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その102 暗闇の中からひょこっと。(銀座路地裏探検①)

こんにちは。
もう梅雨が始まっているようで空を眺めつつ、晴れたら高尾山行きたいなあと思っています。
もみじ苺を食べながら山登りたいし、6号路の沢蟹ってまだいっぱいいるのかなあと、この時期の高尾山は登るのが楽しいイベントが多いんですよね。
小学校時代に毎月1~2回は登っていたおかげで、高尾の四季の移り変わりがカレンダーを見ているだけでわかるようになりました。
今日も空と天気図を眺めて考える今日この頃です。
山登りが好きな人にみえそうですが、第一の目的は寺社にお参りに行くためですからね(軽登山装備しつつ)。

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前回のまとめ。母、めったに行かない銀座に詳しすぎる。
余談ですが母は質問を振ると、歌舞伎、映画(も招待券たくさん貰っていた 笑)、皇室、クラシック音楽関連(これは住み込み先の環境らしい)もなぜか詳しかった。。。
引き出しが多すぎだよ(; ・`д・´)

ということで、日比谷へ本を返しに行ったついでに銀座を歩いてみることにしました。
そういえば、帝国ホテルからJR新橋駅までのガード下がきれいになったんだっけ。あとで行ってみよう。
今日は4丁目から8丁目までにしておこうかな。

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この地域は私が働いていた地域でした。
銀座通りと外堀通りに囲まれた地域は、各種飲食店とクラブ(ママさんやきれいなお姉さんがいるほう)の密集した地域です。
表通りはいつもきらびやかな雰囲気ですが、裏は昭和の空気すら感じるレトロな街並みだったりします。下手をすると100年選手のビルもいるとのことです。
また車は一方通行だらけなので、裏通りに入ると目的地に着けないお客様がいるのも日常茶飯事でした。
昼は静かですが、午後六時を過ぎると人と車の流れが出始めて、ネオン看板がビル横に輝く街に変わります。

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路地裏探検をするきっかけになったのは2つありまして、一つは豊岩稲荷の存在でした。
銀座7丁目にあるこのお稲荷さんは、仕事場の近くにありました。細い路地裏にあるお稲荷さんは毎日お参りする人が絶えないところで、いつも油揚げとお稲荷さんが供えてありました。
夕方の仕事始めあたりには、近くの寿司屋の大将やママさんが今日の営業祈願に手を合わせている姿をたびたび見ました。
このお稲荷さんの参道に特徴があり、それが路地裏探検のきっかけになりました。

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もう一つは、あることから裏路地の存在を知ることになったことでした。
仕事が早く終わった日(と言っても午後8時くらい)、この街が生き生きしている時間なので遠回りしてそれを眺めながら帰ろうと、いつもとは違う道を行った時でした。
突然道横の暗闇の中から突然、人が出てきてびっくりしました。その時現れたのは黒服さんにエスコートされた、きらびやかなドレスのお姉さんでした。
え?( ゚Д゚)ここ、通れるのか。。。
うわ、今度行ってみたいとその時思ったのです。

ところで、この銀座界隈のビルには、改装したビルにある特徴の造りをほどこしてあるビルが多いことをご存じでしょうか。
ちょっとしたクイズです。お判りになりますでしょうか。

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正解は「裏通りへ通り抜けができるビルが多いこと」です。
気づく人は少ないですが、銀座界隈はこういう造りのビルが非常に多い地域です。それはなぜでしょうか。
その理由は「そのビルの横には古くからの生活道路があるため、その道を消さないようにしているため」です。

そういった構造のビルの通り抜け部分は、明治時代の煉瓦街時代、江戸時代の長屋の路地裏の名残りだそうです。たまにここは通り抜けしていいのか?という狭い道が存在しますが、そこは一応通り抜けができるよう舗装されていることが最近は多いです。
え?いいの?という道はよく路地左右のビルを観察していただくと、その細い路地に面してビルの入口がある建物が多いので、それで判断して通ってみてください。その道は生活道路です。

長くなるので一旦ここで切りまして、次回に続きます。



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