。
次回は最終回、板橋宿。行ってきます。

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