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2023/12/19 AMBIENT KYOTO 2023

・朝目覚め、ゆっくりと朝ごはんを食べて出かける。

・嵐電や地下鉄、バスを乗り継ぎ、1時間弱かけて山にある京都精華大学へ行った。あぁ、遠いな。この大学に通っていた頃はあまり思った事ないけれど、普通に遠い。

・到着してすぐ学内のギャラリーへ向かい、開校55周年の展示を見に行く。ギャラリーがあるのは全く知らない最近出来た新しい建物だった。

・展示鑑賞後、広報課の方へ。去年今年と2年間、オープンキャンパスのポスターやDMで使われるイラストを描く仕事を頂いていたので、そのお礼も兼ねて軽く挨拶をした。

・イラストコース(僕の出身学部)の教室のある建物へ向かい、先生にも挨拶できたらなぁと思っていたが、あいにくスタッフルームは誰もいなかった。アポ取って来たらええやんって話だけど、それはちょっとめんどくさいのだ。

・特に他にも用事は無かったので、部室棟の方だけ軽く見て帰る事にした。かつて拾ったベンチやロッカー等か無造作に置かれていた写真部(僕の出身サークル)の暗室の前は綺麗に片付いていて、少し寂しかった。学内全体として、知らない建物が出来てたり、小綺麗になってたり細々と変化はあるものの、通りがかる生徒の雰囲気とかは当時のまんますぎてなんだか安心感があった。

・結局「誰か偶然知ってる人に出会って思い出話に花が咲いたりしないかなぁ」というほぼあり得ない僕の期待が叶うわけもなく、普通にそのまま母校を後にした。凱旋と呼ぶには随分とひっそりとした訪問であった。

・地下鉄に乗りしばらく揺られ、丸太町駅へ。そう、今回の帰郷の1番のイベント、『AMBIENT KYOTO 2023』の展示を見るためだ。今回は展示会場が2つあり、その1つが丸太町駅付近にある京都新聞ビル地下であった。

・“京都新聞ビル地下“は京都新聞の印刷工場跡地であり、当時の雰囲気を残したまま残っている大きな空間だ。国際写真祭の時にもここが使われたりしていた。今、こちらの会場では坂本龍一と高谷史郎による『async - immersion 2023』という展示が行われていて、大きなスクリーンに映し出される映像に合わせて坂本龍一の音楽が立体的に響き渡っていた。

・何かが分かったとか、感動したとか言うつもりはないけれど、なんとなく居心地が良くて気付いたら1時間くらいぼーっと観てたな。良い展示だった。

・電車にまた乗り、今度は京都中央信用金庫 旧厚生センターという建物へ行った。こちらの方の展示会場では、Cornelius、バッファロー・ドーター、山本精一らの作品が体感できる。新聞ビルほどデカくはないけど、色々な作品が観れて面白かった。

・特にCorneliusと高田政義の 『霧中夢 ーDream in the Mistー』というインスタレーションは凄かったな。文字通り部屋に少し先の人すら認識できないほどの霧が満ちていて、音楽に合わせて照明の色が変わったり点滅したり…というやつだ。目を開けて前を見てるのに、“自分“というものがどんどん溶けて無くなっていく感覚があって楽しかった。

・Corneliusの事、特にそんなに好きというわけではなかったけど、今回の展示でとても興味が湧いたな。やはり良い環境で聴くと気に入る音楽というのはあるようだ。

・家に帰り、何故か実家にあるNARUTOを少し読み返す。やっぱ少年期の話はどれも抜群に面白いね…。おやすみ。

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