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その120 蜘蛛の巣と蚊の群れの向こうに納経所を見た!?(秩父札所巡り横瀬町編 二番真福寺〜二番納経所光明寺)

こんにちは。
緊急事態宣言が解除になり、以前の生活に戻りつつあります。
戻ったときにと以前は遅くまで起きていましたが、最近あることに気づきました。
遅くに寝ないのではなく、眠れないのかと。仕事場の緊張感が張っていただけで、色々グダグダするからだと思っていた今日この頃です。

前回のまとめ。秩父札所巡りが始まった。しかし振り返っても誰もいない。

その問題となった二番札所への道から始まります。

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ん?なぜ来ないのかな?

何しろ四萬部寺にはこれから歩くぞ風の装いをした奥様の集まりが4・5組いたからです。そういえば車で巡礼する人も多いのでそのグループなのかな?
しかしそのグループは、ひとグループ5・6名いたはず。。。じゃあ、あのグループは札所巡りグッズを買い込んでどこへ行こうとしていたんだろう?

謎が深まるばかりです(笑)。

ちらりちらりと振り返りつつ、どんどん道は山道に入っていきました。

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この巡礼路はGoogle MapとEarthでどんな雰囲気なのか確認してましたが、実際歩いてみると急坂の続く人の気配のない苔むすかなり寂しい山の中の車道でした。確かに一人や女性の方は注意と書かれて当然です。
しかし私の後にはあの婦人たちが後から来るから大丈夫(*´▽`*)
。。。大丈夫か?

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当初レンタサイクル借りられたらここを電動付きチャリンコで走る予定でしたが、歩きで良かったかもしれません。こんなに坂が続くとバッテリーがすぐに上がりそうです。

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ふと道路の横をみると、谷側は斜面というよりは崖でした。ガードレールがないので、車が来たときは山側へ避けるのが必須です。
そういえば四国のお遍路さんの道でこういう道ってなんて言っただろうか。確か「お遍路ころがし」かと思い出しました。
しかしここは「お遍路ころがし」と言うよりは「お遍路突き落とし」かもしれない。。。
脳内に真っ逆さま、さー!まー!にー!。。。とエンドレスでBGMが流れ出しました(๑•﹏•)

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人気も車の音のない山道の巡礼路と証明するものは、たまに道端で見かける立て札のみ。
かなり不安になりながら歩いて約40分後、かなりの高さを登った先に人影が。。。
どうやら二番札所の近くに駐車場があるので、そこから来た学校の生徒たちのようです。
「こんにちはー」と挨拶されたのですかさず挨拶し返しました。

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やっとたどり着いた二番真福寺。
この納め札はたどり着いたところで書いて出すべきか、ここでまとめて巡礼予定のお寺分書くか悩みました。
結果、着いてから書く方針にしました。ちょっとした休憩にもなります。
用意しておいた筆ペンが活躍してます。
やはり禅寺ではありますが、お堂の周りを素敵な彫刻で飾られていました。

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しばらく息を整えてから、二番真福寺をあとにしました。
二番納経所までは地図上ではかなりの高低差で、つづら折りの道になっています。
お昼ごはんはその辺りで食べようかなと思いつつ、坂をてくてく歩いていきました。

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その途中で朽ち果てた巡礼道の標識が途中で見つけました。
この標識はずっと道沿いにあったのですが、ここのは車道と反対方向のけもの道のような方向を指しています。
急いで先程買った札所巡礼地図を確認すると、どうやら古巡礼道の模様。この地図の長所は古巡礼道と古い道標の場所が記されているところです。

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ならば歩こうと入った途端、正面から蜘蛛の巣かぶりました。。。(笑)
かなりの長い間人が入ってないな、この道。。。
そしてひたすら横切る虫や蚊の羽音。「獲物きたー」って思われてます、確実に。
トドメは目の前に蚊の群れが道を阻み、草が道の段差をカバーしているのでどのくらいの窪みがあるか見当できない地点。
写真を撮りつつ息を整えて、一気に駆け抜けました。下り坂でコケて怪我する危険もありましたが、ここから一刻も早く去りたかった気持ちが圧勝しました。

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抜けた先はつづら折りの車道をショートカットした形で出ることができました。
古巡礼道はこの先もこんな感じなのだろうか。。。だとしたら、今度は巡礼仲間を集めたほうがいいのだろうかと考えながら納経所へ歩いていきました。

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それと同時に考えていたのは、やっぱり四番札所を回ったあとは必ず新木鉱泉でひとっ風呂浴びようでした(笑)。
こうして川口探検隊のナレーションを思い出しながら、二番納経所光明寺に到着したのでした。

スローペースですが、続きます。

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