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オンライン時代に求められる話し方⑥「短時間で準備と発表ができる説明のコア・スキル」

 オンラインに限らず「人の話は聞けて3分!」と言われるくらい、長い話では、聞き手は話し手の話に集中できません。まして音声と言語情報だけのCLUBHOUSEなどの時の話し方は「短い時間で簡潔に、わかりやすく話す」ということが求められます。

 そこで、短時間ですぐに準備ができて、すぐにわかりやすい話ができるオンライン時代に不可欠「説明のコア・スキル」をご紹介したいと思います。

 とても簡単に覚えられて、すぐに実践できて効果があがります。ポイントは3つです。結論から言うと、⒈「定義・概念」⒉「理由・根拠」⒊「対策・方法」です。違う言い方で表すと「〜とは、なぜ〜、どのように〜」という展開で準備してアウトプットするだけです。

 例えば、“コア・スキル”で「説明」について説明するとしましょう。

⒈「定義・概念」:「説明とは、相手の知りたい箇所に焦点を当て、わかってもらうことを目的としたコミュニケーションの機能のことです。」

⒉「理由・根拠」:「なぜ説明が大切かという理由の一つに挙げられるのは、情報時代において、聞き手の“なぜ?どうして?”という“知りたがる権利”に対して応えて行かなければならいからです。」

⒊「対策・方法」:「その方法の一つとして効果的なのが“コア・スキル”です。“〜とは、なぜ〜どのように”というポイントで準備して、この順番で説明していけば、すぐにわかりやすく簡潔な説明が実現できるのです。」

 いかがでしょうか?実際に説明してみると、この“コア・スキル”の効用を実感していただけるかと思います。まずは、自分の身近な対象や現象や考え方などを“コア・スキル”を使って説明してみましょう。

 特に「〜とは」の「定義・概念」のところを「簡潔に表現」できているかどうかをチェックしてみると良いです。なぜなら、「簡潔に表現できない」としたならば、そのことについて「自分自身がきちんと理解できていない」と言えるからです。そして、自分自身がしっかりと理解できていない内容は、相手にわかりやすく伝えることはできないからなのです。

 そして上記の“コア・スキル”は「3点法」を使って表現すると、さらにオンライン時代に適合する話し方となります。

 例えば次のような話し方です。「今日は説明について3つのポイントをお話しします。まず項目を申し上げます。1番目は説明とは何か?という定義です。2番目はなぜ説明が重要なのかという理由です。そして3番目は、どのようにしてわかりやすい説明が実現できるのかという方法です。」

 このように「3つのポイント」の項目を先に伝えておけば、途中で途切れたとしても、再度合流した時に、「今どの部分を話しているか?」ということがすぐに理解できて、迷わずにすみます。

 説明の仕方としても、3点法で項目を先に述べて、その後に具体例等を入れてさらにわかりやすく説明するなどの話し方をすることで、説明にメリハリが出て、聞き手を飽きさせないで話を続行することができて、結果的に ができるのです。

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