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2023/8/13 おもひでぽろぽろ

・暑い…死ぬ…。外出た瞬間「死…」って思った。幾度となく書いてる気がするけど、間違いなく去年より遥かに暑いよね今年。地球温暖化ヤバすぎる。水位の上昇とかする前に普通に暑さで人が死ぬ。

・今日もバイト先は忙しかった。お盆って家で親戚で集まってワイワイとかじゃないの???めっちゃ店くるじゃん…。

・帰って充電が切れたように爆睡し、起きて映画を観た。

・『おもひでぽろぽろ』というジブリ映画を観た。高畑勲監督。やっぱこの人の作品好きだなって思った。表現のコミカルさに対して、あまりにも“痛み“の感覚が生々しすぎる。

・OLが過去の事を回想しながら田舎旅をする話なんだけど、この思い出す過去のエピソードがどれも別に全然楽しい思い出でもないのが凄かった。むしろ、言いたい事とか、不満とか、そういうものを周りの抑圧で押し殺してきた苦しい記憶が大半で、観ててこちらも胃がキリキリとした。

・でもやっぱ人生ってそうだよな〜ってなる。『STONER / ストーナー』を読んだ時にも書いたけど、日々って煩わしさと妥協の積み重ねだ。ミクロな視点で見ると悲劇的とすら思える人生だ。でも、それでも美しいのだと、肯定したくなる。『おもひでぽろぽろ』もそういう作品だったな。

・とにかく絵が良かった。キャラも良いが、何よりも背景美術が格別に良い。その良さそのものが彼女の人生、この世界への肯定に思える程に美しい。“人生ってこんな感じだけど、せめて美しく着飾ってやろう“という作り手の気概を感じる。

・あとやっぱラストが素晴らしかったな。車に乗り、過去に別れを告げ、同級生や自分自身もを振り切って行く。それは輝かしい前進ではあるのだけど、やはりどこか切ない。それでも行くのだ。それがあなたの人生だ、と。そういうラストだと思ったな。音楽の良さも相まって涙が出た。

・最後に笑顔でも涙でもなく、ただ無表情でそれを見送る少女時代の主人公の表情、絶妙だ。

・『かぐや姫の物語』を観た時も思ったけど、やっぱ僕高畑勲監督の作品が好きなのかもしれない。他のも観たいな。最寄りのTSUTAYA閉まっちゃうからより観づらくなるだろうけど…。

・明日は久々に何も無い(絵の仕事はある)休日。何をしようかな♪

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