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1月に読んだ本まとめ【年200冊読む】

 Kindle Unlimitedがなければ、とっくに破産している本の虫が1月に読んだ本まとめ。
 簡単な感想があったり、なかったりします。

1~8冊目『No.6』あさのあつこ

 1巻は12月に読んで、2~9巻を1月に一気読みしました。
 中学生の頃は、はやみねかおるが大好きすぎて、あさのあつこをまったく読まなかったんですが、良いですね。これまで読んでこなかったことを後悔するくらい。
 登場人物が、みんなちょっと毒があるのに憎めないんですよね~。
 全9巻というと大ボリュームに思われるかもしれませんが、実際は1,400ページくらい?貴志祐介の『新世界より』全3巻より少し長い程度です。

9冊目『ノワールドール』古樹佳夜

 設定は面白かったんですが、文章があまりにも単調で1巻を読み切り、2巻を半分読んだところで挫折しました。
 Webライターやったことある人なら分かると思うんですが、クライアントによっては「同じ語尾の連続は2回まで」ってレギュレーションもあるくらい、同じ語尾の連続って読んでいる側のリズムを崩して、文章を台無しにするんですよね。
 『ノワールドール』の編集者は読んでて気にならなかったんでしょうか。まさか通読なしで出版しているとは思えませんが……。

10冊目『わたし、二番目の彼女でいいから。4』西条陽

 頭空っぽで読書したい時に、ちょうど良いです。
 わたしは1巻からずっと、圧倒的に早坂さん派なんですが、行く末はいかに。(5巻まだ読んでない)

11冊目『ノエル』丸木文華

 わたしの人生と性癖を狂わせた丸木文華。
 丸木先生の大正~昭和初期の話は強い。退廃的で仄暗い感じが最高。

12冊目『MAMA』紅玉いづき

 『ミミズクと夜の王』の衝撃を忘れられず、定期的に先生の著書を漁っていますが、いまだ超えるものを見つけられていません。
 紅玉先生は電撃文庫より、講談社タイガとかメディアワークスのイメージが強い。

13冊目『たった二人で世界を裏切る。犬のような彼』丸木文華

 女性優位シチュ大好きマンなので、めちゃくちゃ期待して買ったんですが、うーん……。もっとぐっちゃぐちゃしたものが読みたかった。
 ティアラ文庫だったせいか、丸木先生の毒気が薄め。ソーニャ文庫あたりで書き直してくれませんかね?

14冊目『世界の終わりの庭で』入間人間

 途中、んん?と思いながらも完走。入間人間の特徴でもある軽快な文体が読んでいて楽しい時と、まどろっこしいなぁと思う時が交互に来る。
 みーまー完走できなかったので、実はこの文体苦手なのかもしれない。

15冊目『死者殺しのメメント・モリア』夢見里龍

 漢字とひらがなの使い分けが独特。絶対ルビ必要でしょって漢字に振られてなかったり。あと「双眸」って単語50回くらい読んだ気がする。字面も音の響きもかっこいいけど、何回も使われると、ちょっと飽きる。
 なぜか読んでるうちに乙女解剖のMV思い出しました。肋骨つながりで。

16冊目『聖女ヴィクトリアの考察 アウレスタ神殿物語』春間タツキ

 個人的に、主人公が何らかの能力持ちで、役立たずだと思われていたのに結局無双する話が苦手。ですが、この小説の主人公ヴィクトリアの能力は最後まであまり実用性がないし、強化や覚醒もしないし、無双もしなくて、高評価でした。
 能力に頼らず、あくまで自分の力で事件を解決しようと頑張る主人公がとても良い。
 2巻も出てるっぽいので、そのうち読みます。

17冊目『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ 2』小川一水

 SF×漁師×百合。
 かなり前に買ったのに、大事に温めすぎて1巻の内容を忘れかけていました。
 本当に良質な百合に、説教くさくないジェンダー論が刺さる。女は結婚して子どもを産むことが人生の幸せとか、クソくらえって感じ。
 まだまだ話が続きそうなので3巻楽しみにしています。

18冊目『華氏451度』レイ・ブラッドベリ

 巻末の解説では『アンネの日記』にまつわる事件が取り上げられていましたが、わたしが読後に思い出したのは『ちびくろサンボ』と『はだしのゲン』でした。
 あらゆる事情で消えゆく本。わたしの頭の中には、何冊入っているだろう?

 というわけで、1月は18冊でフィニッシュ。あさのあつこが読みやすかった分、かなり冊数いったな、という印象。
 2月編は19冊目、ポイント40%還元につられて買った西尾維新から始まる予定です。

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