その134 今しか見られない祭りを見ている。
こんにちは。
夏の終わりに北海道行くことにしました。航空券とホテルは先に押さえました。
憧れだった海沿いの電車と馬を見に行きます。
しかし、牧場へは免許を持っていないのでチャリンコでも行けるのかなあ。。。航空写真で見ている時点で絶景確定なので、ここを走ったら最高かなあと思っています。
ただ、ゴールデンカムイを読んでからヒグマ対策に悩む今日この頃です。
何すればいいんだろうか。これから調べないと。
毎年、五月のゴールデンウイークから東京では祭りが始まります。
神田祭、三社祭、山王祭と続いていき、各地域のお祭りもそれに合わせるかのように開催されます。
今年は三年ぶりに三社祭が開催されるという情報を聞き、見に行かねばと仕事場に休みを出しつつ準備をしました。準備といっても、神輿巡行のルートを携帯にデータとして落とす作業です。
最近は現地に行かなくても、町内会の掲示板に貼られている祭りの神輿巡行のルート地図がダウンロードできるようになっているので、事前に行って確認せずにできるのはすごく大きいです。
そんなこんなで当日です。ははは。予想通り寝坊しました(笑)。
それでもまだ間に合う。
地図のタイムスケジュールによると、初めは輿出しの午前6時、そのあと8時半から各町内を回り始めます。今急げば花やしきの向こう側の地域、かつての吉原のあった辺りで神輿見物ができる可能性がある。
実は、三社祭の神輿巡行は午前中に見物しようと計画をしていたのです。このお祭りの神輿巡行のルートは午前中は地元の住宅街地域、午後になると雷門周辺や六区などの繁華街方面を進むことになります。遅くなればなるほどかなりの人混みの中で見ることになることが予想されるから避けたいなあ、時期ですし、というわけで事前に用意していたモンスター(そうなることを予想して買っておいた)を飲みながら着替えて浅草まで急行しました。
ずっと地下鉄を乗り継いできたので、地上に出た時の真っ青な青空と太陽の光に目を細めてしまいました。いい天気で祭りのためか、今日は人が多い気がします。間に合うかなあと、不安に思いながら足早に目的地に向かいます。今日ほど浅草寺の境内広すぎるだろうと思ったことはありませんでした(笑)。歩いているあいだ、神輿に間に合うのか不安になりました。
浅草寺を突っ切った先、5656会館の前の信号機付近で人だまりがみえました。それと共に祭り囃子も流れてきました。
よっしゃあ、間に合ったぞう。喜んでから近くのジューススタンドで水分補給のジュースとトイレ休憩を取りました。その時に化粧が中途半端だったことが発覚。眉毛描いてなかった。。。まじですか。。。
冷静に描いてから店を出て、改めて神輿を待っていました。この辺りは住宅街なので足を運ぶのは初めてです。なんだか年配のご婦人方、浴衣の着付けがどの方も色っぽく艶めかしい。ダウンロードした地図と地形を確認しながら歩いているときに浅草検番を発見しました。ああ、そうでしたここですもんねえ、とご婦人の謎が解けました。しかし、いい目保養になりましたので、何かあったらまたここの辺りをふらつこうかなあ。
周りの方々を見ていたら、待望の神輿が来ました。
え?三基?三基で移動しているの?
戦艦が移動するかのように、一列に並んで進んでいます。コロナ対策のため神輿は台車の上に乗せられて移動しているのは知っていましたが、三基が同時に移動しているのは知りませんでした。確か一之宮、二之宮、三之宮の神輿が各地区で巡行するのが以前の流れでした。これってレアな風景かもしれないです。
そんなことに気づいたとき、おそらく例年なら神輿を担いでいるだろうおっちゃんの集団が酒を飲みながら一緒にその風景を見ていました。
これもまた普段ではありえない風景ではあります。
この神輿、例年ですと見るときに注意がありまして、町内会の法被を着ないで近づくと怒声が飛びます。それを無視しようものならこぶしを振り上げて向かってきます。けっこう怖いです。。。対策は一車線くらい離れて見ることです。
そんな神輿を間近で見られて、近くの法被のおっちゃんに「毎年ルートが変わるのはどうしてですか?」などの質問をしたりできる今年は滅多にない事態だなあと楽しみました。こんなに三基の神輿を眺められるのはある意味ラッキーでした。ばしばし写真を撮りまくり、動画も収めました。
三基のうち三之宮が近づいてきたとき、一斉におっちゃんたちが神輿を担ぐときの掛け声で盛り上がりました。ちょうど曲がりかどの地点、神輿を揉みだしたのです。この地区をいつも渡っていたのはこの神輿のようです。
あまりにも接近してきたのでびっくりして後ろに下がってしまうくらいでした。そのまま神輿は台車に乗せられながらも揉まれてゆっくり曲がって進んでいきました。
慌てていてその時は考えてなかったのですが、よく考えると三之宮の神輿を担いでいるような疑似体験ができていたのかとこれはまたラッキーな体験をしたのかと思ったのでした。
見終わった後は、神輿の後ろをついていくようにそこから離れるため移動しました。神輿は信号を渡ると三本締めを行ってました。次の町内会へ引継ぎされるのです。いつもなら神輿を渡す渡さないで喧嘩が起こる場面なのに、スムーズです。
そんな場面を眺めながら、一足お先に昼ご飯を食べて浅草を後にしました。ご飯を食べながら町内会の祭囃子の山車の音を聞きながら、夏が来たなあとビールを飲みつつ過ごすいいひとときでした。
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