【タブーの3つの聞き方】:①「思い込み、決め付けの聞き方」
日本語はかなり厄介である。句読点が入るか否かで意味が全く違ってしまうことがある。
これは私の体験談。部下に昨年の資料を見て、今年の資料を同じように準備するように、指示して、外出しました。
外出先から帰社して、先程指示した部下に「資料できた?」と尋ねると、「見てないんです!」「何考えているんだ!」と私。
部下によく聞くと、「見たのですが、見当たらなかったのです!」という意味だったのだ。💦
「見て、ない」という話し方では、あまりにも言葉足らずで、「見てない」と「見たけど、無かった」とでは、意味が全く違ってしまう。
また、ここで忘れてはならないのが、聞き手の「聞き方」。
たとえ部下が「見て、、、ないんです!」と間を取ったとしても、「上司」という立場上、自分の指示を実行してないと思い込み、決めつけた聞き方だったのだ。
このように、「先入観」を持って聞くと、話し手の話を正確に聞くことはできないのだ。
この聞き方は、海外では「Cynical Listening」と言われ、タブーの聞き方とされているのだ。
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