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4月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が4月に読んだ本まとめ。
 簡単な感想があったり、なかったりします。

42冊目『薔薇のマリア〈2〉壊れそうなきみを胸に抱いて』十文字青

 胸糞の悪さが一級品。学生時代はピンパーネルが推しだったんですが、大人になってから読むとトマトクンいいな……。

43冊目『怪人デスマーチの退転』西尾維新

 西尾維新の文章って淀みがないんですよね。書いてる方もすらすら、さくさく迷うことなく書いてるんだろうなぁって想像できるというか。トンチキ人名にはいまだ慣れません。

44冊目『後宮の検屍女官3』小野はるか

 後宮もので唯一、面白いと思ってシリーズ追ってる作品。参考文献に『検死ハンドブック』と『死体の視かた』があるだけで信頼できる。
 弟が亡くなった時に「遺体の損傷が激しくて顔すらも見せられない」と警察にも葬儀屋の人にも突っぱねられたのですが、墓荒らしならぬ棺荒らしでもして意地でも見ておけばよかったな、と最近思います。命日が近くなると、毎日のように夢に出てくるんでね。

45冊目『サーカスから来た執達吏』夕木春央

 夕木春央には一生、大正ものだけ書いていてほしい。『方舟』も面白かったけど、やっぱり大正時代の不自由な推理小説が好きなんですわ……。

46冊目『街とその不確かな壁』村上春樹

 新刊が出たら必ず読むってほどのファンではないのですが、あらすじが面白そうだったので。前作『騎士団長殺し』を読んでいないので、『1Q84』以来の村上春樹。
 電子版と迷った結果、辞書みたいに分厚い紙の本で買ったのですが、とても良い。引っ越しの時に手間取るから電子書籍に移行したけど、やっぱり紙の本が好き。
 話自体は面白かったんですが、村上春樹の書く女性があんまり好きじゃない。中年のおじさんが理想を詰め込んで作った女の人って感じ。

47冊目『悪逆大戦 地獄の王位簒奪者は罪人と踊る』綾里けいし

 綾里けいしってこんなあっさりした文章書く人でしたっけ? 村上春樹のこってりした文章を2週間かけて読んだ後だったからそう思ったのかもしれないです。1時間半くらいで読み終わりました。

48冊目『上海灯蛾』上田早夕里

 こういうと語弊がありますが、中国マフィアと阿片が大好きなので青幇の文字を見た瞬間に即決で購入。1900年代初頭の中国と日本にはロマンが詰まってる……。


 今月は7冊で終わり。いや、村上春樹がめちゃくちゃ長かった。ラノベ3冊分はありました。『1Q84』と同じくらい面白かったです。
 5月は49冊目からスタート。このペースで本当に年内200冊読めるのか??

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