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その104 今まで見たことがなかった裏側。(銀座路地裏探検③)

こんにちは。
どうやら代々木公園のパブリックビューイングは中止になったとニュースがありました。よかったよかった。
今度明治神宮へ行くついでに代々木公園も行ってみようと思います。
昔と変わらないところもあるのですが、小さい時よりも樹々が立派になっているので変わっているでしょうね。
変わらないのは、ドングリを大量に集めてドヤ顔しながら帰るちびっこ軍団でしょうか。
拾ったシイの実を家で炒って食べた記憶がよみがえる今日この頃です。
ははから食べ方教えてもらったのに、白い目で見られたのはなぜだろう。。。(ちゃんと全て食べましたよ)

前回のまとめ。路地裏なくなりそうだなあ。

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今回の路地裏探検で参考にした本があります。

「銀座を歩く 江戸とモダンの歴史体験」 岡本哲志 学芸出版社
「史跡と建築で巡る 銀座の歩き方」 花房孝典 ダイヤモンド社

図書館で見つけた本を参考に、付録の地図と比べながら歩いてきました。
やはり、路地裏もなくなりつつあります。
これらの道は古くから銀座で働いている人や住んでいる人(実はかなりいらっしゃいます)がご存じで、大半の方には通り過ぎてしまうような道です。
たとえビルになっても、路地を残そうとしている地元のかたの努力を感じずにはいられません。

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路地だけではなく、建物も何十年と変わってないようです。初めて働き始めたころ、銀座六丁目から七丁目で椎名誠の私小説「銀座のカラス」にあったお店が未だにあってびっくりしたことがあります。小説の時代設定は70年末から80年代初めの銀座だったのに。。。
現在もまだありました。日曜日に歩いていたので開いてませんでしたが、建物はそのままでした。

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歩き倒して帰ろうと思ったとき、最近で来たJRのガード下を歩いて帰ろうと遠回りをしました。
銀座から日比谷へ向かう時よく考えてみると、道路というか建物の区画の大きさの違いに気づきました。
元は外堀を挟んで立ち並ぶ大名の上屋敷と町人の長屋。
参考文献を読んだおかげで、改めてこの地域の区画を意識できます。

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新幸橋からガード下に入ります。
この橋の片隅にMKタクシーの車庫があり、いつもベンツのハイヤーがずらりと待機していたのを思い出しました。車庫は変わらずありましたが、さすがに今日はありませんでした。
去年の9月からできた「日比谷 OKUROJI」という商業施設です。ちょうど帝国ホテルから東京電力横のガード下がきれいに改装されたのです。
新幹線などの鉄道の高架を含めてとても広い空間になっていました。

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入ってみて素敵だなあと思ったのが、煉瓦の高架の裏側がしっかり見ることができたことです。東京駅と同い年にできた高架は、あまり注目されていなかったのでかわいそうな存在でしたが、こうして施設として利用してもらえてよかったなあと思います。
元々このガード下は店舗が入るよう作られているそうで、こうしてまた活躍してもらえるのはいいですね。

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それにしても、この高架の煉瓦の組み方がすごいんです。建築のことは全くわからないのですが、100年以上前に造られたものが今でも現役で見ることができること。静かに支えていますがすごいことです。
今は開いている店舗がほぼなかったので、これをいいことに高架の煉瓦組みを一つ一つ眺めながら家に帰りました。

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次回は晴海通りを挟んで反対側1丁目から4丁目までをうろうろしようと、また本の中の地図を眺めながらルートを考えていました。

次回に続きます。

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