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その103 路地裏にある静かな歴史。(銀座路地裏探検②)

こんにちは。
代々木公園にオリンピックのパブリックスペースを新たに作ると聞いてびっくりしました。
とはいえ自分が物心がついたころに比べると、色々整備されているので変わっていたのですが、今回のは拒絶に近い反対の気持ちが出ました。。。
小さいころからこの公園で遊び転んで泥まみれで帰って来た元野生児にとって、公園はわが生まれ故郷の風景の一つです。
集まるなと言っていたのに、何を作っているんだろうと連日の報道にハラハラする今日この頃です。

前回のまとめ。銀座に路地裏多いよ、楽しいぞ。

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銀座の小さな路地は、並木通りを中心にいくつかあります。そこを利用すれば、するりと銀座通りから並木通りへ抜けることができるのです。
時期的に人通りが少ないだろうと踏んできたものの、意外と人が歩いていてどうしようかと思いつつジグザクに路地へ行ったり来たりを繰り返しました。
何しろあみだくじみたいに進む予定で、一部の路地裏に至っては昼も薄暗いところもあります。不審者にみえないよう、「ちょっと散歩でふらふらしている人」という雰囲気をだすことに気を付けて歩きました。やましいことはそもそもございません。本当に散歩が目的ですしね(*´▽`*)

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前回でもふれていましたが、路地裏に面してビルの入口がある建物は夜になるとわかりやすくなります。
それはバーやクラブ、スナックの看板の明かりがつくため、「ここ、入っていいんだな」とわかるためです。定食屋さんは手書きの看板が路地の入口に出ているので、よく見ればわかります。
しかし、昔に比べて路地裏の看板はほぼなくなりました。ビルの改築により、入り口の変更がされたり、お店がたたまれてしまったところもあります。

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高級ブティックや星付きレストランのある並木通りに静かに伸びる路地は、通り抜けるたびにタイムスリップしているような錯覚をおぼえてしまいます。
路地裏にかかる古びた看板やポスターを歩きながら見ていくと、博物館のようなものも見つかることがあります。
写真に収めたい風景ではありますが、一部の路地は狭くて人がたびたび通るところもあるので戻ったり、居なくなってから撮るしかないです。そんなことをやっているので、不審者に見られるんでしょうねえ。。。( ;∀;)

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自粛中に図書館から借りてきた本などを参考に路地を入ったり出たりを繰り返し、昔働いていた記憶と共に歩きつぶしました。
一部の路地はビルの改築によりなくなりそうなものも見られました。
まだなくなる前でよかったと、慌てて歩いて写真に収めていました。以前すすめられたお寿司屋さんは、閉めてしまったようで静かでしたが、まだ建物が残っていたので写真にまた納めて。。。をひたすら繰り返していました。

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私が働き始めた時点よりも、さらに風景が変わりつつある銀座4丁目から8丁目界隈はどう変わっていくのでしょうか。
暗がりにぼんやり天井部に灯る小さなスナックやバーの看板と、その下を「遅れますよー」と言いながら大きな荷物をいくつか持って現れる黒服のお兄ちゃんときらびやかなドレスのお姉さん。
袋小路の路地裏でたばこを吸う、バーテンダーや板前さん。
そんな路地裏のお稲荷さんに、買い出しで一緒に買ってきたであろう油揚げを供えてお参りする大将。
母とは違う、働いている人がみることができる銀座を思い出しながら歩き通しました。

次回に続きます。

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