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その98 いつかは見たいと思っていた野望。

こんにちは。
新宿中央公園に新しい施設ができたので、散歩がてら行ってみました。
そしてスフレパンケーキなるおしゃれなものを食べて、胸やけ起こしてしばらく動けなくなりました(笑)。
昔からクレープやチーズケーキの類を食べると、なぜか胸やけが起こります。原因は何でしょうかねえ。
「女はみんなチーズケーキが好きだ」と言い切った知人(男)に真っ向から反論したあの日を思い出した今日この頃です。

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先日玉川上水の上流を少し歩き、日本酒を買って帰りました。
嘉泉は私好みの、するする飲めるすっきりしたタイプのお酒でした。
また買いに行かねば( *´艸`)
あのとき取水口まで行くことができなかったのが悔やまれました。

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というわけで、後日リベンジしてきました。
今回は西武拝島線に乗り、拝島へ行くことにしました。久々に乗る西武線はまだ黄色でした。山手線からみえる西武新宿線は最近シルバーに青線や真っ青のラッピングトレインばかりで、見慣れた黄色い車体はもう走っていないと思っていました。
拝島に近づくにつれて、玉川上水が路線沿いに流れているのがみえました。車窓からみえる緑の並木道を次回は歩いていくことになるのでしょうか。

拝島駅でおにぎりを買い、今度は羽村取水堰まで約一時間かけて歩きます。
前回と同じベンチで昼ご飯を食べ、Google先生とにらめっこをしました。
今いるところのように遊歩道が整備されている個所と、住宅街の合間を縫うように道が走っている個所があります。
前回歩いた時に思ったことは、遊歩道ではない道の車通りが激しかったので気を付けて歩いていきたいところです。

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てくてく玉川上水になるべく沿って歩いていると、道沿いの建物や看板がまるでタイムスリップしたようなものがあちこちにみられ、車に気を付けつつも楽しんでました。
「大字」ってまだ東京にもあるんだなあ、とか、あそこの建物は以前茅葺きだったのかなあ、など楽しんでいました。上空には横田基地から飛んできたであろう様々な機体の飛行機が、色々な方向へ飛んでいくのを眺めました。中には青梅線の線路上を列車を先導するかのように飛ぶものもありました。

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玉川上水は福生あたりでは多摩川よりも高い位置に流れているような不思議な風景にみえます。しかし羽村からそのまま台地の上を通しているそうなので、そういう風に見えているようです。
上水沿いの村は多摩川ではなく上水から水を分けてもらい、田畑を潤していたそうです。そのほうが水を地形的に流しやすかったのでしょうか。前回行った田村酒造所の分水も水車を回し、野菜洗ったりや洗濯をしたり、田畑へ水を引き入れていたものでした。

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福生駅付近は車通りが多い道を歩道沿いに進み、田村酒造の近くの道から取水堰まで長い遊歩道になりました。
桜の季節は足早に過ぎてしまいましたが、新緑のまぶしい季節の道沿いはいい散歩道でした。橋の上からの上水の風景はまた涼やかで気持ちがよかったです。

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だんだん上水の幅が広くなったころ、拝島から歩き始めたときには遠い位置にみえた多摩川が近付いているのを確認できました。
さんざん大学の基礎講座で学んできた東京の地形、台地と崖線を再確認しつつ歩いた道も、広い土手道に変わってきました。(。´・ω・)ん?何か建物が?と思ったら、現在の取水口に到着しました。
羽村ポンプ所という小作浄水所へ多摩川の水を送り込む施設だそうです。今でもこの上水が使われてるんですね。
もう少しでゴールです。

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休憩してからさらに歩くとついに多摩川とぶつかりました。感慨深い風景でした。
そして、小学校のときから教科書に必ず出てきたあの玉川兄弟の銅像が。うわわわわわ、実物だあああああ、と感激のあまり様々な角度から写真を撮る不審な人になっていました(;^ω^)
小学校で玉川上水沿いに育つと、もれなくこの兄弟の話を授業で行うんですよ(現在は不明)。会いたかったよおおおお(≧◇≦)

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このテンションでの撮影からの取水堰である(笑)。
顔、にやっけぱなしで取水堰を見つめる不審者が現れる。かなり怖い風景ですわ。。。

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ところで、住んでいた地域が玉川上水沿いで終点という意味なのは、この上水、以前住んでいた地域を越えて現在の新宿御苑の大木戸門で地上の流れが終わり、地下に埋められた木の樋を通して江戸府内へ生活用水として供給されていったのです。
その地点から江戸の街の始まりなのです。
こうして玉川上水下流域の私は、小学校からの野望であった「玉川上水の上流にある羽村取水堰を見に行く」が達成されました。

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ようし、それでは行きますかと向かった先は、拝島にある石川酒造さんです。
祝い酒に地ビールと搾りたての日本酒です。酒蔵は改装中でしたが、事前に連絡したレストランは開いていました。
ちょうど八重桜が満開の庭の席で花見酒を堪能できました。
これはいい散歩の素敵な締めくくりになりました。

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次回はどの玉川上水の地域を歩こうか、考えたいと思います。
近くから行くか、遠くから攻めるか、悩ましいです。

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